梶よう子 『桃のひこばえ 御薬園同心水上草介』2017/06/26



『柿のへた』に続く、御薬園同心・水上草介シリーズの第二弾です。
ちょうど図書館にあったので読んでみました。

小石川御薬園に見習い同心がやってきました。
のんびり屋の草介とは全く反対の性格の人でした。
名は吉沢角蔵といい、彼の気難しくて融通かつかない性格から、早速「堅蔵」という綽名がついてしまいました。
草介は図らずも吉沢と共に人々の心身の悩みを解くこととなります。

そんな頃、御薬園を預かる芥川家の娘・千歳に縁談が持ち上がります。
相手はなんと・・・。
草介は初めて自分の気持ちに気づきます。
草介の取った行動は・・・。

草介の相変わらずの昼行燈ぶりにクスリと笑いがでてきます。
堅物の吉沢も心根はいい奴でした。

ほのぼのとする時代小説です。



吉祥寺パルコの地下にあるバームクーヘンのJiichiro's Cafeでサンドイッチとプチスイートを食べました。


プリンが美味しそうだったので、買って帰りました。
今度はバウムドルチェを食べてみたいですが・・・。


井の頭公園では噴水(?)が気持ちよさ気です。

LS・ホーカー 『プリズン・ガール』2017/06/25

雨の日はカラスがいないかと思ったら、さにあらず。
相変わらずカアカア鳴いています。
昔、トリフォーだかの「鳥」という映画がテレビでやっているのをチラッと見ましたが、怖かった。
カラスは大丈夫よね。


18歳のペティは3歳の頃から父親と二人で要塞のような家に住んでいました。
父から軍人のように銃器の扱いと対人戦術を教わり、学校へも行けず、孤立した生活を送っていました。
もちろん、周りからは変人扱い。
ところが、父が急死。
これで人並みの暮らしができると思ったのに、やってきたのは気色の悪い中年男性の遺言執行人。
弁護士から聞かされた遺言内容は思ってもみないものでした。
このままでは囚人のように一生を終わる可能性があるとみたペティは、自分の過去を探るために、弁護士事務所から父の遺品を奪い、町から逃亡します。
(以下、ちょっぴりネタバレあり)

弁護士と遺言執行人の意図がわかりません。
お金でしょうか?
ストーカーから逃げるにしても、こんなにしないとダメなのでしょうか?
父親はやり過ぎですよね。
実際、ストーカーは彼女たちを探していなかったわけですし。
彼女に付き合わされる男の子がかわいそうでした。

映画にしてもいいかもしれませんね。
面白く読めましたが、ミステリとしては・・・。

貫井徳郎 『宿命と真実の炎』2017/06/24



『後悔と真実の色』の続篇です。
いつもは単行本では買わないで図書館で借りるのですが、おもしろかったので電子書籍で買いました。
電子書籍だと本の厚さがわからないのですが、これも厚いのかしら?

警察官の連続死が続きました。
調べていくと、彼らは同じ署に勤めていたことがあるようです。
彼らが勤めていた時に一体何があったのか。
所轄女刑事の高城理那はかつて「名探偵」と呼ばれた西條の存在を意識して事件にあたっていました。
一応の決着がついたもの、納得できないことがあり、理那は西條とともに独自に事件を調べ続けます。

西條さんは立派に社会復帰していました。
彼は自分の今後を考え、警察官には戻れないけれど、犯罪と関わっていくようです。
女性刑事の嘆きはよくわかります。
彼女と捜査一課のオッサン刑事・村越との絡みは微笑ましいですね。
彼女が捜査一課の刑事になる日が来るといいと思いました。

それにしても警官殺しの動機が弱いと思いましたが、最後になるほどと納得。
次回作も書かれそうですね。
今度は西條がメインになってグイグイ犯人を追いつめていって欲しいです。
もちろんアクの強い捜査一課の面々も登場して。
二冊とも、一気読み必須です。



「SINCERITA」のアイス、2種盛(500円)。
メロンと・・・。もう一種類、何を食べたか忘れちゃいました。
暑い時にアイスがいいですね。

貫井徳郎 『後悔と真実の色』2017/06/23



朝、窓を開けるとまた例のカラスがいるみたい。
隣のマンションの木にとまってカアカア鳴いています。
家の庭の上を低空飛行で飛んでいくので、とっても怖いです。
ネットで調べると、トンビが犬を連れ去ったという噂がありますが、本当なのでしょうか?
今年のカラスは異常です。


若い女性が帰宅途中で殺される事件が相次いで起こりました。
どの死体も人差し指が切り取られていることから、同一犯の犯行であると思われました。
捜査一課の刑事で同僚から「名探偵」と綽名をつけられている西條輝司は通り魔の犯行か、怨恨がらみなのか、独自の推理をしながら捜査をしていきます。
しかし、捜査をしていくうちに政治的圧力がかかり、同僚で彼を心底嫌っている綿引に私生活をリークされ、警察を辞めざる得なくなります。
西條無き後、捜査は難航し、犯人に翻弄される警察。
ホームレスになった西條は失意の中、自分の使命を自覚し再生していきます。

こんなに男同士の嫉妬心って怖いものなのでしょうか。
犯人を追うことだけに集中しないで、足を引っ張ることをするなんて、信じられません。
西條も犯人をあげることを第一にし、周りに対する配慮を怠ったため、自業自得という感じもしますが、それにしても・・・。
人の恨みをかわないように気をつけないといけませんが、なかなか人の心の中なんてわかりませんものね。
捜査一課ってリアルにこんな感じなのですかね・・・。

次回作がでているようで、警察を辞めた西條がどうなっているのか、とっても興味があります。

一気に読める警察小説です。

ロバート・クレイス 『容疑者』2017/06/22



庭で遊ばせようとしたら、カラスが上空を飛んでいます。
この頃、家の近所にカラス被害が出始めました。
昨年まではなかったのに。
特にゴミがひどいです。
犬に被害はないとは思いますが、つつかれたり、連れ去られたりしたらかわいそうなので、庭で遊ばせるのを止めました。
カラス、どうしましょうか。


ロサンジェルス市警の刑事のスコットはパトロール中に銃撃事件に遭遇し、怪我をおい、相棒は死亡してしまいます。
犯人は未だ見つかっていません。

復帰したスコットですが、事件の後遺症に悩まされることになります。
そんな時に、アフガニスタンで従軍し、スコットと同様に相棒を亡くした雌のシェパードのマギーと出会います。
マギーもまた爆弾テロの後遺症があり、警察犬としてはやっていけないと判断されそうになっていました。
スコットは自分と同じトラウマを持ったマギーを相棒としてやっていこうと決心しするとともに、銃撃事件を調べ始めます。

主人思いのマギーが哀れでした。
本当に犬はこんなこと思っているのだろうかと思いましたが、そう思っていると思いたいです。

犬好きなら読むべきミステリです。

我家の犬たちはマギーほど利口ではないけれど、飼い主のことを思ってくれているでしょう(たぶんね)。