ジョナ・デリオン 『嵐にも負けず』2024/04/24



昨年、偶然に見つけた「ヒトツバタゴ」、俗名「ナンジャモンジャの木」に花が咲いていました。


頭の上に咲いているので、何年も下を通っていたというのに、気づかなかったという木です。
前ばかり見ていないで、たまに上とか横とか違ったところを見てみるといいのかもしれませんね。



「ワニの町へ着たスパイ」シリーズの七作目。

シーリア・アルセノーがシンフルの新町長になり、彼女が任命した新保安官がふつか前に覚醒剤密売の容疑で逮捕された。
そこへ死んだと思われていたシーリアの夫、マックスが現れた。
一体何のために彼は戻って来たのかと町中のみんなは不思議に思っていた。

月曜日の朝、おいしい朝食を食べていたフォーチュンのところに、アリーから電話が来る。
彼女曰く。マックスおじさんが朝食を食べにカフェに来ている。シーリアおばさんも月曜の朝には必ずここで食べる。このままでは修羅場になる。
すぐに行くと答えたフォーチュン。

マックスとシーリアの間が一触即発という時に、マックスは彼らの娘だったパンジーが自分の娘じゃない、自分のものを取りに帰って来たと言って店を出ていった。

そんな頃にシンフルにハリケーンがやって来る。
フォーチュンはバイユーが後ろを流れている家に住んでいるので、アイダ・ベルとガーティが仕切っている教会へ避難する。
ところが不思議なことが起こる。ハリケーンのなかをお札が舞っていたのだ。
それも偽札が。

CIA工作員でフォーチュンの相棒のハリソンから電話が来て、フォーチュンが命を狙われるきっかけとなった取引の時に使われていた偽造紙幣がニューオリンズのカジノで見つかったと知らされる。
ニューオリンズからシンフルまで偽札が飛んで来たというのか?
下手をするとフォーチュンの命を狙っているアーマドがシンフルにいるのか…。

ハリケーンが去り、安心したのもつかの間、今度はシーリアの家でショットガンで撃たれたマックスの遺体が見つかる。
偽札に殺人。またしてもフォーチュンは犯罪事件に巻き込まれる。
もちろんアイダ・ベルとガーティもここぞとばかりに捜査に乗り出すのだった。

ハリソンはアーマドが近くにいるので危険だと、フォーチュンに町から出るように忠告する。
しかし、フォーチュンはアーマドを奇襲する絶好のチャンスだと見なす。

アーマドを倒すためのフォーチュンの計画とは…。

フォーチュンが来てからのシンフルの町は犯罪ばかり起きていますね。
前回の覚醒剤密売事件が起ってから三、四日しか経っていないのに、今度は殺人です。
フォーチュンはシンフルにとっては疫病神ですねwww。

防諜工作員だったパワフルおばあちゃんたち、特にアイダ・ベルは優秀です。
ガーティおばあちゃんはボケ担当で笑わせてくれますけど。
フォーチュンの秘密がいよいよ…。
別れがあれば、出会いもある。フォーチュン、頑張れ!

このシリーズ、もう二十六作目が発売されています。
一週間ではなく、数日ごとに新たな事件が起るのかしらね。
八作目は『Fortune Hunter』ってことは、いよいよアーマドと対決かと思ったら、違いました。
シンフルの孤独な女性たちがネットで出会った男に騙され、お金を盗られ、そのうちの一人が殺されるという事件みたいです。
またまたSwamp Team 3の出番ですね。

シリーズの順番を載せておきます。

⑦『嵐にも負けず』

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