長岡弘樹 『新・教場2』2025/09/14

アラ、「教場」映画プロジェクト原作だそうです。
そのためかとても読みやすくて、すぐに読み終わってしまいました。


警察学校の教官の風間公親は第九十五期初任科短期過程の担任だ。
昨日、入校式も終わり、本格的にスタートした時に、風間は四方田校長に呼び出される。
風間が刑事指導官をしている時に彼を襲い、右目を負傷させた十崎波瑠が「風間道場」門下生により逮捕されたが、その門下生を月に一名ぐらいのペースで、半年間で六名を呼び、特別講師をしてもらってはどうかと言うのだ。
その時に風間と一緒に担当した事件のエピソードなどとともに十崎波瑠逮捕の話をしてもらいたいらしい。
風間は承知する。

全部で六話の短編集です。
章ごとに二人の学生にまつわる話と門下生による特別講習の話があり、最後に風間に不正などを見抜かれた学生が一人ずつ退校していきます。
警察学校は普通の学校とは違い、競争意識が強く、隙あらばライバルたちを蹴落としてやろうという人が多いんですかね。
それとも話を面白くするために、そうしているのですか。
風間は人を見抜く天才です。
彼がいなかったら、とんでもない人が警察官になってしまいますねww。

映画前提というのがなんとも言えませんが、それなりに面白いです。
ドラマを見ていないので、私の中の風間はあくまでもキムタクではないです。
そうそう、だんだんと風間が丸くなっていくようで、それが残念です。
初期の頃の風間は怖いけど、私は好きでした。

<教場の順番>
①『教場
②『教場2』
③『教場0』
④『風間教場
⑥『新・教場
⑦『新・教場2』(本書)


<今日のわんこ>


用事を終えたママが見えて嬉しそうなわんこたち。
この後、ママがカメラを向けているとわかった兄はすかざず横を向いてしまいました。