タスキメシ・シリーズの三冊を読む2023/05/15



紫陽花の季節が近付きました。
普段は目につかないのに、何故か雨が多くなると紫陽花が目立ちます。


他の場所の紫陽花は小さいのですが、ここの紫陽花はもうこんなになっています。
紫陽花も日当たりが関係するのかしら?それとも水はけがいい、悪いが関係するのかしら?



「タスキメシ」とは何だろうと思うかもしれませんが、「タスキ」と言えば…。
そうです、駅伝です。
駅伝にかかわるお料理のお話だと思って読んでみましたが、一巻目以降それほどお料理のことは出てきません。
どちらかと言えばスポーツに関わる人たちの熱い思いを描いた作品です。

『タスキメシ』
眞家早馬は茨城県の私立神野向高校三年生。
陸上部で長距離選手として期待されていたが、昨年の冬に右膝を剥離骨折し、手術を受けた。
リハビリをしているが、仮に競技に戻れるまで回復しても、その頃には三年生は引退だ。
そんなことなど色々と考えていると、やる気もでない。
そんな彼に担任の生物教師・稔が料理研究部の井坂都を紹介する。

早馬の家は母親が亡くなってから家事は祖母がやってくれていた。
しかし昨年の九月に祖母が腰を痛め、伯母の家で介護をしてもらうことになり、それ以来家事は早馬と父が担当している。
一学年下の弟の春馬は甘やかされて育ったせいか、偏食で小食。毎日コンビニ弁当を食べる始末。
陸上部に入り活躍していて自分より見込みがありそうなので、早馬は春馬の偏食をどうにかしたいと思っていた。
都はそんな彼に色々と料理を教えてくれる。

陸上部部長で親友の助川とライバル校の藤宮たちは、早馬が競技に戻って来るのを待っていた。
しかし早馬は競技から引退したその先を考え始めていた。

『タスキメシ 箱根』
高校卒業後、眞家早馬は日本農業大学応用生物科学栄養科学科に入学し、陸上部で長距離走に励み、卒業後は管理栄養士として病院で働いていた。
しかし夢を諦めきれない上に上司とも馬が合わず、仕事を辞め、紫峰大学の大学院でスポーツ栄養学を本格的に学ぶことにする。

紫峰大学駅伝部は寮の管理人で栄養士の資格を持ち食事を作ってくれていた男性が退職してしまい、代わりの人をさがしていた。
たまたま早馬のことを聞いた駅伝部の監督が、栄養管理兼コーチアシスタントとして箱根駅伝出場を勝ち取るために協力してほしいと、早馬を駅伝部に勧誘する。
早馬は引き受けることにする。
だがそんな彼を駅伝部キャプテンの四年生・仙波千早は受け入れられなく、ことごとく反発する。
しかし…。

『タスキメシ 五輪』
仙波千早は大学卒業後食品会社に就職し、食堂運営部門に配属され、オリンピックの選手村食堂プロジェクトの一員となる。
裏方として世界のアスリートたちを支えていくようにと任された仕事だったが、やがてその中に、使命感や尊さを見いだしていく。

井坂都は就職した和食料理店が閉店することが決まり、選手村のスタッフ募集に応募し、採用される。
眞家早馬は大学院を卒業後、正式に紫峰大学駅伝部のコーチとして雇われる。
春馬は東京オリンピックのマラソン代表になれなかったが、次のパリを目指し、世界陸上へ。
一方助川と藤宮は…。

主人公が一貫して同じ人ではなくて、それがちょっと残念でした。
特に三作目は早馬がオリンピックのマラソン選手になった誰かを管理栄養士として支えていくお話だと思って読んだので、裏切られましたわ、笑。
私、早馬君推しなんです。

ホント、東京オリンピックって何だったんでしょうね。
あの時の異常な雰囲気を思い出しました。
関わった人たちにとっては思い出深いんだろうなぁ。
でもその後に色々あったし…。

「タスキ」からちょっと外れちゃったけど、それなりに面白かったです。
オリンピック選手村の食堂のことでわかったことは、一日四万五千食を二十四時間体勢で提供し、大会期間中の提供量は八十万食の予定だった。七百種類の料理を二千人近いスタッフで均一に調理し、餃子がとにかくすごい人気だったなどなどww。
や~、よくやれましたねぇ。すごいです。
オリンピックの選手村のお話だけでも一冊の本になりそうですね。
アラ、オリンピック選手村の食堂のお話で、前の二冊の記憶がどこかに行ってしまったわ、笑。


<今週のおやつ>


母の日にちなんだカーネーション柄の缶に入ったクッキーです。
この缶、使えそう。

体重はほぼ戻りましたが、運動が思ったように出来ず、減量できていません。
二ヶ月ほどになるのに、腕をちょっと使っただけで肩から手先にかけて痛みが出てくるのです。
体重が変わらなくても筋肉量が減り、脂肪が増えていますわ(泣)。

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