内藤了 『DOUBT 東京おもてうら交番・堀北恵平』2021/04/01

昨年から何もしていないせいか、時間が経つのが速いです。
もう4月になってしまいました。
こんな生活、後どれぐらい続くのでしょうね。


東京おもてうら交番・堀北恵平シリーズの5巻目。

新人女性警察官堀北恵平は八ヶ月の実地研修を終え、府中にある警察学校へ入学して初任補修科課程を学んでいます。
この研修を修了すると晴れて一人前の警察官になります。

恵平は同僚の平野刑事と桃田鑑識官と三人で、東京駅うら交番に勤務していた柏村巡査のことを調べ始めます。
というのも、恵平と平野が事件で行き詰まっていた時、地下道を歩いているといつの間にかふるびた交番に辿りつき、その交番にいる柏村が恵平たちに事件解決のヒントを与えてくれていたのですが、柏村は昭和三十五年に人質立てこもり事件で殉職していたのです。
その交番に関して恐ろしい噂があります。
「訪れた者は1年以内に死ぬ」という…。
恵平は自分も死ぬわけにはいかないし、平野のことも死なせないと決心し、柏村が自分たちを交番に呼ぶのには何か理由があるのではないかと考え、その理由を探ろうと思ったのです。

ある日曜日、研修が忙しくて、なかなか東京駅には行けなかった恵平ですが、久しぶりに東京駅に会いに行くことにします。恵平は東京駅が好きで、実地研修の時に毎日東京駅に挨拶していたのです。
靴磨きのペイさんもホームレスのメリーさんも元気でしたが、気になることを聞かされます。
メリーさんのホームレス仲間が神隠しにあっているというのです。それも一人ではなく、ホームレスの数が減っているようだというのです。
とりあえず恵平はおもて交番に行って相談することにします。

そんな頃、中央清掃工場の可燃ゴミ集積プールで遺体の一部が見つかります。
応援に行っていた平野から電話でそのことを聞き、恵平は何かがひっかかります。
ホームレスの神隠し…。
気になるとほっとけない恵平が動き出します。

だんだんと明らかになっていくうら交番の謎。
恵平が呼ばれる理由は何か。おじいさんと関係があるのでしょうか?

事件は気持ちが悪いけれど、恵平ちゃんはどんな人でも受け入れる、心のおおらかないい子で、応援したくなります。
これからも彼女の活躍から目が離せられません。


体力がないくせに、動き回りたい弟犬。


ハアハア言いながら、おもちゃを追っています。
あまりやり過ぎると、怪我をしないかと心配です。
何しろ40歳を越していますからね、笑。

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