J・B・スタンリー 『ベーカリーは罪深い』2009/06/16

またまた新しいシリーズの誕生です。
母親が死んだため、一人残った父親のために大学の職を辞し、故郷に戻って図書館長を始めたジェイムズは、バツイチの体重が125キロを越えたデブです。
こんな自分に未来はないと、暗澹たる思いに沈んでいたところ、ダイエット・クラブに誘われます。
その名も、<デブ・ファイブ>。
仲間は高校の美術教師リンディと郵便配達員ベネット、保安官事務所の事務員ルーシー、そしてトリマーのジリアンです。
彼らは週に一回互いの家に集まってダイエット食を食べ、どれぐらい減量したのかを報告しあうことにしました。

第一回目の集まりの時、5人は保安官が車に乗り、猛スピードで走っていくのを見ます。
いつか保安官になりたいと思っていたルーシーは大事件が起こったのではと、事務所に行ってしまいます。
残されたデブ・ファイブの面々は、郵便配達員のジェイムズの無線機からベーカリー、<甘い天国>まで救急車の要請があったことを知り、<甘い天国>に行ってみることにします。
そこで元高校フットボール部員だったブリンクリー・マイヤーズが殺されていました。
デブ・ファイブたちはルーシーと一緒に犯人をつきとめることにします。

主人公がデブということで、デブに親近感を持っている私は飛びつきました。
それにしても、いろんな主人公が登場しますね。
体重はこれ以上増えて欲しくはないけれど、なかなか痩せられないデブ・ファイブの人たちには共感してしまいました,笑。