ライフ 13巻2006/09/14

夏休みが終わり、新学期。
始業式に学年集会が行われました。
そこに、なんと窓から飛び降り、怪我をして車椅子に乗っている廣瀬が現れ、椎葉をいじめていたのは自分で、安西にも指図していたと言うのです。
その後に、椎葉は廣瀬に会いにいきますが、彼女は会ってくれません。
その時、副担の平岡先生に会います。
広岡はクラスの生徒の自宅を一軒一軒周り、いじめの実態を掴もうとしていました。
彼女は、小学校の時に出会った、子ども思いの先生を見て、自分も教師になったと言います。しかし、その先生は問題を起こして、他の学校に異動させられたのです。
理想だけではうまくいかないことを、教師になって初めて知ったのです。
彼女は廣葉に、「少しでもあなたの力になれるようがんばるからね」と言うのでした。

広岡は安西に会いにいきました。
そして、安西に「あなたはたくさんの嘘をついているようね」「あなたはひとりぼっちになる」「人を苦しめるのは、さみしいからじゃないの・・・?」と言うのです。
平岡の言葉に怒った安西は、父親の知り合いの教育委員長を動かし、平岡を異動させるのでした。

自分のことをちゃんと見ていてくれ、真剣に考えてくれる先生に出会えたと思っていた矢先に、広岡が異動させられ、椎葉はショックを受け、友人のミキに会いに行きますが…。

いじめの首謀者、安西がなかなか負けません。どこまでがんばれるのか、見物ですね。
いじめは本当に難しい問題です。
教育現場ではどこまで把握できるのでしょうか?
どんな仕事にも、理想通りにいかないところがあります。
どれほど理想を現実に近づけられるかが、個人に問われているのではないでしょうか。