百田尚樹 『ボックス!』2014/03/08



今朝、ちょっと長いお散歩に行って、元気いっぱいだった我家のプリンス。
「かわいいね」と言われてご機嫌でした。
でも、犬とは仲良くなれなくて、逃げだしました。

「だって、吠えるんだもん」



厚い本なので読めるかどうか自信がなかったのですが、夢中になって読み進んでいけました。

高校のボクシング部のお話です。

成績が常に五番以内で授業料免除になっている優等生の優紀にはボクシングをやっている友人がいました。
彼は鏑矢といい、天性のボクシングセンスを持っています。

中学校時代にいじめにあっていた優紀でしたが、女の子と歩いている時に彼をいじめていた元同級生に会ってしまい、またボコボコにされてしまいます。
鏑矢からボクシングをやらないかと誘われていた優紀は、このことをきっかけにボクシング部に入部します。
すぐに止めてしまうと周りから思われていましたが、優紀は言われたことを何度でもやり続けるという粘り強さがあり、彼は変わっていきます。

「人は苦労して一生腱命に努力して手に入れたものは、決して簡単には手放さない」
「才能のある子は努力の喜びを知らない子が多いのよ。出来ないことが出来るようになる喜びを知らない―ある意味でそれは不幸なことやと思う」
「本当の才能というのは、実は努力する才能」

よく言われていることですが、一面の真実はあっても、全面的に正しいとは言えませんよね。
努力して、ある程度のところまで行けても、それ以上はダメな時があるんですよ。
それが天賦の才能ってもんですが。
でも、別に世界チャンピオンになれなくてもいいと思えば、それはそれでいいんです。
続けて行くというのも一種の才能ですから。

ボクシングをただの殴り合いだと思っている人にも読んでもらいたい本です。
実は私もそう思っていました(笑)。

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