M.C. ビートン 『アガサ・レーズンと死を呼ぶ泉』2016/02/12

アガサ・レーズン・シリーズの七作目。


結婚式がとんでもない結果になり、それ以来ジェームズと疎遠になってしまったアガサですが、それでもジェームズのことが忘れられないようです。

そんな時に、近くのアンクーム村の泉の水をミネラルウォーターとして売り出そうとする会社が現れました。
アガサにその会社のPRを担当しないかとの話が舞い込みます。
一度は断ったのですが気になって泉まで行ってみると・・・また死体を見つけてしまいます。
死体はアンクローム教区会の議長で、アンクローム教区は泉の水を売るかどうかで激しい議論が戦われていました。
事件の真相を知りたいアガサはミネラルウォーター会社のPRの仕事を引き受けることにします。

いつもはジェームズと二人で行動して事件を探るのに、今回は二人とも意地をはってしまい、別々に行動してしまいます。
アガサは年下のミネラルウォーター会社の経営者と仲良くなり、前回のチャールズの時と同様にジェームズの怒りに火をつけたようです。
アガサって意外と(失礼)年下の男性にもてるんですよ。

ジェームズとの間はこれからも波瀾万丈という感じです。


兄犬と弟犬の性格の違いがよくわかるのが、これです。


段ボールの中に兄を入れると、こういう風にジッと座っています。
ところが弟を入れると、すぐに出てしまいます。

二匹を足して割るといいかもしれないですね(笑)。