「サウンド・オブ・フリーダム」を観る ― 2024/10/30

アメリカ国土安全保障省の捜査官ティム・バラードは児童の性犯罪に関わる仕事をしている。
ある日、ペドフィリア(小児性愛者)の振りをして、おとり捜査をし、一人の男を逮捕する。
彼に連れられていた少年を父親の元に返すが、彼には姉のロシオがいて、彼女もいっしょに誘拐されていた。
ロシオを救出するために、ティムはコロンビアに飛ぶ。
コロンビアでは前科者ではありながら、誘拐された少年少女たちの救済をしているバンピロと地元警察のホルヘ、そして資金援助をしてくれる資産家のパブロの協力を得、ペドフィリア専門のホテルを離島に作ると言って、バイヤーたちを離島に呼び、一網打尽に検挙し、子どもたちを救出する計画を立て、実行する。
しかし、子どもたちの中にロシオはいなかった。
ホルヘは逮捕したバイヤーの一人からロシオが反政府のコロンビア革命軍に売られたと聞く。
ティムは医師になりすまして、単身、革命軍のアジトに潜入し、宴の騒ぎに乗じて、ロシオを取り戻す。
この映画は児童人身売買を扱ったものだというので見に行ったので、五年間もお蔵入りしていたと知り、驚きました。
事実に基づいた映画だそうですが、昨年、ティム・バラードが女性から訴えられたとか、クリスチャン映画だとか、Qアノンの陰謀論映画だとか、なんたらかんたらと言われているとか。そういわれてみると、表現に宗教臭さがありました。
映画のことは置いておいて、人身売買が実際に行われていることは確かなことで、今も子どもたちが誘拐され、売られているのです。
そのことを知るのには、まあ、いい映画だと思います。
でも、何故ティムがあれだけロシオに執着するのかがわかりませんでしたし、最後の革命軍から少女を奪還する場面は、あまりにも簡単に行き過ぎて、現実感がありませんでした。
おぞましい場面は極力排除してありますので、その点は安心して観られます。
制作側の強い思いは感じられましたが、最後が蛇足に思えました。
<今週のおやつ>

シナボンのミニボンクラシック。
小さくても、とても甘~い。普通サイズだと、どれだけのカロリーになることか。
先週食べたシナモンロールよりも甘かったです。
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