第14回世界バレエフェスティバル【プログラムB】2015/08/08

久しぶりのバレエ鑑賞です。
3年前の世界バレエはチケットが買えず、諦めました。
今回は一週間ぐらい前にたまたまHPを見て、チケット購入はできるのかと確かめたら、端っこの席がひとつあるではありませんか。
迷いましたが買いました。
こういうこともあるのですね。


お約束のロビーの飾りです。


今年5月にお亡くなりになったマイヤ・プリセツカヤのトウシューズが飾ってありました。

■第一部■
「ディアナとアクテオン」      ヴィエングセイ・ヴァルデス
                  オシール・グネーオ
「シンデレラ」           ヤーナ・サレンコ
                  ウラジーミル・マラーホフ
「シナトラ組曲」より”ワン・フォー・マイ・ベイビー
                  イーゴリ・ゼレンスキー
「ペール・ギュント」        アンナ・ウラデール
                  エドウィン・レヴァツォフ
「ライモンダ」より幻想のアダージオ
                  ウリヤーナ・ロパートキナ
                  ダニーラ・コルスンツェフ

今回の世界フェスティバルはベテランと若手の両極端になっているのでしょうか?
私の知らないダンサーが半分ぐらいいます。
その中でも一番最初に踊ったヴァルデスとグネーオの二人はAプロで海賊を踊って喝采をもらったそうで、バネのありそうな体でした。
ヴォルデスはバランスがよく、グネーオはジャンプがすごく高かった。
マラーホフはまだでているんですね。東京バレエ団のアドバイザーだからでしょうかね。そろそろ若手に譲ってもいいような。
ここでロパートキナかと思いましたが、後で「瀕死の白鳥」も踊るので仕方ないでしょう。

■第二部■
「眠れる森の美女」         リュドミラ・コノヴァロワ
                  マチアス・エイマン
「ノー・マンズ・ランド」      アリーナ・コジュカル
                  ヨハン・コボー
「海賊」              サラ・ラム
                  ワディム・ムンタギロフ
「ギリシャの踊り」         オスカー・シャコン
「マノン」より第一幕のパ・ド・ドゥ オレリー・デュポン
                  エルヴェ・モロー

「眠れる森の美女」は音楽を聞いていると幸せになれるから好きです。
でも、それ以上に好きなのはドラマのあるバレエです。
「マノン」の後に来る不幸があるからこそ輝く、一時の情熱の美しさを描いたようなパ・ド・ドゥ。いいですね。

■第三部■
「ロミオとジュリエット」より第一幕のパ・ド・ドゥ
                   ヤーナ・サレンコ
                   スティーヴン・マックレー
「伝説」               アリシア・アマトリアン
                   フリーデマン・フォーゲル
「椿姫」より第三幕のパ・ド・ドゥ   タマラ・ロホ
                   アルバン・レンドルフ
「レ・ブルジョワ」          ダニール・シムキン
「オールド・マン・アンド・ミー」   ディアナ・ヴィシニョーワ
                   ウラジーミル・マラーホフ

「ロミオとジュリエット」も好きなバレエです。
第一幕のパ・ド・ドゥは幼い二人の恋の躍動感が表現されていて、見るといつも胸が熱くなります。
「椿姫」は一度見たいと思っているのですが、機会がなくて見ていません。
ロホが熱演していました。
シムキンはいつになったら今の路線を止めるのでしょうか。
前も「レ・ブルジョワ」を見ましたが、子供が煙草を吸っている感じで・・・。
彼のような童顔で小柄なダンサーは演目が限られてしまうのでしょうかね。
ちょっと心配。

■第四部■
「瀕死の白鳥」            ウリヤーナ・ロパートキナ
「シルヴィア」            シルヴィア・アッツォーニ
                   アレクサンドル・リアブコ
「椿姫」より第一幕のパ・ド・ドゥ   マリア・アイシュヴァルト
                   マライン・ラドメーカー
「こうもり」             イザベル・ゲラン
                   マニュエル・ルグリ
「ドン・キホーテ」          マリーヤ・アレクサンドロワ
                   ウラディスラフ・ラントラートフ

とても美しい「瀕死の白鳥」でした。肩から指先まで美しい
「シルヴィア」はノイマイヤーの振り付けだったので、現代風な衣装でとまどい、集中できず・・・。
「椿姫」の第一幕はマルグリットに惚れて彼女に熱烈に求愛するアルマンと彼を軽く扱おうとしつつも、彼の純粋さに惹かれていくマルグリットの様子が描かれています。
ラドメーカーがおバカなアルマンに見えてしまいました(失礼)。
「椿姫」を全幕で見たいです。
ルグリも日本で人気があるダンサーですが、マラーホフ同様にそろそろ後輩に・・・なんて言ったら怒られそうですが。
彼の足さばきは流石でした。
最後を決めるのは「ドン・キホーテ」。ボリショイバレエの二人が踊りましたが、そういえばザハロワは不参加ですね。

久しぶりのバレエはとっても楽しかったです。
残念なのは、この人は・・・と思える新しいダンサーができなかったことです。

見たい演目があったら、徐々にバレエ鑑賞を再開したいと思います。

パリオペラ座バレエ団 『椿姫』2014/03/22




3月21日(金) 13時半開演
音楽:フレデリック・ショパン
振付・演出:ジョン・ノイマイヤー(1978年)
美術・衣装:ユルゲン・ローゼ
照明:ロルフ・ヴァルター

<キャスト>
マルグリット:イザベル・シアラヴォラ
アルマン:マチュー・ガニオ
デュヴァル氏(アルマンの父):アンドレイ・クレム(ゲスト・アーティスト)

マノン・レスコー:エヴ・グリンツテイン
デ・グリュー:クリストフ・デュケンヌ

プリュダンス:ヴァランティーヌ・コラサント
ガストン:ヴァンサン・シャイエ
オランプ:シャルロット・ランソン
公爵:ローラン・ノヴィ
N伯爵:アドリアン・ボデ
ナニーナ(マルグリットの侍女):クリスティーヌ・ペルツェー

演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
指揮:ジェームズ・タグル
ピアノ:エマニュエル・ストロセール
    フレデリック・ヴェス=クニテール


久しぶりのバレエです。
実は寝不足で、非常に心配でした。
案の定、ショパンのピアノ曲に眠気を誘われ、S席なのに後ろから2番目という不運の助け(?)もあり、一幕目はほぼウトウト。
目の悪い私には後ろの席は辛いですわ。
大入りの日だったので、いい席が売り切れだったのです(泣)。

トイレに行こうとすると、いつもより列が長く、二方向から人が押し寄せ、どう並べばいいのかとまどう私。
前はこんなことなかったのに、なんかおかしいです。

二幕目は、隣の人の鼻のすする音がずっと続いていました。
花粉症ですか。かわいそうに。
でも、鼻がでないようにしてくださいませ。
せっかくのショパンですから。

三幕目はしっかりと起きていました。
鼻をすする音はしなくなっていました。(よかったわ)
後ろの方のおしゃべりと飴の包み紙の音が気になります。
変なところで拍手が起こったりしています。

カーテンコールで、隣の女性の拍手の音が耳にパンパンと響きます。
あんなに大きな拍手をどうやったらできるのでしょうか?
左耳を思わず押さえてしまいました。

せっかくのバレエ鑑賞が色々なことのためになんかいつもよりも楽しめませんでした。

英国ロイヤルバレエ団『不思議の国のアリス』2013/07/07

アリス役がローレン・カスバートソンだったので、この公演日を選びました。
しかし、残念ながら、足首の手術からの回復が遅れているため、踊れなくなりました。
そのためアリス役と相手のジャック役が変りました。
私の知らないダンサーだったので、ちょっとガッカリ。



振付:クリストファー・ウィールドン
音楽:ジョビー・タルボット
編曲:クリストファー・オースティン、ジョビー・タルボット

《キャスト》
アリス:ベアトリス・スティックス=ブルネル
ジャック/ハートの騎士:ルパート・ペネファーザー
ルイス・キャロル/白うさぎ:エドワード・ワトスン
アリスの母/ハートの女王:ゼナイダ・ヤノウスキー
アリスの父/ハートの王:クリストファー・サウンダース
マジシャン/いかれ帽子屋:スティーヴン・マックレー
ラジャ/いも虫:エリック・アンダーウッド 

ルイス・キャロルの本のアリスは小さい女の子ですが、この舞台のアリスは少女といっていい年代です。

ガーデン・パーティの日、アリスが庭師のジャックからバラをもらったお礼にタルトをあげたばかりに、ジャックはタルト泥棒と間違われてしまい、家から追い出されてしまいます。
悲しみに沈んでいるアリスにルイス・キャロルは写真を撮ってあげると言ってきます。
彼が暗幕を被ったとたんに、白うさぎに変身してしまいます。
カメラを入れていた鞄に白うさぎが飛び込み、アリスもその後を追います。

次から次へと色々な登場人物が現れ、「次は誰?」と楽しい展開です。
(たまに退屈な場面もありましたが・・・)
なんといっても、一番の主役はアリスではなくて、ハートの女王です。
彼女が出てくると、目が離せなくなります。
『眠れる森の美女』のローズ・アダージュのパロディには笑ってしまいました。
彼女はカーテンコールの時まで笑わせてくれました。
その他によかったのは、いかれ帽子屋のタップです。
バレエとタップは踊り方が違うと思うのですが、流石です。
白うさぎも素敵でした。
この三人が出てくると、拍手もすごく、アリスが霞んでいました。
やっぱりプリンシパルは華があります。

もう一度見に行くかどうかは疑問ですが、(アリス役がローレン・カスバートソンだったら行くかも)一度は見ておく価値がある演目でした。

パリ・オペラ座バレエ団 『天井桟敷の人々』2013/06/01

久しぶりのバレエ鑑賞です。
自宅も職場も都心から遠くなったため、なかなか平日には見に行けません。
ニューヨーク・シティ・バレエ団の公演は平日なので、今回はパスします。
なんで全部の公演が平日なのかしら?



2013年6月1日 13時 東京文化会館
音楽:マルク=オリヴィエ・デュパン
振付:ジョゼ・マルティネス
衣裳:アニエス・ルテスチュ

≪キャスト≫
ガランス:イザベル・シアラヴォラ
バチスト:マチュー・ガニオ
フレデリック・ルメートル:アレッシオ・カルボネ
ラスネール:バンジャマン・ペッシュ
ナタリー:レティシア・ピュジョル
エルミーヌ夫人:カロリン・バンス
モントレー伯爵:クリストファー・デュケーヌ

入り口から入ったとたんに人だかり。
なんと大道芸人らしき二人組が芸をしています。


ここから楽しいパリの街角という演出ですね。

≪第一幕≫
舞台は1830年代のパリ。
美しい女芸人のガランスは窃盗罪で捕まりそうになりますが、園芸台の上から一部始終を見ていたパントマイム役者のバチストに助けられます。
この出逢いでガランスの虜となるバチストですが、彼は自分に恋をしている座長の娘ナタリーの想いに応えることができませんでした。
バチストは役者志望でフュナンビール座に雇われたばかりのルメートルと共に出掛けた酒場でガランスと再会。
ガランスとバチストは互いに惹かれ合いますが、肝心なところでバチストはおじけずいてしまい、部屋に残されたガランスはルメートルと関係を持ってしまいます。
ガランスを見初めたモントレー伯爵は財力で彼女を口説こうとしますが、あえなく拒否されます。
ところがその直後、宿屋の女主人のエルミーヌ夫人に宿屋で起こった強盗事件の嫌疑をかけられたガランスは、やむなく伯爵の庇護を求めることにします。


休憩時間になるとすぐに、上から「オセロ」のチラシが降ってきました。
ロビー入り口の階段では「オテロ」が演じられたようですが、人が多くて見られませんでした。
舞台では舞台稽古が行われており、いつしか第二幕が始まっていました。

≪第二幕≫
数年後、ガランスは伯爵夫人に、バチストはナタリーと結婚して息子を持つ身となっていました。
ガランスはパリで大ヒット中のバチストの新作パントマイムを見にフュナンビュール座へ行きます。 
舞台に出演していたバチストはガランスを客席に見つけ、公演を中断してしまいます。
彼は彼女を失いたくないという思いに襲われ、伯爵の開く舞踏会へ行きます。
ガランスとバチストは舞踏会から逃げ出し、ようやく結ばれますが、そこにナタリーがやってきます。
ナタリーの苦しみを見て取ったガランスは身を引くことにし、部屋を出て行きます。
バチストは彼女を追いますが、通りは謝肉祭でにぎわっており、ガランスはバチストが追ってきていることに気づかず、去って行きます。


パンフレットを買って予習をしたので、なんとか筋を追うことができました。
映画を下敷きにしているということで、映画を見てからの方が分かり易かったでしょうね。
残念なのは、話と関係ない第二幕のバレエの場が長すぎたことです。(私は眠気が襲ってきました。あ、私だけか・・・)
全体的にフランスのエスピリが感じられるバレエでした。
終わりに幕がすぐに降りてきてしまいました。通りにたたずむバチストをもう少し見せてもよかったかもしれませんね。

次は英国ロイヤルバレエ団の「アリス」に行く予定です。

靴下で大暴れ2013/03/25

ボリショイバレエ団、今度は若手ダンサーに性接待を強要していたなんてことが出てきましたね。
真実は?
この際だから、日本柔道連盟と共に膿を全部出した方がいいかもしれませんね。

我が愛犬、相変わらず大暴れをしています。
ケージに入っているとかわいい声で「ク~ン、ク~ン」と鳴いて、相手をしてくれと訴えます。
外に出してあげると、私の靴下をゲットして噛んでいます。


何故か夏用のベッドの上。そのうちに・・・。


だんだんとエキサイトして・・・。


お腹丸出し。


これってわざとやっているのかしら?


パパに散歩に連れて行ってもらえないから、家で大暴れしています。

「ブベニチェク・ニューイヤーガラ~カノン~」@オーチャードホール2013/01/07

年明け、初めてのバレエです。
私は知らなかったのですが、この公演のダンサーで振付している人と音楽・衣装などを作っている人の「ブベニチェク」とは一卵性双生児の二人だったのですねぇ。
「ドリアン・グレイの肖像」で似ている人をキャストにしたなぁと思って調べてみてわかりました。
普通、公演に行く前にわかってますよね。
実は「カノン」が大好きな曲だったので、ダンサーよりもどう振付がされているのか見たかったのです。


1月6日(日)15時開演


「トッカータ」(日本初演)
振付:イリ・ブベニチェク
音楽: O.ブベニチェク
出演:ドロテ・ジルベール、カテリーナ・マルコフスカヤ、
   アンナ・メルクロヴァ、エルヴェ・モロー、ヨン・ヴァイエホ、
   クラウディオ・カンジアロッシ、マイケル・タッカー

NYCBのために振付けられたという作品ですが、私にはあまりよさがわかりませんでした。音楽が好みではなかったというだけなのですが・・・。

「ドリアン・グレイの肖像」(日本初演)
振付:イリ・ブベニチェク
音楽: K.ジャレット、B.モレッティ
ドリアン・グレイ:オットー・ブベニチェク
画家バジル・ホールウッド:イリ・ブベニチェク
ヘンリー・ウォットン卿:イリ・ブベニチェク
ドリアン・グレイの肖像:イリ・ブベニチェク
シビル・ヴェイン:ラケル・マルティネス

「ドリアン・グレイの肖像」はオスカー・ワイルドの作品で、とても好きな話です。映画や舞台になっているし、バレエでも演出しやすい作品だと思っていました。
グレイの肉体と魂と分裂していく苦悩がよく描かれていたと思います。


「牧神」(日本初演)
振付:イリ・ブベニチェク
音楽: F.プーランク、C.ドビュッシー
出演:ラファエル・クム=マルケ、ヨン・ヴァイエホ、
   クラウディオ・カンジアロッシ、マキシミリアン・ゲノフ、
   ファビアン・ボランジェ、マイケル・タッカー、
   ジャン・オラティンスキー、フランチェスコ・ピオ・リッチ

この牧神はびっくり。
真面目な雰囲気の牧師が・・・。(ネタバレになるので書きません)
あ、と言わせてくれます。

「プレリュードとフーガ」(世界初演)
振付:イリ・ブベニチェク
音楽:D.ショスタコーヴィチ
出演:ドロテ・ジルベール、エルヴェ・モロー

ピアノの伴奏に合わせて二人が踊ります。
エルヴェ・モローは人気のあるダンサーなのですか。
上半身が硬いような感じです。背が高くスタイルがいいのですが、ちょっと残念でした。

「Le Souffle de l'Esprit ー魂のため息ー」
振付:イリ・ブベニチェク
音楽: J.パッヘルベル、J.S.バッハ、R.ホフステッター、O.ブベニチェク

男性ソロ:イリ・ブベニチェク、オットー・ブベニチェク、ヨン・ヴァイエホ
女性ソロ:ラケル・マルティネス、ドゥオシー・ジュウ
     カテリーナ・マルコフスカヤ、アンナ・メルクロヴァ、
     クラウディオ・カンジアロッシ、マキシミリアン・ゲノフ、
     フランチェスコ・ピオ・リッチ、マイケル・タッカー

この作品はすばらしかったです。
やはり、最後の「カノン」が圧巻でした。
男女二人や男性三人が踊っているのを見ていると、この作品は生の謳歌を詠っているのだと思いました。

いつものバレエの公演に比べると年齢層が高かったようです。場所柄でしょうか。
オーチャードホールにはリニューアルしてから初めて訪れましたが、あまり変わっていませんでした。
意外と舞台が見やすくなっていたようですが、座席のおかげでしょうかね。
最後の作品だけでも価値のある公演でした。

牧阿佐美バレエ団 『デューク・エリントン・バレエ』2012/11/11



チケットを貰ったという人から誘われ、牧阿佐美バレエ団を見てきました。
新国立劇場中劇場なのですが、一階は半分ちょっとしかお客さんが入っていません。演目に人気がないのでしょうか?それとも牧阿佐美バレエ団の公演がいつもこうなのでしょうか?
牧さんは真っ赤なスーツを着て流石目立っていました。

11月10日(土)13時開演

演出・振付:ローラン・プティ
音楽:デューク・エリントン 

<プログラム>
1.Don't The Opener
2.In a Sentimental Mood/Mr.Gentle and Mr.Cool
3.Don't Get Around Much Anymore
4.Solitude
5.The Telecasters
6.Cotton Tail
7.Sophisticated Lady:Chelsea Bridge/Satin Doll
8.Hi-Fi Fo Fums
9.Ad Lib on Nippon
10.Mood Indig / Dancers in Love
11.It don't mean a thing(If it ain't got that swing)
12.Caravan
13.Afrobossa
14.Take the "A" Train


音源がデューク・エリントンの実際の演奏です。といっても、もちろん録音ですが。
ゲストはボリショイ・バレエのプリンシパル、マリーヤ・アレクサンドロワとソリストのデニス・サーヴィン。
この二人、スタイルがいいです。

日本人ダンサーも体格的に負けなくなってきてはいますが、筋肉のつき方などをみると、棒のような脚です。特に女性ダンサーは痩せすぎなんじゃないでしょうか。
アレクサンドロワは筋肉がほどよくついており、美しい脚線美です。

音楽がアメリカのジャズで、振付がフランスのプティ。
アメリカの土着的なジャズとフランスのエレガントとのコラボ。
それぞれの曲に演出が工夫されており、楽しめました。
「Soliltude」でしたか、棒を印象的に使っていました。

しかし、ダンサーはどうかというと別の話です。
ノリが今一つで、はじける感じがありませんでした。
小さく固まっている感じです。
この演目を東京バレエ団や新国立バレエ団でやると、もっと生きたと思います。
日本人にはジャズは難しいのかもね。


衣裳ではどれもよかったのですが、残念だったのは最後の「Take the "A" Train」の男性の衣裳です。
パンツがぶかぶか。もっとピチッとした格好いいものだったらよかったのにと思いました。

風邪気味なのに無理をして見に行ったせいか、今日は喉が痛くて大変です。
人間の風邪が動物に移るってことがあるかしら?
気をつけなければ。

第13回バレエフェスティバル【プログラムB】 途中退場・・・2012/08/15

少し早めに文化会館に着きました。
前回よりもクーラーがきいているのを感じました。

8月14日(火)18:00開演  会場:東京文化会館

■第1部■

「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」
振付:ジョージ・バランシン/音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー
ポリーナ・セミオノワ フリーデマン・フォーゲル

何度目になるのかわからないぐらい見た演目ですが、見えないわ~。
斜め前の人、特に女性の踊りに興味があるようです。フォーゲルの踊りの時、前のめりがなくなりました。ひょっとしてバレエしているのかも。

「パルジファル」  
振付:モーリス・ベジャール/音楽:リヒャルト・ワーグナー
カテリーナ・シャルキナ オスカー・シャコン

二人の影が見えました・・・。

「タイス」(「マ・パヴロワ」より)
振付:ローラン・プティ/音楽:ジュール・マスネ
上野水香 マシュー・ゴールディング

音楽がいいです。今日は東京フィルハーモニー交響楽団。
もっと詩情あふれる「タイス」を見てみたいものです。
見なくてもわかる、心の目(偏見かぁ)で見ていました。

「エフィ」
振付:マルコ・ゲッケ/音楽:ジョニー・キャッシュ
マライン・ラドメーカー

舞台向かって左側で何やら叫んでいましたが、見えません。右側だったら見えるのに・・・。一体何やってんだか(溜息)。
斜め前の人は最後は飽きたらしく、最後の5分間は背もたれにもたれていました。

「ライモンダ」
振付:マリウス・プティパ/音楽:アレクサンドル・グラズノフ
タマラ・ロホ スティーヴン・マックレー

体を動かし、何とか見える隙間から二人の踊りを堪能しました。
マックレー、いいですね。体は小さいのですが、ジャンプも高く、足先が綺麗です。ただし衣装がちょっと・・・。タキシードより正統派の衣裳の方が私は好きです。
ロホは本当にバランス感覚が優れていますね。くるくると回っています。「いつもより多く回りました~」(笑)と言いたくなるぐらいです。
「ライモンダ」でこんなに盛り上がったことは今までありませんでした。
踊る人によっては盛り上がるんだということがわかりました。
きっとガラ用に多く回ってくれたのでしょうね。

身体が冷えてしまったのと、前の女性のせいで見づらいため、残念ながら、ここで退場となってしまいました。

ルテステュの「椿姫」、オシポワ&ワシーリエフの「海賊」、ザハロワとロパートキナ、そしてなんといってもアイシュヴァルト&ルグリの「オネーギン」、見たかったなぁ~。

こうなったらお金を貯めて、本場に乗り込むしかないかもしれませんね。
しばらく日本で見るのを我慢しようかしら。

お口直しに。
今朝朝顔に水やりしていて気づきました。
あの・・・、私小学校の時に何故か朝顔の観察をしなかったのです。
そのため今頃観察してますので、笑わないでください。
なんと、花が枯れた後に白い綿みたいなものができています。そこに果実がなっています。茶色になっているものがあったので、触ってみると中に何かあります。
そう、種です。


採って皮を剥いてみると、種が現れました。


乾燥させて来年まで保存しておき、5月に蒔くといいようです。
種があるのを忘れなかったら、来年ベランダに朝顔のカーテンを作ろうかしら。

第13回世界バレエフェスティバル 【プログラムA】2012/08/05



朝晩水やりをかかさずしていると、今朝はこんなに咲いてくれました。
こんなに咲いても三色。なかなか四色そろうことはないようです。

昨日は三年ぶりの世界バレエフェスティバルに行ってきました。
抽選に三回もはずれ、やっと三階席を確保できました。
なんでこんなにチケットが取れないのでしょうか。
これからはバレエ団が来日したら、できるだけ全幕で見るようにしますわ。
端だったので結構見えたのでよかったのですが、Bプログラムは中ほどなので、人の頭でどれぐらい見えるのか心配です。


8月4日(土)15時開演 東京文化会館
指揮:ポール・コネリー 
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団 

【第一部】
■第1部■ 
「スターズ・アンド・ストライプス」
振付:ジョージ・バランシン/音楽:ジョン・フィリップ・スーザ
ヤーナ・サレンコ ダニール・シムキン

シムキンの「スターズ・アンド・ストライプス」も2度目か3度目。前に観た時の方がはじけていたような・・・。
パートナーが踊るごとに同じではないけれど、はつらつとしていていかにもアメリカという感じで、最初にふさわしい幕開けです。

「モペイ」  
振付:マルコ・ゲッケ/音楽:C.P.E. バッハ
フリーデマン・フォーゲル

「モペイ」ではフォーゲルの筋肉に感心しました。解剖学通りにきちっと筋肉がついていて、美しい。描けるものなら彼の肉体を描いてみたいと思いました。
振付は私好みではなかったですけれど。

「幻想~『白鳥の湖』のように」より第1幕のパ・ド・ドゥ
振付:ジョン・ノイマイヤー/音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー
エレーヌ・ブシェ ティアゴ・ボァディン

「幻想・・・」は全幕でみたいです。全幕を見ていないと、どういう場面かがわからず、感情移入できないのです。

「ドリーブ組曲」
振付:ジョゼ・マルティネス/音楽:レオ・ドリーブ
上野水香 マシュー・ゴールディング

「ドリーブ組曲」はコメントしないほうがいいでしょう。
腕の表情が相変わらずですね。前回よりはよかったですが。
NBC枠かもしれませんが、日本人でもっと適役の人がいるんではないでしょうか。


■第2部■
「扉は必ず...」
振付:イリ・キリアン/音楽:ダーク・ハウブリッヒ(クープランの「プレリュード」に基づく)
オレリー・デュポン マニュエル・ルグリ

「扉は必ず・・・」はスローモーションのような踊りで、争う男女の姿を描いています。ここから出て行きたいけれど出ていけないジレンマ。
ルグリとデュポンなら他の演目を見たかったかも。

「海賊」
振付:マリウス・プティパ/音楽:リッカルド・ドリゴ
ポリーナ・セミオノワ イーゴリ・ゼレンスキ

もっとすごいのを見ているので、いたって普通の「海賊」に見えてしまいました。

「セレナータ」
振付:マウロ・ビゴンゼッティ/音楽:アメリゴ・シエルヴォ
ナターリヤ・オシポワ イワン・ワシーリエフ

スピード感がすごいです。この二人、身体能力が高いのね。
これからどう成長してくれるのか、楽しみな二人です。
『すごい』から『素晴らしい』に化けてください。

「瀕死の白鳥」
振付:ミハイル・フォーキン/音楽:カミーユ・サン=サーンス
チェロ:遠藤真理、ハープ:田中資子
ウリヤーナ・ロパートキナ

前回見た日本人の方のとは全く違う「瀕死の白鳥」です。
彼女のように最初から腕をブンブン振り回さないで、ひっそりと現れました。
品のいい、死に対して悪あがきしない、幻想のような白鳥です。
でも、泣けませんでした。ただ、ただ美しい・・・。


■第3部■
「ロミオとジュリエット」より第1幕のパ・ド・ドゥ 
振付:ジョン・クランコ/音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
マリア・アイシュヴァルト マライン・ラドメーカー

私はこの二人、好きです。
ロミオの情熱をはにかみながら受け入れるジュリエットの姿が素敵です。
この二人の「オネーギン」を見てみたいわ。
Bプロではルグリと「オネーギン」です。楽しみ♪

「ジュエルズ」より"ダイヤモンド"  
振付:ジョージ・バランシン/音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー
アニエス・ルテステュ ジョゼ・マルティネス

衣装がキラキラしていて綺麗。
「ジュエルズ」があまり好きではないので愉しめないのですが、流石二人はきっちりと踊っていました。

「ディスタント・クライズ」
振付:エドワード・リャン/音楽:トマゾ・アルビノーニ
スヴェトラーナ・ザハロワ アンドレイ・メルクーリエフ

出産後、放射能汚染のため日本に来てくれなかったザハロワを、やっと見られました。来てくれてありがとう。
出産したとは思えない、相変わらずのスタイル。開脚が180度以上で、相当股関節が柔らかいのですね。うらやましい。
Bプロはコンテンポラリー物ではなく、古典物を観たかったです。

「パガニーニ」
振付:マルセロ・ゴメス/音楽:ニコロ・パガニーニ
ヴァイオリン:チャールズ・ヤン
マルセロ・ゴメス

ヴァイオリニストとの絶妙なコンビプレー。
ゴメス、得してますね。音とダンスがシンクロしていて楽しい演目でした。

「ラ・シルフィード」第2幕より
振付:ヨハン・コボー オーギュスト・ブルノンヴィルに基づく/音楽:ヘルマン・S.レーヴェンスヨルド
タマラ・ロホ スティーヴン・マックレー

アレ、舞台装置が・・・。
こがらなロホが無邪気なかわいらしいシルフィードになっていました。
幻想的な感じは・・・。


■第4部■
「ブレルとバルバラ」 
振付:モーリス・ベジャール/音楽:ジャック・ブレル、バルバラ
エリザベット・ロス ジル・ロマン

ちょっとここらで疲れがでて、集中力の欠如になっていました。

「明るい小川」よりパ・ド・ドゥ  
振付:アレクセイ・ラトマンスキー/音楽:ドミートリイ・ショスタコーヴィチ
アリーナ・コジョカル ヨハン・コボー

アリーナがはつらつとしていてかわいい。
ついつい前に観たコボーの教授を思い出して一人笑いしていまいました。

「カンタータ」 (世界初演)
振付:ナチョ・ドゥアト/音楽:ヨハン・セパスティアン・バッハ
ディアナ・ヴィシニョーワ ウラジーミル・マラーホフ

マラーホフが相変わらずの短パン姿です。いつも思うのですが、なんか身体がアンバランスなんです。太ったという意見が多数あります。
音楽がいいですね。
マラーホフはこういうような感じの音楽と踊りが好きなんですね。
ナチョの振付は私好みです。

「オネーギン」より第1幕のパ・ド・ドゥ
振付:ジョン・クランコ/音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー
ポリーナ・セミオノワ フリーデマン・フォーゲル

う~ん、なんか違う。前回でアイシュヴァルトのを見ているので。
フォーゲルはまだオネーギンよりお友達の方が合っているように思います。
ポリーナもかわいいんだけどね。
最後の場面はやっぱり二人にはできないから、手紙の場面にしたんだろうけれど。
Bプロの二人に期待します。

「ドン・キホーテ」
振付:マリウス・プティパ/音楽:レオン・ミンクス
オレシア・ノヴィコワ レオニード・サラファーノフ

最後は華々しく・・・と思っていたのでしょうが、普通の「ドン・キホーテ」です。もちろんこれで文句はありません。でも、世界フェスティバルですから、期待しちゃいますよね。
Bプロのトリは誰なのでしょうね。

 
40分~50分ぐらい見た後に15分の休憩が入ったので、前よりも疲れを感じませんでした。これぐらいがいいですね。
フィナーレで思ったのですが、アルファベット順に登場するので、ザハロワが得してますね。某ダンサーはザハロワの影に隠れてしまいちょうどよかったですが、コジュカルが端でかわいそう。
登場順や立ち位置をBプロでは変えた方がいいかもしれませんね。

前回はチケットが抽選ではなくても取れたのに、今回は抽選にもかかわらずチケットが取れず、このままでいくと次回はもう見られないかもしれません。
どなたかガラのチケット譲ってくれませんかね。一度でいいから見たいのですが。

『バレエ・アステラス☆2012』@新国立劇場オペラパレス2012/07/23

「海外で活躍する日本人バレエダンサーを迎えて」と副題にあるように、海外のバレエ団で踊っているダンサーと新国立劇場バレエ研修所の修了生が出演する公演です。
残念なことに海外で活躍する男性ダンサーが誰一人として出演していません。
女性に比べて男性はあまり活躍していないのでしょうか。
そういえば、英国ロイヤルバレエの蔵さんとかこの前ボリショイを引退なさった岩田さん以外にすぐに名前が浮かぶ人がいませんねぇ。


7月22日(日)3:00開演

☆第一部☆
『トゥリプティーク~青春三章~』
振付:牧阿佐美 音楽:芥川也寸志
新国立劇場バレエ研修所修了生・研修生

みんな背もスタイルもそろっています。日本人の身体も進化しています。
この中から誰が第二の小野絢子になるのかが楽しみですね。


『THE AGE OF INNOCENCE』パ・ド・ドゥ
振付:エドワード・リアン 音楽:フィリップ・グラス
菅野真代(ディアブロ・バレエ)
ローリー・ホーエンスタイン(ジョフリー・バレエ団)

とっても短くて(4分)いいのかどうか考える間もなく終わってしまいました。
菅野さん、結構たくましいお体に圧倒され、リフトが大変ねぇと気になり・・・。


『ライモンダ』パ・ド・ドゥ
振付:マリウス・プティパ/牧阿佐美  音楽:アレクサンドル・グラズノフ
本島美和(新国立劇場バレエ団)
マイレン・トレウバエフ(新国立劇場バレエ団)

ガラでやるライモンダを面白いと思ったことがないので、この二人はどうなのかしらと思ってみていたら、リフトで失敗。
なんかあまりいいパートナーシップではないような。練習不足でしょうか?
ライモンダはきちっと踊れる人が踊ってこその演目なのだと思いました。


『チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ』
振付:ジョージ・バランシン  音楽:ピョートル・チャイコフスキー
佐久間奈緒(バーミンガル・ロイヤルバレエ団)
厚地康雄(新国立バレエ団)

佐久間さんはのびのびと踊っていました。
厚地さんは元バーミンガル・ロイヤルバレエ団なのですね。
前の二人とは違い、息のあった踊りでした。


『白鳥の湖』より”黒鳥のパ・ド・トロワ”
振付:マリウス・プティパ/ルドルフ・ヌレエフ版
音楽:ピョートル・I・チャイコフスキー
藤井美帆(パリ・オペラ座バレエ団)
ヤニック・ビッタンクール(パリ・オペラ座バレエ団)
グレゴリー・ドミニアク(パリ・オペラ座バレエ団)

オペラ座も太っ腹です。二人もイケメンを用意してくれました(笑)。
王子とロットバルトです。
ヌレエフ版を初めてみたのですが、オディールと王子の間にロットバルトも入ってきて、これは三角関係かと思うほどです。ロットバルトの役割は一体なんなのかしら?
オペラ座版の『白鳥の湖』のDVDがあるので見て、この三人の関係を明らかにしなければと思いました。
せっかくイケメンがいたのですが、踊りとしては魅力が感じられず、残念。
藤井さんに二人を手玉に取るという華がなかったですね。


『ロメオとジュリエット』バルコニーのパ・ド・ドゥ
振付:アザーリ・M・プリセツキー
音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
伊藤友季子(牧阿佐美バレエ団)  中家正博(牧阿佐美バレエ団)

伊藤さんは新国立劇場バレエ団の第一期修了生だそうです。
この場面好きなのですが、振付が違っていておもしろいですね。
牧さん、芸術監督を辞められてもまだ影響力があるのでしょうかね。


☆第二部☆
『SPINAE』
振付:マイルズ・サッチャー
音楽:フィル・クライン&メアリー・エレン・チャイルズ
サンフランシスコ・バレエ学校 研修生

流石、バランシンの国。研修生でも見応えがあります。
この子たちの中でどれぐらいの子がスターになれるのでしょうか。


『アダージェット』
振付:レナート・ツァネラ  音楽:グスタフ・マーラー
菅野茉里奈(ベルリン国立バレエ団)  
ライナー・クレンシュテッター(ベルリン国立バレエ団)

これは前にローザンヌ・ガラで中村祥子さんが旦那さんと踊ったのを見たのを思い出しました。『アレス・ワルツ』の一部だそうですが、彼らのとは全く違う印象をもちました。(同じパートですよね・・・)
踊る人によってガラっと印象が変るのですね。
祥子さんたちの方が大人の男女の駆け引き的なものが感じられました。
マーラーは聴いていると眠気を誘われます。麻薬だ・・・。
『アレス・ワルツ』全部見たいですわ。


『海賊』パ・ド・ドゥ
振付:マリウス・プティパ  音楽:リッカルド・ドリゴ
小野祥子(新国立劇場バレエ団)
八幡顕光(新国立劇場バレエ団)

これからの新国立劇場バレエ団を背負って立つお二人です。
安定した踊りを見せてくれました。
八幡さん、もう少し背があればよかったのにね、といつも思います。


『瀕死の白鳥』
振付:ミハイル・フォーキン
音楽:カミーユ・サン=サーンス
田北志のぶ(ウクライナ国立キエフ・バレエ団)

田北さんのことを知りませんでした。
たった一人で、それも『瀕死の白鳥』を踊るなんて、勇気ある・・・と思いながら見ました。
それなりに感情移入できました。でも、最後は死んだの?と疑問に。
往生際の悪い白鳥でした。

『ドン・キホーテ』パ・ド・ドゥ
振付:マリウス・プティパ   音楽:ルートヴィッヒ・ミンクス
高橋絵里奈(イングリッシュ・ナショナル・バレエ団)
ズデネク・コンヴァリーナ(イングリッシュ・ナショナル・バレエ団)

今回楽しみにしていたのが、高橋さんの踊りです。
newsweek日本版の特集「世界が尊敬する日本人25人」の一人に入っているそうです。
ABTの加治屋さんのキトリよりもキトリっぽい(見かけ)と思いました。
それなりに踊れる人のようですが、他のすごい人を見てしまったので、それほど感動はありませんでした。
この演目、どのガラでも踊られているので、観客をわかせるのは難しいですね。
彼女の踊る全幕物をいつか観たいものです。


いつものガラに比べると、アレ?という人もいましたが、コストパフォーマンスからしても見応えのあるガラでした。
日本人が海外でも認められているということは嬉しいことです。
彼女たちに続いて、若いダンサーたちにも頑張ってもらいたいものです。