『誕生日ケーキには最強のふたり』―大統領の料理人52017/07/14



大統領の総料理人、オリーがまたまた活躍してくれました。

犬猿の仲のオリーと式次室長のピーターが、大統領夫人が催す国務長官の誕生日パーティーの会場選びをまかされます。
自分たちの職務外の仕事なので、文句タラタラのピーターでしたが、仕方なくオリーと候補会場に向かいます。
ところが最有力候補会場で、二人は秘書官と補佐官の死体を見つけてしまいます。
それ以来、何故か命を狙われる二人。
犬猿の仲の二人に変化があるのか?

大統領家の専属シェフでいけすかないヴァ―ジルに、どちらが上の立場なのかとキッパリ言うオリーが素敵です。
女だからと言ってなめられてはいけません。
ちゃんと言う時はいわないとね。

ギャブとの仲も進展あり。
元恋人のトムよりもオリーのことを認めてくれるようです。

「何も失うものがないときこそ、すべてを手に入れるチャンス、かもね」



コーヒー専門店のサンドイッチ。
カレー味で、結構ボリュームがあります。

ヨハン・テオリン 『夏に凍える舟』2017/07/12

緑内障の手術をした左目が赤くなり、目やにがでていましたが、抗菌目薬を点し続けたおかげで、なんとか落ち着いてきました。
今はちょっと房水の出が多いかなという感じですが、汚い手やハンカチなどで触らないようにしています。
冬に感染症が多いといいますが、私は夏の方が弱いので、これから残暑のある9月までの間は気をつけるようにしようと思います。


エーランド島四部作の最後の作品。

一年で一番島が美しい季節になりました。
都会から多くの旅行客が島を訪れます。
島でリゾートを経営するクロス一族の末っ子、ヨーナスは久しぶりに過ごすエーランド島の休暇を楽しみにしていました。
しかし、ある夜、ひとりでボートに乗り海に漕ぎ出した時に幽霊船に遭遇してしまいます。
命からがら陸に戻ったヨーナスは元船長のイェルロフのボートハウスに助けを求めます。
彼から幽霊船の話を聞いたイェルロフは嫌な予感がしました。

一方、復習を誓う男が島に帰ってきました。
彼は幼い時にエーランド島で暮らしていたのですが、1930年代に義父と共に新しい国へと旅立ったのです。
新しい国=アメリカだと思っていたのに、たどり着いたのはソ連でした。
ちょうどソ連は恐怖政治の真っただ中。
多くの軍事指導者や共産党員、一般市民が矯正労働収容所へ送られ、殺されていました。
彼は故郷のエーランド島に帰りたいがためにさまざまな辛苦を乗り越えたのです。

最後を飾るには、あまりにも悲惨な人生です。
だからといって復讐を肯定できるわけはありませんが。

人間たちの心とは対照的に自然はあくまでも美しく、移ろい続けていきます。
イェルロフの決意も自然にくつろがされてしまいます。
無理せず、生き続けられるうちは生き続けていくのが、人間にとって正しい生き方なのかもしれませんね。


気になっていたお店がありました。
2回ほど行ったのですが、いつも満員でした。
暑い日は人が少なくなるので、どうかと思って行ってみると、入れました。
「Boulangerie  Bistro EPEE」というパン屋とビストロが一緒になっているお店です。


生ハムとアボカドのサラダ。


濃厚なセロリのスープ。


豚肉の煮込み料理。(名前を忘れた)
これにコーヒーとデザートがついています。
ブイヤベースもあったのですが、暑いので肉料理にしたのですが、他の人はブイヤベースを頼んでいました。
ちょっと失敗したかと思ったのですが、これも美味しかったのでいいですわ。

パンも美味しそうだったので、買って帰り、相棒の帰りが遅いので、パンを夕食にすることにしました。
後、2キロ、痩せろと言われているのに、痩せられないですわ・・・(恥)。

ヨハン・テオリン 『赤く微笑む春』2017/07/08

エーランド島四部作の三作目。


エーランド島の石切り場のそばのコテージを相続し、そこに暮らし始めたペール・メルネルは離婚をしており、双子の子どもたちは母親に引き取られていました。
娘が病気で入院したので息子をコテージに連れてきていました。
そんな時に疎遠だった父、ジェリーから電話がきて、別荘に来て欲しいというのです。
嫌々父を迎えにいくと、父は怪我をしており、車まで連れて行こうとしていたところに突然、火事が起こります。
別荘の中には父以外に誰か人がいたようでした。
結局、別荘は何者かに放火され全焼し、二人の男女の焼死体が見つかります。
娘の病気のことで頭がいっぱいなのにもかかわらず、脳卒中で倒れ話がまともにできない父までも面倒をみなければならなくなります。

同じ頃、エーランド島に住み始めたカップルがいました。
新築の豪華な家に住む、作家マックスと妻のヴェンデラです。
ヴェンデラはエーランド島の出身で、エルフとトロールを信じる女性でした。
ヴェンデラは近所の人たちを招いてパーティをしようと計画します。

イェルロフは余生を家で迎えようと決心し、老人介護施設を出て家に戻り、 一人暮らしを始めました。
死別した妻の日記を見つけ、それを読む日々でしたが、その中に「取りかえっ子」が家にやってきたという記述があり、それが誰だったのか興味を持ちます。

ヴェンデラの家のパーティは最初はまあまあの雰囲気だったのですが、ペールの父親のジェリーがとんでもないことを言い始め・・・。

ペールは別荘の放火事件を機に今まで見ないようにしていたジェリーの過去を掘り返そうとします。

相変わらずイェルロフ爺さんはいい味出してます。
それぞれの家族にはそれぞれの物語があり、それがどう現在と結びついて行くのかがおもしろいですね。

一度、エーランド島に行ってみたいと思いました。
それも、冬に。
寒さと人恋しさで泣いちゃうかもしれませんが(笑)。

はまる作品です。
四部作目を早く読みたいです。

ヨハン・テオリン 『冬の灯台が語るとき』2017/07/07

エーランド島四部作の二作目。


夫婦と子ども二人のヨアキム一家が、エーランド島の「ウナギ岬」にある灯台守のために建てられた古い屋敷に越してきました。
自分たちの手で屋敷をリフォームしていき、ゆくゆくは人を泊めたり、レストランにしたりしようと計画していました。
実は妻のカロリンは幼い頃にこの家に住んでいました。

ヨアキムがいない日に不幸が訪れます。

ちょうど同じころ、船長だったイェルロフの兄の孫、ティルダが婦人警官としてエーランド島に赴任してきます。
彼女はイェルロフに会いにきて、彼が話す島の言い伝えを録音していました。

不幸が起こった後、屋敷にまつわる物語を知りたいと思ったヨアキムはイェルロフに会いにやって来ます。

昔と現在が混在しています。
北欧は不思議ワールドですね。
そういえばトロールとか妖精がいましたね。
本当に妖精がいてもおかしくないような感じです。

イェルロフは老体に鞭打って、活躍してくれます。
三部作目はどうなるのか。
イェルロフには長く生きていてもらいたいものです。

ヨハン・テオリン 『黄昏に眠る秋』2017/06/28

梅雨のせいか、気分が落ち込むこの頃です。
二匹は変わらず元気です。


おやつを見せると、二匹が並んでくれました。
弟の顔が大きく見えますが、毛のせいで、顔は兄よりも小さいかもしれません。



スウェーデン・ミステリです。
北欧というと、海が近いからか、暗い雰囲気のミステリが多いですね。
そう、北海道の雰囲気に近いような感じです。

ユリアの息子は行方不明になってから、未だ見つかっていません。
それから二十年以上も経つというのに、ユリアは息子のことが忘れられず、その日に彼の傍にいなかったという自責の念に苦しめられています。

そんなある日、元船長の父親、イェルロフから息子が行方不明になった時に履いていたサンダルが送られてきたという報せが届きます。
ユリアは久しぶりに父親を訪ねることにします。

イェルロフはサンダルを受け取ったことをきっかけに、長年の悲しみを終わりにしようと決心し、老体に鞭打って真実を求めて行動します。

ミステリではありますが、描かれている荒涼とした海の風景と人の心情に想いを馳せると、しみじみとした風情を感じます。

エーランド島シリーズとして後、三冊あるそうです。
始めはとっつきにくいのですが、エーランド島の雰囲気になれてくるとおもしろくなってくる本です。
二作目もそのうち読んでみようと思います。



ケーニッヒのホットドッグ。ソーセージはチョリソーで。
テイクアウトだったら600円ですが、中で食べると900円でハムと野菜がつきます。