高田郁 『あきない世傳金と銀7』2019/08/17



呉服商「五鈴屋」の七代目店主の幸は江戸に店を出しました。
江戸と大坂では商いに対する考え方が違う上に、着物の好みも違います。
どうすれば江戸で「買うての幸い、売っての幸せ」を実現できるのか、幸たちは考えます。
その間も誠実な商いと客への無料帯結び指南などを続けていき、幸は武士が来ていた小紋を庶民向けにできないかと思いつきます。
そして、夫、智蔵の縁から歌舞伎役者の稽古着を扱うことになり、その歌舞伎役者が幸の考えた小紋を着てお練りをすることになります。

一つ一つ夢を実現していく幸。
でも、好事魔多しと言いますからねぇ。
次はドーンと来ますかね。

礼装・正装で着られない小紋が手のかかる物であることがわかりました。
着物はなくすには惜しい日本文化の一つですね。
そうは言っても庶民にはなかなか買えないし、一人では着られないし・・・。
皇室の方々、政治家やその奥様たち、是非着物で外交して下さいませ。



オネムのヨーキー。
彼は左のベッドの枠の中に入り、クッションを上にのせ、蓋をして寝ることがよくあります。
クッションの上に寝る方が気持ちがいいと思うのですが・・・。

中島久枝 『ひかる風 日本橋牡丹堂菓子ばなし(四)』2019/08/13



「仲冬 お武家好みの腰高饅頭」
牡丹堂に山野辺藩から呼び出しが来ました。
腰高饅頭の注文でした。
喜んだ牡丹堂の面々ですが、知り合いたちがやってきて大変なことだと脅かしながらもさまざまな助言をしてくれます。
しかし、饅頭を納めた後、山野辺藩からは何も音沙汰がありません。

「晩冬 女占い師と豆大福」
老舗の伊勢松坂の主が相場で大損し、店が勝代という元吉原にいた女に乗っ取られました。
彼女とは牡丹堂も因縁があり、何を仕掛けられるのか心配でした。
その頃、いつもは元気な孫の幹太が熱を出し、お福はつきっきりで看病をします。
心配し過ぎて、占い師のところにまで行く始末。
果ては変な女占い師にとりつかれてしまいます。

「初春 小萩の思い、銀の朝」
年があけ、小萩は十八になりました。
小萩は茶人の白笛の愛妾の春霞から茶会に出すお菓子を考えるようにと頼まれます。
彼女の考えたお菓子とは・・・。

「仲春 勝負をかけた揚げ饅頭」
牡丹堂は揚げ饅頭を通りで売り始め、結構好評です。
やっと山野辺藩から呼び出しがかかります。
伊勢松坂と牡丹堂で菓子比べをして、いい方を御用菓子屋とするというのです。
牡丹堂では揚げ饅頭を持っていくことにします。

牡丹堂の美味しいお菓子は店の職人たちの仲の良さからできているんです。
小萩が早く一人前の職人となれるといいですね。
でも、まだまだ超えなくてはならないことがありそうです。

竹村優希 『さくらい動物病院の不思議な獣医さん』2019/07/31

去勢手術をした弟犬は元気です。
手術跡は痛々しいですが(泣)。


ベッドで寝ることを覚えました。
いつもネッカー(エリザベスカラーとも言う)をひっかけていますが(笑)。
ご飯はママがボウルを持って食べさせます。
療養食はまずいと思うのですが、残さず食べます。
吠えなくなったと思っていたら、今朝はパパが仕事に行くときに盛大に吠えていました。
一日一日と元の性格に戻るような感じです。
そう簡単に性格は変わりませんね。
唯一変わったことは、脚をあげておしっこをしなくなりました。
これもどうなるのかわかりませんね。



吉祥寺にある動物病院ということで読んでみたライトノベルです。

動物と話ができるという不思議な力を持った獣医の亜希は吉祥寺にある「さくらい動物病院」の院長です。
ある日、猫をきっかけに知り合った獣医学部大学院生の手塚君から、大学で飼育されているブタことで相談されます。
さっそく亜希は大学の農場へ行き、そのブタと対面しますが、人に懐かないブタはなかなか心を開きません。
打つ手がなくなった頃、手塚に水族館に行かないかと誘われます。
水族館で亜希は自分の持っている力の恐ろしさを知ります。

ブタの件の後、亜希は偶然手塚が探しているゴールデンレトリバー、リクの写真を見つけます。
手塚のために亜希はリク探しをしようと決心します。
動物たちにリクのことを聞いているうちに主と呼ばれている動物の存在を知り、彼に会おうとします。
やっと会えた主が話したのは悲しい出来事でした。
手塚はリクと会えるのでしょうか。

手塚と亜希の仲も深まっていきますが、動物の看護師の優生が突然いなくなり、また波乱が起こりそうな予感がします。
フランスに移住したという元獣医のおじいちゃんがそろそろ登場しないかなとも思っています。
動物のけなげさとか人とのつながりとかでほんわかしたい人向けの本です。

山口恵以子 『あの日の親子丼 食堂のおばちゃん(6)』2019/07/27

原発性アルドステロン症のため飲んでいるアムロジンを半分の2.5㎎にしましたが、仕事をお休みにするとよく眠れるせいか、上の血圧が110台、下が80ぐらいになってきました。
セララは飲まなくてはならないのですが、このままでいくとアムロジンいらなくなるかも。
でも、仕事を始めると血圧が上がるんでしょうね。
ストレスって怖いですね。


お馴染みの『食堂のおばちゃん』シリーズ。
姑の一子と嫁の二三、通いの万里の三人で営む「はじめ食堂」のお話。

万里が考える料理が結構好評。
「はじめ食堂」は相変わらず賑わっています。

ある日、「はじめ食堂」に似合わない女性が現れます。
彼女はテキパキと料理とお酒を頼み、一時間ぐらいで食べ終わり、一万円のチップを渡して帰っていきました。
彼女の狙いは・・・。

近くにできた食パンとコッペパンのお店「ハニームーン」とバー「月虹」。
どちらもいいお店のようで、こんなお店ができたら行きたいものです。
もちろん「はじめ食堂」もね。

世の流れを見ていると、ネットって怖いですねぇ。
匿名で何でも書けるということで、何を書いても平気になっちゃうんでしょうか。
何を信じればいいのかわからなくなりますが、乗せられないように気をつけたいと思います。


いつもフセをして待っている兄犬。
この頃、ママと一緒に寝るのが嬉しいみたい。
昨夜、3時ぐらいにクーラーが効き過ぎて寒くて起きたら、彼も起きてきました。
犬の体温は人間よりも高いので、ママは兄犬を湯たんぽ代わりにしています(笑)。


桜木紫乃 『緋の河』2019/07/26



カルーセル麻紀さんをモデルに書かれた本だそうです。
カルーセルさんが桜木さんと同じ釧路出身ということを知りませんでした。
港町だからでしょうか、書かれている町の雰囲気が私の育った町とは全く違います。

幼い頃から華奢で可愛い顔をしており、女の子の服装が好きで、きれいになりたいと思っていた秀男はそんな見かけのため、学校では男の子たちから苛められてきました。
やがて自分を守るために、強い男の子たちを利用するようになります。
高校に入学後、閉鎖的な釧路の町から札幌へ家出をし、捜索届が出ていたため見つかって釧路に連れ戻されます。
しかし、釧路では生きていけないと悟り、家族にはっきりと家を出ることを告げ、札幌、東京、大阪とゲイバーで働きながら自分の道を開拓していきます。

秀男6歳から22歳までを描いた作品です。

小説ですから実際のカルーセルさんに何があったかは謎ですが、LGBTが今ほど認められていない時代に、自分の意思を通し、周りの無理解にも負けずに生きていく秀男が素晴らしいです。
彼の陰に母と姉の愛があったのですね。
続編が秋からスタートするそうです。



舌を良く出す弟。
来週、再度去勢に挑戦します。
肝臓の値が悪かったら諦めるしかないのですが、どうでしょうか。