佐伯㤗英 『後見の月』2014/05/06

連休前半は天気がよかったので一万歩以上歩き、後半は天気が悪いので雨の心配をしながら家の周りを散歩していました。
わんこは外に行くのが大好きなようで、ポツポツ雨が降ってきても平気です。

綺麗なバラの花と一緒に写真を撮ろうとすると・・・。



何故かそっぽを向きます。
写真が嫌いなようです。



八月一日の「八朔」の日に、吉原では白無垢を着た花魁道中が行われます。
金座裏九代目宗五郎の名代で祝儀を届けに、政次は幼馴染の亮吉と彦四郎を連れて吉原へと行くことになりました。
花魁道中の最中、吉原伝説の遊女と言われている高尾太夫が政次に笑みを送ってきました。
どこかで会ったことがあるのではと考え込む政次でしたが思い出せません。
彼女は何か差しさわりのあることに直面しており、自分に頼みたいことがあるのではと思った政次でした。

吉原の帰りに豊島屋に寄った政次たちは飲み逃げ事件と遭遇します。
その頃、金座裏の縄張りで飲み逃げ事件が多発しており、その後、犯人の二人組は盗みにまで手を出しました。
彼らは海辺大工町代地の池の端の宿に泊まりながら仲間を待って大仕事をしそうです。

さて、金座裏十代目の政次はどういう働きをするのでしょうか。

吉原の太夫との縁ということで、色っぽいことを期待して読んだのですが、残念。
政次は品行方正です。

佐伯さん、たまにはいいんじゃないですかぁ。