読んだ文庫本2024/04/19



次々と花が咲いてきました。藤の花が美しいです。


サマーカットにしたので、日焼けがしないか心配です。
特に弟は背中の皮膚が透けて見えるです。
夏用のタンクトップを着せて散歩しようかしら。


「ママ、変な洋服着せないで下さいね」というように、ママの顔を見る兄です。

文庫本が溜まってきたので、三冊一篇に紹介します。


小路幸也 『花咲小路二丁目の寫眞館』
桂樹里は三代続いている写真館、<久坂寫眞館>で働くことになる。
社長は身長180センチを超える、細マッチョな久坂重。あとは彼の母親の聖子がいるだけだ。
一週間前に父親が亡くなったので、急遽重が北海道から戻り、写真館を継ぐことになったらしいが、重は自分では人間の写真を撮らない。幽霊のようなものが写ってしまうからだという。
試しに樹里の写真を撮ってみると、歩いて移動している男性が写っていた。
今度は動画を撮ってみようとすると、急に停電になる。

気づくと二人は三十年前にタイムトラベルをしていた。
困った二人はドネィタス・ウィリアム・スティブンソンこと矢車聖人、すなわちセイさんに助けを求めることにする。
写真館を出ようとすると、重の父親宛への手紙が置いてあった。
手紙の書き手は菅野好美で、樹里の母親だった。
それは別れの手紙で、二人は何があったのか確かめるために好美のところに行こうとすると、運よく駅の発売機のところに好美がいた。
早速彼女に理由を聞くと、騙されて、<久坂寫眞館>の土地と権利書を取られたという。
これはセイさんに頼むしかない。
二人は手紙を書いて、セイさんを公園に呼び出すことにする。

花咲小路シリーズの七作目です。
花咲小路は何丁目まであるのか知りませんが、これまでの題名から四丁目まであるのはわかりました。
今回とうとうタイムトラベルしちゃいましたwww。

内山純 『魔女たちのアフタヌーンティー』
前屋敷真希は都内大手の不動産会社の開発部に勤めているが、先月、とんでもない失態をやらかしてしまった。このままでいると左遷されるので、白金七丁目の”プラチナの魔女”が住むという屋敷の土地を手に入れ、汚名返上しようと目論む。
運が味方したのか、ひょんなことから出会った少女みのりに魔女の屋敷のお茶会に誘われる。
美味しいお茶と手作りのお菓子に癒やされる真希。
それからお茶会に来る様々な年代の人と交わるうちに、いつしか真希はお茶会が楽しみになっていく。

アフタヌーンティーという題名につられて読んでしまいました。
忙しい日常にホッと一息できるお茶の時間を持つといいかもしれませんね。
スーさんのような女主人が催すお茶会ならもっといいです。招かれてみたいです。

午鳥志季 『君は医者になれない2 膠原病内科医・漆腹光莉と鳥かごの少女』
戸島光一郎は波場都大学医学部三年生になったが、血を見ると、相変わらず気持ちが悪くなる。
指導医は変わらず、コーヒーとジャンクフード好きで、身の周りの整理のできない社会不適合な膠原病内科医の漆原光莉だ。

「第一章 去りゆく人・高木セツの追憶」
誤嚥性肺炎で救急外来に運ばれてきた八十歳、全身性強皮症の高木セツは戸島の採血の練習台となってくれ、「逃げちゃダメよ」と励ましてくれた。
彼女のために戸島、走ります。

「第二章 新人看護師・幹元華の秘密」
漆原先生が珍しく飲み会に参加するが、ジャージを着てくる。その上、鞄から取り出したのが、カップラーメンと魔法瓶の水筒。やっぱり変人だぁ、笑。
幹元が何気なく、心因性で月に一回微熱が出て、体がだるくて、動きたくなくて、急に仕事を休み、前の病院を首になったことを話すと、漆腹がポツリと「心因性かな?」と言葉を吐く。漆原は何に気づいたのか。

「第三章 膠原病患者の母・山波泉の悔い」
十七歳の『抗リン脂質抗体症候群』の女の子、山波瑞羽が他の大学病院からの紹介でやって来る。
母親の泉は単刀直入に漆原に「治せるか」と聞く。もちろん漆原は「治せない」と答える。どうも母親は娘の病気を受け入れられていないようだ。
ある日、戸島は困っていた瑞羽を助け、それから話すようになり、本まで借りるようになる。
しばらく瑞羽は漆原のところに来ていたが、泉が埼玉の病院への紹介状を書いてくれと言い出す。
仕方ないという漆原だったが、瑞羽の採血を確認すると…。

「第四章 車椅子の少女・山波瑞羽の願い」
山波瑞羽は「劇症型・抗リン脂質抗体症候群」の可能性があり緊急入院する。
しかし、瑞羽は死にたいといい、治療を拒否する。
漆原は治療を望まないなら、その意思を尊重すると言う。
「……逃げるな」
戸島、瑞羽を救うために立ち上がる。

戸島君がだんだんとたくましく医師として成長していく姿が頼もしいです。
血が怖くたって、内科医になれば問題ないしね。
彼のような医師の方が患者の立場に立って考えてくれそうですよね。
膠原病ってあまり一般的ではないので、よくわかりませんが、この本を読むと少しわかってきました。
瑞羽ちゃんみたいになると、親も子も大変だなと思いますが、戸島君同様、どこまで気持ちが分かるか、自信がありませんわ。

イチオシは「君は医者になれない」シリーズです。
漆原先生の変人さが気に入りましたwww。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://coco.asablo.jp/blog/2024/04/19/9677173/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。