長岡弘樹 『教場Ω 刑事・風間公親』2026/03/22

風間公親が新人刑事だったころのお話。


T県警富葉署の生活安全課の石貫尊利は、JR富葉駅で中学三年生の女子が電車から降りるときに何者かに右手の甲を刺された事件で呼び出される。
監視カメラには黒い帽子を被り、茶色い薄手のコートを着ている男が写っていたが、特定できなかった。
女子の友人、三人に会って話を聞くが、トラブルはないようだった。
犯人は成人男性と思われたので、生安課は捜査から外れ、刑事課が担当することになる。
二週間後に被害者が被害届を取り下げたが、捜査は継続。
しかし、犯人は見つかっていない。

五年後、刑事課に異動していた石貫はT大学前公園で若い女性が殺害された現場に臨場する。
その時に、五年前にT県警察学校で初任科短期課程の学生を対象に行われた講座で出会った風間公親と再会する。
その講座で石貫は中学三年生の女子が右手を刺された事件のことを話していた。
風間は警察学校を首席で卒業し、異例のスピード出世をし、本部捜一の刑事となっていた。
石貫は切れすぎる風間に苦手意識を持つが、殺人事件が五年前の事件と関わりがあることに気づき、風間と組み捜査をすることになる。

風間が若い頃から優秀だったことがわかるお話です。
組んだ石貫がかわいそうですね。石貫は並の刑事でしょうにw。
犯人はサイコパスっぽく、対する風間も似ていると思いました。
だから因縁のライバルになるのでしょうね。

とても読みやすく、数時間で読み終えてしまいました。
犯人はすぐにわかってしまいますが、風間とある男の最初の出会いが書かれているので、「教場」好きには見逃せないでしょう。