新国立劇場バレエ団 「コッペリア」を観る2009/06/30

 2009年6月29日(月)  19時開演

 振付:ローラン・プティ
       《キャスト》
 スワニルダ:タマラ・ロホ
 フランツ:ホセ・カレーニョ
 コッペリウス:ルイジ・ボニーノ
 コッペリア:人形

振付によって、こんなに変るものだとは思いませんでした。
今回のローラン・プティ版は、踊りがかわいいものが多いです。
特にスワニルダと友人の踊りはとってもキュートでした。
スワニルダを踊ったタマラ・ロホは喜怒哀楽の表情がとってもよく、コッペリアに興味を持つフランツに怒ったり、コッペリアに嫉妬心を燃やしたり、コッペリウスを翻弄する様子が本当に上手いです。
他の演目も見たいと思いました。
そうそう、今年のバレエフェスティバルにも出ますね。楽しみです。(ガラのチケット取れなかった・・・泣)
フランツ役のホセ・カレーニョも初めて見たのですが、いいですねぇ。
キューバ生まれなので、ちょっと肌が浅黒く、背があまり高くないのですが、均整がとれていて、お尻から脚にかけての筋肉が気に入りました。
20歳頃のロミオを見てみたかったです。
そして、コッペリウス。
前に、Kバレエカンパニーで見た時は、人形を偏愛する変なおじいさんという感じだったのですが、今回はダンディなおひげのおじさんです。
なんといっても、人形とダンスする場面がいいですよ。(写真)
プティ版はスワニルダに恋しているから、彼女そっくりの人形を作ったというのがはっきりしています。

つくづく思ったのですが、振付って本当に大事ですね。
同じものなのに、ガラッと印象が変るんですから。

新国立バレエ団は、それほどはずれがないように思います。「ドン・キホーテ」も行こうかしら・・・。

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