エル・コシマノ 『サスペンス作家が殺人を邪魔するには』2023/11/19

フィンレイ・ドノヴァン・シリーズの第二弾。
前作では殺し屋と間違えられたフィンレイでしたが、今回は?


フィンレイ(フィン)・ドノヴァンは二人の子持ちにしてロマンチック・サスペンス作家。
夫、スチィーヴンの浮気がバレ、離婚してから、ヴェロニカ(ヴェロ)・ルイスという子どもたちのシッターと共に暮らしている。
夫は未だに子どもたちの親権をフィンから取り上げようと、虎視眈々と狙っている。
前回、フィンとヴェロは誰にも話せない秘密を共有し、今や切っても切れない仲になった。
ヴェロは自分の個人的なことをフィンには黙っているので、フィンは気になって、イケないとは知りながらちょこっとヴェロの部屋を漁ってみたり…。

ある日、オンライン・フォーラムに元夫スティーブンを始末してくれたら十万ドルを支払うという求人が投稿された。
一体誰が、そんな求人を出したのか?
夫は愛していないけど、子どもたちの親としては尊重しているフィンは、ヴェロの力を借り、求人の主を探し、殺人を阻止しようとする。
しかし、とんでもないことに巻き込まれるのが彼女たちのお約束。
まずいことに本物の殺し屋が現れる。
このままではスティーブンは殺される。

相変わらず前金を貰っているというのに、筆は進まず、ロシアン・マフィアも絡んできて、どうするフィン。
絶体絶命!

コージーミステリですが、死体、それも腐りかかったバラバラ、が出てきて、気持ち悪くて嫌ですわ。
今回、私は確信しました。フィンはヴェロとは縁を切るべきです。
彼女の馬鹿な助言や提案を取り上げるたびに、フィンは苦境に陥り、抜け出せなくなり、事態は悪い方へ進むんですもの。
すべてヴェロのせいと言ってもいいぐらいです(ゴメン)。
徐々に明らかになるヴェロの過去には、関わるととんでもないことがありそう。
そういうヴェロと意気投合するフィンも破滅型人間なのかもしれませんが、子どもがいるからねぇ。よ~く考えようよ。
そういえば男の趣味からしてフィンはイマイチだよなぁ。
似たもの同士かぁ…。

このシリーズは第四弾まで発売されているようです。
第三弾の『Finlay Donovan Jumps the Gun』では、ロシアン・マフィアに借りができてしまったフィンたちは、マフィアのドンからある任務を与えられます。
無事に任務を終え、ロシアン・マフィアと縁を切ることができるのか?
なんかまた死体が出てくるような気がしますww。


<クリスマス・シーズンのお茶>


ネットで見ていて欲しくなり、お茶のティーバッグを買ってしまいました。
BASILUR(スリランカ)のは昨年欲しかったものです。
アールグレー以外のフレーバーティーはそれほど好きではないですが、なんとなく冬の夜に飲むと良さげな気がします、笑。
English Tea ShopとCLIPPERのはアドベントカレンダーなので、12月になったら飲み始めますわ。
その代わりと言ってはなんですが、トワイニングのを飲んでいます。
トワイニングのは飲んだことがあるものが多く、残念。

他のクリスマスの楽しみはお菓子ですね。
今年は小さなパネットーネとシュトーレンを買う予定です。