今野敏 『署長シンドローム』2023/05/21

週末は犬たちを連れて石神井公園まで行ってきました。


午前中だったのにもかかわらず、石神井池にはボートが沢山浮かんでいます。
池沿いの道を散歩する犬も沢山います。
野生犬の兄は臭いを嗅ぐのに夢中になり、通り過ぎる犬たちに見向きもしません。
雨の後なので、芝生に座るのを止めて野外ステージのところに座ることにしました。


23区内の公園は人が多いですね。
写真を撮った後から人がやって来て、ベンチがほぼ人で埋まりました。


相変わらず弟はこういう場所に慣れないみたいで、せわしなく動き回り、落ち着きがありません。


兄は膝の上に乗ると、すぐに寝そべり、まったりします。
草地広場が狭くて、人が多いので、兄は思いっきり走り回れなくてちょっと残念だったようです。
犬を連れて行くには多摩地域の公園の方が良さそうです。



隠蔽捜査9.5』で竜崎伸也が大森署から神奈川県警刑事部長に異動した後に新署長として赴任してきたのが、40歳のキャリア警視正・藍本小百合。
彼女と竜崎が組んだ事件かと思ったら、竜崎なき後の大森署の騒動でした。

とにかく藍本署長の美貌はすごいんです。
副署長の貝沼曰く。

「藍本署長の美貌は、そうしたモラルとかコンプライアンスを超越している。
例えば、上の方針に批判的な署員が、署長に会ったとたんに、反抗する気をなくしてしまうのだ。
外からやってきて、署長に会った者たちは、必ずもう一度会いたがる。その傾向は、幹部に顕著だ」

幹部のみなさん、お暇なんですね。

ある日、組織犯罪対策部長の安西正が大森署にやって来て、羽田沖の海上で武器と麻薬の密輸取引が行われるという情報が入ったので、前線本部を大森署に作りたいと言い出します。
羽田沖に近いのは空港署なのに、妙に大森署にこだわります。
それほど藍本署長の顔を見ていたいんですね、笑。
本部の態勢は、組対部と外事二課、警備部の特殊部隊などで総勢百人(?)。
ついでに船を持っている臨海署に応援を頼み、海上保安庁と連携を取ることになります。
そんなところに厚労省の麻薬取締部までやって来ます。
いったいどうなるんだか…。

藍本は捜査経験はじぶんよりずっと豊富だからと、貝沼に前線本部を任せて所長室に戻ってしまいます。
貝沼も大変ですねぇ。

藍本のいいところは、自分の美貌が他に与える影響を知ってか知らずかわかりませんが、美貌を鼻にかけていないことです。
計略家なのかどうかこれまたわかりませんが、どこか天然のところがあります。
それが嫌みじゃないんです。
警察って前例主義で、上意下達が原則ですが、藍本はそんなことを気にせず無視し、シンプルに采配を振るっていき、それが今回は上手く行きます。
彼女に次々と懐柔され、骨抜きになっていく幹部たちの姿が面白いです。
それにしても竜崎にあれだけ嫌がらせをしていた奴らがねぇ。

でもねぇ、そんなにすごい美貌の女性っていますか。(心の声が言ってます)
夫は、本を読んでいませんが、北川景子か菜々緒だと言ってます。
ドラマにするなら誰がいいかしら?

コメディタッチのお話で、すべては大森署内で起るって感じです。
ミステリだと思って読まないで下さい。
男性向きですね。
私的にはあまり好みではなかったです(ゴメン)。

<今週のおやつ>


かわいいひつじ組のクッキーです。
二列目からのクッキーにアイシングがかかっていないのが残念。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://coco.asablo.jp/blog/2023/05/21/9587935/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。