堂場瞬一 『ボーダーズ』2024/04/28

ママ、頑張りました。おやつを持って、お散歩です。
昨日のツツジのところで、リベンジです。


笑顔、いただきました。(何故かお座りしないけど…)


いい笑顔です(親バカ)。


おやつを見て、ペロリと舌を出す兄。
君はおやつがないと、前を向いてくれないのね。
お水を飲ませるためにお休みすると、兄はおやつをくれないかとママの顔を見ます。
おやつ>ママ>パパ>弟。こういう順番なのね。


だんだんと暑くなり、舌が出てきました。
まだ4月なのに、これからどうなるのでしょう。



東都相互銀行新橋支店で立て籠もり事件が発生した。
犯人は行員と客の五人を人質にして立て籠もっているという。
SCUに新橋署から連絡が来たので、SCUのメンバー2人が様子を見に行く。
すぐに犯人は確保されたが、人質だった男性一人が心肺停止状態になり、亡くなる。
犯人は六十歳の親日自動車の社員で、開発二部でエンジン関係の開発をしていたという。
次の日の捜査会議で被害者の藤岡泰が四十年前の代々木事件で機動隊員一人を殺し、指名手配されおり、公安に追われていたことがわかる。

SCUとは英語の「Special Case Unit」の略で、「特殊事件対策班」のこと。
犯罪が多様化する中、あらゆる事件の現場に介入できることを許された警視総監直轄の組織でチームは5人。
キャップは結城新次郎。公安一課出身で謎の人物。
サブキャップの綿谷亮介は父親が元岩手県警釜石警察署長。組織犯罪対策部から異動してきた。警視庁内で幅広い人脈を持つ。柔道四段、剣道二段、空手二段、将棋がアマ三段で合わせて十一段。人間凶器と呼ばれていて、逮捕術も拳銃操作も上級。趣味は総合格闘技観戦で、好きな映画は「リーサル・ウェポン」。
八神佑は一ヶ月前に捜査一課から異動してきた。38歳で結婚しており、妻は元警官で交通総務課に勤めていた。双子の娘がいる。童顔で高所恐怖症。とにかく「目」がよく、他の人が見逃しがちなものによく気づく。一年前のことでSCUに左遷されたと思っている。
朝比奈由宇は三十歳。一年ほど前に生活経済課からSCUに異動してきた、唯一の女性刑事。実家が名古屋のイタリア料理店で、東京にいる伯父が警察官。
プレゼン能力が高く、リーダーシップに優れている。初の女性部長を目指している。
一番若手の最上功太は工業高校出身で、交通捜査課から異動してきた。180㎝、 85㎏と体がでかい。SCUの捜査車両の運転と整備担当で、自動二輪の免許や大型特殊免許も取っている。ネット系にも強い。

結城の指示で、八神と朝比奈は藤岡を調べ、綿谷と最上は特捜に入り込んで情報を探ることになる。

新シリーズみたいなので、興味半分、期待半分で読みました。
SCUのメンバーたちは個性豊かでいいのですが、お話の展開が今一でした。
SCUはどんな事件にも介入できるというのですが、中途半場な感じです。
銀行の立て籠り事件が解決しないままに手を引き、次は放火事件、そして脅迫事件に介入と、八神じゃなくても不満が残ります。
まあ事件が繋がっていったからよかったのですが。
最初はメンバー紹介ということで、笑。

最後に結城さんのお茶目な場面があり、この人どんな人という興味が芽生えました。
三巻まで出ているようなので、続けて読んでいきますわ。
今回は八神が主役でしたが、次は誰でしょうね。