小川糸 『食堂かたつむり』2010/02/13



映画化されているので、いつもは読まないものを読んでみました。
なんと言っても美味しいもの大好きな、食いしん坊ですから。

同棲していたインド人に、部屋の中のもの、ぬか床以外すべて、へそくりまでも盗られてしまった倫子は、驚きのあまり声がでなくなってしまいます。
10年以上も戻っていなかったふるさとに帰ろう。
そう思い立ちふるさとに戻ると、歓迎してくれたのは豚、おかんのペットのエルメスでした。


おかんとはなんとなく気心が知れず、お互いに距離をとっていました。
なにもかもなくした倫子は、自分にできる唯一のことをして、ふるさとでくらしていくことにします。
倫子の得意なモノは、料理でした。
一日一組のお客を相手に、好みなどを聞き取り、その人に合った料理を出すというものです。
いつしか倫子の料理を食べた人は幸せになるという噂が広まります。
そうするうちに、母に病気が見つかります。

と、なんとなくよくある話になっていきます。
もう最後はバレバレ。大人用の童話として読むと腹も立たないでしょう。
それよりも、美味しそうな料理が楽しみです。


たとえば、フルーツサンドイッチとラプサンスーチョン。
①レーズン食パンの表面に湯煎したチョコレートを薄く塗る。
②生クリームとヨーグルトのクリームにはちみつをたらしたものを塗る。
③洋ナシを薄く切ってのせる。
簡単ですね。一度作ってみましょうか。
ラプサンスーチョンはちょっとスパイシーな紅茶です。
 
ザクロカレー。
ざくろを使ったカレーで、詳しい作り方は書かれていませんが、どうもたまねぎと牛肉を使うようです。美味しいんでしょうか?一度食べてみたいですね。

ジュテームスープ。
季節の野菜を使い、組み合わせる野菜や量は毎回違い、コトコト煮こんだスープ。スープはあまり好きではありませんが、美味しそうです。

最後には、豚のエルメスが食べられちゃいますが、豚も美味しく食べていただければ、本望ですかね?

祖母が倫子に言った言葉は深いものがあります。

「イライラしたり悲しい気持ちで作ったお料理は、必ず味や盛り付けに現れますからね。食事を作る時は、必ずいいことを想像して、明るく穏やかな気持ちで台所に立つのですよ。」

もっと食べることを大事にしなければと、思いました。
あ、それだけで読んだかいがあったかも。
映画はDVDになった時に見るかどうか考えますわ。

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