垣根涼介 『光秀の定理』2017/04/28



「君たちに明日はない」シリーズを書いた垣根さんが、今度は歴史小説を書きました。
「織田信長株式会社という情け容赦のないブラック企業で、勤め人の悲哀をビシバシ味わう明智光秀」という感じの小説だというようなことを垣根さんがおっしゃったそうで、なるほどと思いました。
そういう風に言われると、何故光秀が信長に反旗を翻したのかがわかります。

でも、この本の元になっているのは定理(レンマ)です。
確率論なのですが、4つの椀の中にひとつだけ石が入っていて、その石の入っている椀を選ぶというものです。
登場人物の破戒僧・愚息はこの博打に勝ち続けます。
何故、彼は勝てるのか。

高校時代の数学を思い出してしまいますね。
頭の固くなった私にはピンときません。
誰か噛み砕いて教えてくださいませ。

こんなことを書くと、難しい本だと思われるかもしれませんが、そんなことは全くありません。
光秀よりも、愚息とひょんなことで知り合い、しばらく行動を共にする武芸者・新九郎の話が多いのですが、この二人の話がおもしろいのです。
いいキャラです。
勤め人の光秀の話を多くすると、苦悩ばかりで暗い話になってしまいますが、この二人は今でいうフリーターですから、何事にも縛られず、自由に明るく生きています。
彼らからすると光秀はもろもろのことに縛られた人ですが、それは彼の持つのがれられない運命で、運命に殉じるからこそ二人は光秀のことが好きなんじゃないでしょうか。

歴史に新しい見方を添えてくれる本でした。

井の頭公園を歩く2017/04/27



八重桜が咲いています。
井の頭公園には外国人ばかりがいます。


ジブリ美術館の上になにやら・・・。


これは「天空の城タピュタ」に出てくる自律式ロボット兵器ですか。


ジブリ美術館は平日でもこんなに並んでいます。


八十八夜のサラダランチ。
野菜がたっぷりありました。


無印のランチ。
これにコーヒーをつけると千円以上になります。


一番驚いたのがこのランチ。
クロックマダムにコーヒーで1500円を超しました。
これは・・・。

仕事がお昼で終わるので、吉祥寺に寄ってランチをしていましたが、時給以上にかかり、それほど美味しくもないので、そろそろお店で食べるのを止めにして、天候もよくなるので公園ランチにしようかと思っています。
美味しいサンドイッチ屋さんはどこかにないかしら?

風野真知雄 『おくのほそ道殺人事件』2017/04/26



風野さんの時代物は読んでいるのですが、現代物のミステリーはどうなのか興味があったので、読んでみました。
ところが、またやっちゃいました。
これが一番最初に発行されたのだと思い込んでいたのです。読んでいるうちに気がつきました。
買う前に確かめなければね。

歴史研究家の月村弘平が主人公です。
彼の恋人が警視庁捜査一課の女性刑事・上田夕湖。
彼女の担当する殺人事件が、何故か彼が雑誌の取材やらツアー企画の下見やらで行く歴史的史跡と関係しちゃうのです。
そんなわけで月村が殺人事件を見事な推理をして解いていきます。
そんなんでいいのか、夕湖。

今回は芭蕉の奥の細道に関した史跡が出てきますが、そこに死体が見つかります。芭蕉と殺人がどう結びつくのでしょうか。

芭蕉に関しては色々な見方があるようで、もう少し深い薀蓄が欲しかったです。

この頃、吉祥寺に行くことが多くなりました。
井の頭公園の近くに女子修道院があります。


庭を解放しています。
柵の前にアイヌの女性の置物がありました。


何か関係があるのでしょうか?

色々なところでランチを食べています。


この前、公園の中にあるレストラン、「ペパカフェ・フォレスト」でランチを食べてみました。
辛過ぎなくて美味しかったです。


パンケーキのお店で甘くないものをと思って頼んだら、はちみつをかけて食べてくださいと言われてしまいました。
結構、いけましたが、量が多くて最後の方は飽きてきました。


駅中のローズベーカリーではローストビーフを食べてみました。
焼きすぎなのか、しっとり感がありませんでした。

私としては千円以下の美味しいランチを探したいのですが、場所柄無理かしら?

犬の肝臓は?2017/04/24



ヨーキーを連れて獣医さんに行ってきました。
診察台にのせると、台にベタッと張りつきブルブル震えています。
採血をしようとすると、今回は痛いのか動いたため血が取れず、2回も針を刺しました。

10日間50㎎の肝臓の薬を飲み続け、GOT値は20台、GPT値は70台になりました。
前回のGOT値は19(だったかな?)で、GPT値は92でした。
今回でGPT値も正常値になりました。
もうしばらく薬を飲んで様子を見てから薬を飲まなくして、どう肝臓の数値が変わるのかを見ていきます。
それにしてもこんなに元気なのに、なんで肝臓の値が悪いのかわかりません。
療養食のため体重が2.9㎏から2.74㎏になっていました。
痩せすぎではないかと思って聞いたら、痩せすぎではないと言われました。
犬は結構痩せててもいいんですね。
家の犬が普通なら、町を歩いている犬には太った犬が多いような・・・。

犬も心配ですが、いつも一緒に美術展を見に行っている年上の友人が、また入院するそうです。
癌の再発で、抗がん剤治療を2回で止めてしまったので、心配していたのですが。
今度いつ一緒に美術展に行けるかどうかわかりませんが、元気になって欲しいです。

できるだけやりたいことをして、楽しく生きていきたいですね。

範乃秋晴 『装幀室のおしごと。本の表情つくりませんか?』2017/04/23



耳がまた片方だけ立っています。
この仔はだんだんと痩せてきています。
療養食のカロリーが少なく、動くのが多いからでしょうか。
こっそりと兄に見つからないように餌をやろうかしら?

お散歩の後、彼を抱いていたら、寝ていた兄が起きてきてジッと見ていました。
その後、ふてくされて寝にいきました。
弟を戻し、「おいで」というと、いつもは無視するくせに、すぐにやってきました。
何事も自分が一番の兄犬です。



これもお仕事本です。

本の装幀をどれぐらいの人が注目しているのでしょうか。
私は残念ながら、あまり興味がありません。
外側で選ぶというより、中身で選ぶのです。
本屋でおもしろそうな題名の本や好きな作家さんの本を手に取りますが、その後、本の裏側に書いてある内容紹介を見ておもしろいかどうか判断して選びます。
引越が多かったので、本を家に置いておくことは諦めました。
どうしても読みたかったら、もう一度買うか図書館で借りるかすることにしました。

今はこの本のカバーのように漫画チックな表紙が増えていますね。
漫画チックな表紙の本をライトノベルとか言うようですが、若い人がカバーから本を選んでもいいんじゃないでしょうか。
太宰治の『人間失格』が有名な漫画家の描いたカバーになって売れたということを聞きましたが、カバーを見て本を読もうと思っただけでもいいんじゃないでしょうか。
読んでみて、本って意外とおもしろいじゃないかと思えたら、それだけですばらしいことですから。

この本は出版社の中にある装幀室のお話です。
本を読みこみ、その本の内容にぴったりな紙、カバーデザイン、帯、文字組などを考えるのが装幀家のお仕事です。
本河わらべはこの信条に元ずいて装幀をしていました。
ところが、ある出版社と合併することになり、互いの仕事のやり方を知り、統一していくために、二社の社員がペアとなって装幀することになりました。
わらべの相手の巻島は「本の内容には目を通さない主義」で、売れるかどうかは内容に目を通したかどうかには関係ないと言い切ります。
彼は売れるカバーデザインをするということで有名な男でした。
装幀に対する価値観の違いでぶつかるわらべと巻島でしたが、いつしかいい相棒として互いを見るようになっていきます。

わらべと巻島のどちらがいいか悪いかということではなく、例え漫画チックなカバーであろうが、題名が「エ!」というものであろうが、売れなくなった本を売るために出版社は色々と努力をつづけているのです。
頑張ってください。