華藤えれな 『寺嫁さんのおもてなし 1~3』2019/01/18

左目の赤みはあまり変化がありません。
土日にはいつも行っている眼科はお休みなので、このまま悪くならないでほしいです。

膝は痛いのですが、だんだんとまっすぐになってきています。
筋肉痛ではないですかと言われるのですが、私の経験した筋肉痛ではないのですけど・・・。
筋が伸ばされて痛いのだと思います。
2月から新しい職場に行かなくてはならないので、後2週間はゆっくり体を休めることにします。



昨年読んだシリーズ物です。
ライトノベルかな?

『寺嫁さんのおもてなし 1』
祖母と一緒に暮らしていた真白は、祖母が亡くなったため、お寺に引き取られることになります。
実は真白は人間ではなく、あやかしであり、そのお寺には前世で縁のあった龍の化身である僧侶・龍成がいて、真白は彼のフィアンセと偽ることとなります。
そこで真白は得意のスイーツを作り、和カフェを開くことを思いつきます。

『寺嫁さんのおもてなし 2』
あやかしを癒やす「あやかし亭」にライバル出現。
ようかい寺で「あやかしカフェ」がオープンし、「あやかし亭」は閑古鳥が鳴くようになってしまいます。
真白はいろいろとメニューを考えますが・・・。
そんな時に兄とはぐれたという小鬼がやってきます。
兄はどうもようかい寺に囚われているようです。
真白は兄に会わせてやりたいと考えます。

『寺嫁さんのおもてなし 3』
なんと、真白と龍成の結婚話が実現しそうに。
しかし、なぜか「あやかし亭」の常連が次々と事故にあいます。
一体何が起きているのか?

かわいらしいライトノベルです。
若い子はあやかしとかが好きなのかしら?

頭を使うことなく読める内容なので、疲れ気味の時にどうぞ。

三浦しをん 『愛なき世界』2019/01/17



今週、疲れたなと思っていたら、昨夜、手術した左目の白目が赤くなっています。
早速、もらっていた目薬を1種類点して寝ました。
今朝、見てみると、全くよくなっていません。
まずいです。
もう1種類目薬を追加して、2種類点けることにしました。
仕事中も点していたのですが、家に帰ってから見ても変わらないような感じです。
明日は膝のリハビリに行く以外は用事がないので、ゆっくりやすみますわ。


『舟を編む』の理系研究室版です。

和食でも洋食でも、中華でも何でも作る洋食屋で働く藤丸くんは、お客さんであるT大研究室院生の本村さんが好きです。
本村さんに告白しますが・・・。

「愛のない世界を生きる植物の研究に、すべてを捧げるときめています。だれともつきあうことはできないし、しないのです」

こう言われてふられますが、それでも藤丸くんはT大研究室に出前を持って行きます。
本村さんだけではなく彼女の愛する植物の世界に藤丸くんは魅せられたのです。

本村さんの属する研究室の雰囲気がいいです。
松田教授が見かけが死神みたいに怖くてもふところの大きいいい人です。
彼のような教授に見守られながら研究ができるなんて、最高ですね。
本村さんが間違った実験をしているのに気づき、松田教授にそのことを告げた時に松田教授が言う言葉がいいです。

「予定どおりに実験を進めて、予想どおりの結果を得る。そんなことをして、なにがおもしろいんですか?」
「実験で大切なのは独創性と、失敗を恐れないことです。失敗のさきに、思いがけない結果が待っているかもしれないのですから」

こういうことを言われると、心が軽くなりますね。

植物の研究の話だから難しそうと思うかもしれませんが、しをんさんがわかり易く書いてくれていますので、安心して読んでください。
ぶっちゃけていうと、実験の内容の説明を飛ばして読んだところもありますが(笑)。

心に残った言葉があります。

「結局、地球上の生物はみんな、光を食べて生きているんだなと」

「光を食べて生きている」
いい言葉です。

読んでいるうちに、円服亭のオムライスとナポリタンが食べたくなりますよ。
しをんさんの『舟を編む』や『風が強く吹いている』などの系統が好きな人は是非読んでみてください。
お勧めです。

史夏ゆみ 『イダジョ!』2019/01/14



「イダジョ」とは「医大女子」のことです。

サラリーマン家庭の長女である美南は、幼い頃、祖母が心筋梗塞を起こし救急に運ばれた時のことから医者になると決心していました。
無事、私立の医大に入ったのですが、医学部の勉強は大変で、同級生と励まし合い、助け合いながらギリギリの成績で進級していきます。
しかし、後一年で国家試験を受け卒業という時に父親が癌になり、その上、母親はリストラされ・・・。
法学部へ行った妹は大学院進学を諦め司法試験に挑みます。
美南は医学部ですから授業料が半端ではなく、どう計算しても払えない・・・。
勉強が大変だからと今まで家のことをないがしろにしていた美南は妹から甘さを糾弾され、人に頼らず自分で授業料を稼ごうとするのですが・・・。
どうなる、美南。

医大女子の努力と涙と成長のお話だと思っていたら、結構恋愛の要素が強く、そこがあまりにも甘く、残念でした。
作家さんは医学部の人ではないですから、想像の産物か。
医師って医学生に手を出すほど暇じゃないですよね。
医学生より看護婦・・・?
それにご両親、あまりにもいい加減過ぎです。
娘の学費、貯めとかないなんて。

今まで会った医師を思いながら読みました。
こんなことしてるから、ああなったのか・・・と思うこともありました。
大変なお仕事なのは認めますが、人間としての心の成長はどうなっているのかしら。
読んでも医師に対する見方は変わりませんでした(笑)。

佐野香織 『✚永善堂病院 物忘れ外来』2019/01/10



特に介護とか老人医療とかの本を読もうとしているわけではないのですが、目につくのがそういう本です。
老後の自分のことが今一番心配なことですものね。
色々と今から研究しておかなければと思います。
が、この本が役に立ったかどうか・・・。

メラノーマ(悪性黒色腫)を患い、彼にふられ、会社も辞め、未来へ希望の持てなくなっていた佐倉奈美は、引き籠りのような生活をしていました。
奈美のことを心配している親から茨城にいる祖父母の様子を見に行ってみないかと言われ、母から捨てられたと感じた奈美は、祖父母の家に行くことにします。

茨城に行ってから、奈美は道を歩いている徘徊老人を見つけてしまいます。
服に縫い付けられていた永善堂病院の電話番号に電話して、老人を病院に連れて行くと、強引に看護助手として採用されてしまい、奈美は病院で働くことになります。
永善堂病院は永善三兄弟が働く病院で、次男が院長、三男が副院長をしています。
病院には物忘れ外来があり、奈美は主にそこで認知症検査に来る患者と関わることになります。

自分がもしこの病院の近所に住んでいたら、行くかどうか微妙です。
永善三兄弟のどの医師も今一の性格ですもの。
看護助手を名前で普通は呼ばないわよね。
とっても違和感がありました。

問診って考えてみると変よね。
「一日のうちで、朝が一番気分がよい」とか、「食欲がある。食べ物を美味しいと感じる」、「自分は社会の役に立つ、働ける人間だと思う」、「毎日が楽しく充実している」。
こんなんで何がわかるのかしら?
朝が気分いい日と気分悪い日があるんだけど。
社会の役に立つ・・・立っている人、どれだけいるの?
老人にこれ、聞くか。
毎日が楽しいって、普通の人の何%が感じるのかしら?
真面目に考えていくと馬鹿らしくなりますわ。

認知症といっても一絡げにできないことがわかっただけでも、この本を読んだ甲斐がありました(たぶん)。
でも、あまり認知症のことで参考にはならないので、そのつもりで読んで下さい(笑)。

宮部みゆき 『昨日がなければ明日もない』2019/01/09

用事で代官山に行ったついでに蔦屋に行ってみました。


本の並べ方とか素敵です。


Anjinでお茶をしました。
メニューはタブレットで見ます。
タブレットでAnjinにある蔵書の検索ができたり、朝日新聞とかが見られます。


抹茶と柚のケーキ、美味しかったです。
日本人だけではなく、外国人(たぶん中国系?)が沢山来ていました。



杉村三郎シリーズの五作目。三作品が収録されています。

離婚した後、探偵事務所を開業した三郎。
やってくる事件はどれも気持ちのいいものではありません。
まず、一つ目。
自殺未遂をして病院に入院したというのに、娘に会わせてもらえないと相談に来た母親。
娘の夫に毒親とまで言われたそう。
調べていくと、娘の夫の大学のサークル関係のどんでもないことがわかってきます。

二つ目は、大家さんの竹中夫人に頼まれて運転手兼荷物持ちとして赤の他人の結婚式にいったら、信じられない騒動に巻き込まれてしまう三郎のお話。

三つ目は、16歳で子供を産んだシングルマザー、29歳の自己チュウのバカ女とその女に悩まされていた妹のお話。
バカ女は自分の息子が交通事故で怪我をしたというのに、息子の心配ではなく、どうやって金をぶんどるかを考えています。
そんな女が悲劇を招きます。

感心するのは、三郎がどんなに嫌な女でも、冷静に対処しているところです。
彼のおかげでどんなに後味の悪い事件でも、どうしようもないよなぁという気になります。
宮部さんの描く三郎の独特の雰囲気がそうさせるのでしょうねぇ。
いい探偵ではないけれど、いい人だものね。
そうそう、大家さんちの人たちもいい人たちだわ。
それに<侘助>。
そうか、周りがいいから、とんでもない人が登場してもなんとかなるのねぇ。