ロバート・ベイリー 『白と黒のはざま』2020/02/27



ザ・プロフェッサー』の続き。

70歳の元ロースクール教授・トムと教え子リックに持ち込まれたのは、元教え子の45年前の復讐殺人事件でした。

テネシー州プラスキはクー・クラックス・クランの誕生の地として有名です。
黒人弁護士ボーはその地で45年前、KKKに父親が殺されるのを目撃していました。
ボーは彼らに正統な裁きを受けさせるために弁護士になり、故郷に戻ってきていました。
ボーの父親の命日の日、父を殺したKKKの指導者で農場主のアンディが殺され、父親が吊されていた同じ木に吊されていました。
状況証拠がすべてボーには不利に働き、復讐のために殺人を犯したとして逮捕されてしまいます。
トムはその土地の特殊性から友人で地元の弁護士・レイレイに助けを求めますが・・・。

人種差別など昔のことと言えないというのが残念なことですね。
普段はひっそりと隠れていても、何かあると出てきますから。
これもアメリカの一面です。

今回、トムの働きはあることがありそれほどではないですが、最後は決めてくれます。
トム、格好いい!でも、無理しないでね。
前作よりも法廷シーンは少な目ですが、エ、というどんでん返しがあります。
映画向きの本です。

そうそう、私的に悲しいことにムッソ君(犬)は登場しませんでした。


スーザン・イーリア 『スコットランドの危険なスパイ』2020/02/26

急に人が辞めるので3月から仕事をしないかと言われましたが、止めました。
今は大人しく家にいた方がよさそうです。
家にいたからといって夫が毎日仕事に行っていますから、どうなるかわかりませんが。

マスクが買えないので北海道にいる兄と岐阜にいる甥にきいてみました。
甥のところは同じように買えないそうで、兄が少し送ってくれるそうです。
私が家にいればマスクは滅多に使わないので、なんとか後一ヶ月は大丈夫かな。
いくらなんでも4月には供給できるわよね(溜息)。



1942年、マギー・ホープはフランスの危ない任務から帰ってきたと思ったら、今度は特別作戦執行部に協力するように言われ、拒否したらスコットランド西海岸にあるスカーラ島のキロック城に囚われてしまいました。
収容されているのは彼女の他に9名の工作員。
彼らは無為な日々と過ごしていましたが、新しい工作員が送られてきた日から生活は一変します。
城に暮らす人が次々と謎の死を遂げていったのです。
本土に連絡しますが・・・。

一方、ダージン警部は殺人鬼のニコラス・ライッタの罪状認否のため唯一の生き証人であるマギーを探していました。

工作員を殺していく殺人犯は誰なのか。
ダージン警部はマギーを探せるのか。

戦争が終わるまでマギーが落ち着くことはなさそうです。
次は1943年、ロンドンらしいです。

史夏ゆみ 『イダジョ!研修医編』2020/02/25

テレビを見るたびに暗~い気分になります。

もうここまできたらコロナウィルスに感染することは当たり前で、肺炎にならないことを祈るしかないですね。
私は日・月と37度前後の微熱があり、寒けがするので寝ていました。
喉がいがらっぽい状態が続いています。
ただの風邪か、軽いインフルエンザか、まさかコロナウィルスの軽いの?
一週間が経ったあたりから肺炎が起こるとか言っていますが、どうなることやら。
運を天に任せるしかないですね。

言えることは、日本政府は東日本大震災から何も学んでいないということです。



医大を卒業した安月三南は、奨学金をもらった関係で栃木県の中堅総合病院である北関東相互病院に研修医として赴任することになります。
大きな大学病院とは違い、人手不足ということもあり、色々なことを任されますが、初っぱなから医師としての仕事を覚える前に、女であることの壁にぶつかります。
患者には看護師と間違われ、問診も上手くいかず、派遣医師に苛められ、同じ研修医がサラッとできることができず、惨めさを味わう毎日。
でも、美南にはアメリカに行った医師の彼氏・景見がいます。
落ち込んだらテレビ電話で彼と話せばいい。
しかし、彼に女の影が・・・。

前の『イダジョ!医大女子』では医大で勉強している女子の生態(?)が描かれていましたが、今度は研修医が何をしているのかがわかります。
女医さんも大変ですねぇ。
男性医師はお仕事に励めばいいのですが、女医は妊娠のことを考えなければなりませんから。
いつ出産するのかが問題ですものね。
ある程度のキャリアを積んでから出産すると高齢になり、戻っても体力的に大変だし・・・。
だからって美南のようにするっていうのもどうなんだろ?
たまたま周りがよかったってことではないかしら?

医師が読んだらどう思うのかという疑問もありますが、研修医のことを少しでも知ることができるお話です。

中島久枝 『それぞれの陽だまり 日本橋牡丹堂菓子ばなし五』2020/02/23



牡丹堂に新しい手伝いの女性が来ました。
三十過ぎのとても気のきく、背の高い美人さんで、名前は須美といいます。
小萩はちょっと須美にジェラシーを感じてしまいました。
特に女房を亡くしている主の徹次が彼女のことを気に入っているようです。
しかし、須美には会うことができない息子がいました。

一方、お店は繁盛しており、色々な注文がきます。
山野辺藩から茶席菓子、下駄屋から亭主の落語会の手みやげ、能楽師から仕舞のおさらい会に子供たちに配るお菓子・・・。

小萩は職人としてまだ半人前の自分に嫌気がさしていました。
このままでなりたい自分になれるのか・・・。
そんな小萩に隠居した弥兵衛はこう言います。
「おめぇにしか考えられねぇことがあるだろう。それを大事にしな」、「男の職人が考えつかないことを考えろ」と。
小萩はみんなの助けを借りながら、自分にしか考えられない新しいお菓子を考えていきます。

菓子職人として徐々に成長していく小萩を温かく見守る周りの人たちがいいですね。
今回は自分の甘さを知るいい機会になりました。
やっと覚悟も決まったことだし、次に繋げていけますね。

気になるのが山野辺藩の杉崎。この人、お菓子ばかり食べているようですが、なかなかの人です。
悩んでいた小萩に「新しいことをはじめる人」になれ、「最初はまえのうまい猿でいい」という言葉をかけます。
小萩は人に恵まれています。

なんとなく気分がすぐれない毎日ですが、おいしい和菓子でも買ってきましょうか。

読んだ本2020/02/22

個人病院に行ってきた人が言っていました。
いつも一ヶ月分の薬しかくれないのに、二ヶ月分くれたそうです。
私が行った中規模病院の医師が言っていたように、個人病院にもなるべく患者を病院に来させないようにしなさいというお達しが回っているのでしょうね。
中世のコレラのようにならなければいいのですが・・・。


山口恵以子 『うちのカレー 食道のおばちゃん7』
この本の中に万里君がおばちゃんたちが昭和はよかったというが、「俺は生まれてこの方景気の悪い時代しかしらないし、物心ついてすぐ阪神・淡路大震災と地下鉄サリン事件だったし、まあ、世の中こんなもんだと思っているよ」という場面が出てきます。
考えて見ると、平成から碌なことが起こっていない感じです。
若い人たちが希望を見いだせない世の中になっていきますね。

本の中に書いてある美味しいカレーの隠し味は、NHKの「サラメシ」でフレンチの鉄人坂井シェフが紹介していた二週間放置したバナナだそうです。
この完熟したバナナとリンゴをミキサーにかけてペースト状にしたものを加えるととっても美味しいカレーになるそうです。お試しを。

万里君も無事に調理師免許を取り、メイもお父さんと仲直りをし、次は何があるのでしょう。
次の本にコロナウィルスに関する話題が入っているのかも。
「そういえば大変だったわね」、ぐらいだといいのですけど・・・。

竹岡葉月 『おいしいベランダ。8番線ホームのベンチとサイダー』
マンションの隣同士の栗坂まもりと亜潟葉二は互いに部屋を行き来する生活をしていましたが、葉二が起業し、神戸へ行くことになったため急遽婚約し、まもりの大学を卒業とともに結婚することになりました。
そのためまもりは神戸で就活することになります。
しばらく神戸で一緒に暮らせると喜んだのもつかの間、まもりは面接試験で躓くこととなります。

就活が上手くいかないとメンタル面が心配ですよね。
姪も最後は決まりましたが、それまでは大変だったようです。
縁があれば決まるといいますが、就職してからも色々あったりして・・。

濱嘉之 『院内刑事 フェイクレセプト』
元公安警察・廣瀬知剛は大病院の危機管理を請け負っています。
今回院内交番にリクルートしたのは、県警の定年退職者ではなく、途中退職者二人。
病院には思いもよらない方々がやってきます。

このシリーズは好き嫌いが分かれるでしょうね。家の相棒は嫌いだそうです。

小湊悠貴 『ゆきうさぎのお品書き 風花舞う日にみぞれ鍋』
いよいよ碧も大学卒業間近。
大樹との仲も上手くいっており、父親にもやっと付き合っていると言えました。
2月に大樹の実家で温泉宿の風花館に招かれ、3月には就職先の研修が入りました。

『おいしいベランダ』と共にハッピーエンドへ向かっています。

≪漫画≫
わたなべぽん 『もっと、やめてみた』
なんかたいしたこと止めてない気がしますが・・・。

二階堂ヒカル 『あおざくら 防衛大学校物語 15』
いよいよ陸・海・空のどこにいくのか配属が決まります。
坂木への憧れから空を希望していた近藤ですが・・・。

『銀の匙 15』
終わってしまいました(泣)。
八軒たちはエゾノーを卒業しそれぞれの道を歩み始めます。
意外な人が意外な所に出現します。
きっと番外編で卒業後を描いてくれるでしょう。
八軒の祖先のお話がネットで読めて、面白かったです。
蝦夷地に来た人たちは屯田兵か罪人かその他です。
あまり祖先に関するお話はしないです。
家は山形県から移住した屯田兵だったらしいです。

外出するのも面倒なので、家で本ばかり読んでいます。
運動不足にならないように、人のいない所を選んで散歩でもしますわ。