LS・ホーカー 『プリズン・ガール』2017/06/25

雨の日はカラスがいないかと思ったら、さにあらず。
相変わらずカアカア鳴いています。
昔、トリフォーだかの「鳥」という映画がテレビでやっているのをチラッと見ましたが、怖かった。
カラスは大丈夫よね。


18歳のペティは3歳の頃から父親と二人で要塞のような家に住んでいました。
父から軍人のように銃器の扱いと対人戦術を教わり、学校へも行けず、孤立した生活を送っていました。
もちろん、周りからは変人扱い。
ところが、父が急死。
これで人並みの暮らしができると思ったのに、やってきたのは気色の悪い中年男性の遺言執行人。
弁護士から聞かされた遺言内容は思ってもみないものでした。
このままでは囚人のように一生を終わる可能性があるとみたペティは、自分の過去を探るために、弁護士事務所から父の遺品を奪い、町から逃亡します。
(以下、ちょっぴりネタバレあり)

弁護士と遺言執行人の意図がわかりません。
お金でしょうか?
ストーカーから逃げるにしても、こんなにしないとダメなのでしょうか?
父親はやり過ぎですよね。
実際、ストーカーは彼女たちを探していなかったわけですし。
彼女に付き合わされる男の子がかわいそうでした。

映画にしてもいいかもしれませんね。
面白く読めましたが、ミステリとしては・・・。

ロバート・クレイス 『容疑者』2017/06/22



庭で遊ばせようとしたら、カラスが上空を飛んでいます。
この頃、家の近所にカラス被害が出始めました。
昨年まではなかったのに。
特にゴミがひどいです。
犬に被害はないとは思いますが、つつかれたり、連れ去られたりしたらかわいそうなので、庭で遊ばせるのを止めました。
カラス、どうしましょうか。


ロサンジェルス市警の刑事のスコットはパトロール中に銃撃事件に遭遇し、怪我をおい、相棒は死亡してしまいます。
犯人は未だ見つかっていません。

復帰したスコットですが、事件の後遺症に悩まされることになります。
そんな時に、アフガニスタンで従軍し、スコットと同様に相棒を亡くした雌のシェパードのマギーと出会います。
マギーもまた爆弾テロの後遺症があり、警察犬としてはやっていけないと判断されそうになっていました。
スコットは自分と同じトラウマを持ったマギーを相棒としてやっていこうと決心しするとともに、銃撃事件を調べ始めます。

主人思いのマギーが哀れでした。
本当に犬はこんなこと思っているのだろうかと思いましたが、そう思っていると思いたいです。

犬好きなら読むべきミステリです。

我家の犬たちはマギーほど利口ではないけれど、飼い主のことを思ってくれているでしょう(たぶんね)。

『とろとろチーズ工房の目撃者』―卵料理のカフェ72017/06/17



カフェ、「カックルベリー・クラブ」の経営者であるスザンヌは医者のサムと婚約し、幸せいっぱいの毎日です。
ある日、店でだしているチーズを購入しにマイクの農場を訪れると、チーズ工房に何者かに刺殺されたマイクが・・・。

サムから事件に首をつっこまないようにと言われながらも、いつもの癖がでてしまい、事件を調べ始めてしまいます。
だって、私が死体を見つけたんだもの(スザンヌの心の声)。
恋人のサムもあきらめ気味ですね。

朝食を出すだけのカフェだと思ったら、この頃、色々なことに手を広げています。
まず、お茶会。
アレ、なんか別な本(「お茶と探偵」シリーズ)で似たことをやっていましたね。
同じ作家だからかぶっても問題ないのですね。

「編み物好きのお茶会」
お茶はピーチフレーバーか烏龍茶とラブサン・スーチョン
①ヤギのチーズのスプレッドを塗ったクロスティーニを添えたカボチャのスープ
②アップル・シナモン・スコーンのクロテッド・クリーム添え
③さまざまなティーサンドイッチをのせた三段のティートレイ(シナモンブレッドにはチキンサラダ、ライ麦パンにはハムのスプレッド、ポテトパンにはローストビールとチェダーチーズ)
④デザート(ハニーカスタードを詰めた小さなタルト)

田舎のカフェでこんな洗練されたお茶会を催すなんて、すごいですね。
参加したいわ(涎)
お値段は15~20ドルぐらいかしら?
ついでにハロウィーンのメニューはというと、こういう感じです。

魅惑の卵スープ。
魔女のチキンサラダ・サンドイッチ。
黒魔術風チーズ・フォンデュ添えのオムレツ
デビルドエッグに骨の形のフィンガービスケット

私だったらデビルドエッグかしら?

スザンヌの何がいいのかわかりませんが(私なら嫌ですわ、殺人事件好きの彼女なんて)、サムは彼女のために貯めていた結婚式の資金を別なことに使ってくれます。
別に盛大なパーティなんかしなくても、結婚式は役所ですませ、パーティは「カックルベリー・カフェ」でやれば問題なさそうですからいいのですがね。

田舎っぽいところが魅力だった「カックルベリー・カフェ」なのですが、だんだんと都会のカフェっぽくなってきました。
残念。

次回ははスザンヌのサムの結婚式の話題かしら?


マイクル・コナリー 『ブラックボックス』2017/06/13



ハリー・ボッシュ・シリーズの新作。

娘と暮らし始め、ガールフレンドもでき、私生活が落ち着いてきたボッシュです。
仕事では20年前の1992年、ロサンジェルス暴動の時に射殺されていたデンマーク国籍のフリーカメラマン兼ジャーナリストのアンネケ・イエスペルセンの未解決事件を再調査することになります。
この時使われていた銃と薬莢を見つけ、他の事件との関連を探り、事件の確信へと迫るかという時に、政治的圧力が市警の上層部からかかります。
しかし、ボッシュはそれをものともせず、休暇をとり単独で事件を調べ始めます。

相変わらずのボッシュで、最後まで一気に読んでいけます。
シリーズ物って途中からおもしろくなくなることがあるのに、このシリーズはすべてがおもしろいです。



ペパカフェフォレストのグリーンカレーランチ。
ココナッツミルクが優しいカレーです。

『刺青の殺人者』2017/06/04



夏を殺す少女』の続篇。

若い女性の死体がライプツィヒの池で見つかりました。
女性は身体中の骨を折られ、血を抜かれていました。
殺された女性の母親のミカエラは、殺された姉と一緒にいたはずの妹を探そうと思い、DV夫から金と車を奪いライプツィヒまでやってきて、事件を担当する上級警部ヴァルターと会い捜査内容を知ろうとします。
ヴァルターは亡くなった妻と似ているミカエラに手こずらされつつも事件の真相に迫っていきます。

一方、前回の事件で知り合ったウィーンの弁護士、エヴェリーンは、女性殺害の嫌疑をかけられた医師から弁護を頼まれます。
なんと一緒に暮らしている探偵の彼氏がこの医師の周りを探っていました。
医師に疑いを持ちつつもエヴェリーンは依頼を断らずにいましたが・・・。

外国の作家は猟奇的殺人を書くのが上手いですね。
どうやって人を殺すかなんて、創造力のない私には刃物、薬物、絞殺、落下・・・ぐらいしか思いつきませんわ。
日本ではタトゥーはあまりいい印象を与えませんが、ヨーロッパではそうでもないのですね。

ミカエラとヴァルターが上手く行けばいいなと思って読んでいましたが、そうはいきませんでした。
今度はエヴェリーンとどうにかなって欲しいと思いますが、そういうことはないのでしょうね。
三作目にはどういう殺人方法がでてくるのか、楽しみにしています。



夫が仕事の後、飲み会があると言っていたのに、帰ってきちゃいました。
そのため夕食は急遽外食になりました。
カレーか寿司か。
迷いましたが、カレーに。
(ちょっと千切ってしまいましたが)ナンが好きです。
これはセットのナンですが、セットでなければ大きさが1.5倍でした。
そんなに食べられませんわ。
ちょっと胃がもたれましたが、美味しいです。