井形慶子 『最後は住みたい町に暮らす 80代両親の家じまいと人生整理』 ― 2024/03/15

副題に書いてあるように、この本は二年間に渡る井形さんの両親の転居に関するお話です。
60代の井形さんは東京、80代のご両親は長崎に住んでいます。
長崎の家は坂の上に建っている景色のいい、三階建ての広い二世帯住宅です。
近くに商店街も病院もなく、マイカーを手放したので、商店街まで行くには一時間に一本のバスを利用するしかありません。
「年を重ねれば、絶景御殿は高台の離れ小島。第三者の目がないと安全に住めない不安の多い家になってしまった」のです。
その上、お父さんの世話がお母さんの負担になってきました。
施設に入るより、二人で暮らしていきたいという両親の気持ちを尊重し、井形さんは少しずつ、両親の頑なな気持ちをほぐしていきます。
そこはすごいと思いました。
普通だったら喧嘩になり、最後は面倒だから棚上げにしてしまいがちよね、笑。
とにかく井形さんはこの家で二人で暮らすのは無理であると納得させ、お母様が好きな町に住みたいと思わせるように頑張ります。
お母様がマンションに住んでもいいかなと思い始めると、だんだんと依怙地だったお父様の気持ちも変わっていきます。
そしてやっとお母様が住みたいと思う町に新築のマンションを買って、引越しをすることになるのです。
しかし、問題が発生します。
そうです。家の中の物をどうするのかです。
マンションは狭いので、すべてを持って行けません。
家を売るのにお世話になった不動産屋と引越屋の社長たちがいい方だったので、この問題はうまく解決しました。そういう人に出会うことってなかなかないですよね。羨ましいと思いました。
ちょうどいいので、井形さんは遺産問題にも取組みます。
親の資産を明らかにして、遺言書作りをするのです。
もちろん、親には嫌な顔をされます。
でも、亡くなった後に大変な思いをするより、親が生きているうちにやった方が楽なこともありますからね。
そこら辺のお話は、是非、本を読んでみて下さい。
色々と参考になることがあると思います。
家とマンションの写真も載っていて、楽しく拝見させていただきました。
わたしは家族の迷惑になるし、一人暮らしになったら(わたしの方が長生きよね)狭いマンションに引越すと思うので、今から断捨離をしようと思います。(何回言ったことかww)
でもまだ物欲を捨てられませんわ(恥)。
<今日のわんこ>

昨夜、兄がなかなか寝なくてママを見張っていたので、仕方なくママのベッドの上で寝させました。
足の上に寝るとママが寝返りをうって眠れないことがわかったのか、この頃足の左側の壁の近くで寝るようになりました。
これでお互いに熟睡できます。
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