ジル・チャーチル 『カオスの商人』2009/06/06

主婦探偵ジェーンのシリーズがでました。
あとがきに、このシリーズが1991年以来発売されていなかったのは、翻訳者が亡くなったためだったことが書いてありました。
と言っても、私は翻訳者の名前を見て本を買わないので、どうでもいいのですが。
だからといっても、ちょっと間が空きすぎですよね。
6月なのに、本の内容は12月。まあ、仕方ないですね。

クリスマスが近づき、ジェーンの家はてんやわんや。
というのも、恋人のマイクの母親がやってきて、急遽ジェーンの家に泊まることになったり、いつの間にか押し付けられた「聖歌の集い」と「クッキー交換パーティ」の準備をしなければならないからです。
それだけで十分大変なのに、なんと愛すべきキュートで陽気なおばかのジュリーが、「聖歌の集い」に悪名高きニュースレポーターのランス・キングを招待したというのです。
彼は急襲の達人で、カメラ・チームを率いて無防備な人々の家や会社へ押しかけ、下品な言葉で気の毒な人々を責め立てるのです。
ところが彼の告発には嘘も含まれていて、その場合は一週間後に現場に戻り、無礼な態度で謝るのです。
断固として、ランスを自分の家に招くのを断るジェーンでした。
しかし、ランスが諦めるはずがありません。「聖歌の集い」にやってきたのですが、ところが・・・。

まあ、ここまで書くとおわかりでしょうが、殺されるのはこのランスです。
そして、ジェーンはまたまた犯人探しに乗り出すんですね。
今回は奇妙な隣人夫婦や女の子とそのパパが登場します。

アメリカの主婦に生まれなくてよかったとつくづく思いました。
なんか日本よりご近所付合いが大変そうですから。