第14回世界バレエフェスティバル【プログラムB】 ― 2015/08/08
久しぶりのバレエ鑑賞です。
3年前の世界バレエはチケットが買えず、諦めました。
今回は一週間ぐらい前にたまたまHPを見て、チケット購入はできるのかと確かめたら、端っこの席がひとつあるではありませんか。
迷いましたが買いました。
こういうこともあるのですね。
お約束のロビーの飾りです。
今年5月にお亡くなりになったマイヤ・プリセツカヤのトウシューズが飾ってありました。
■第一部■
「ディアナとアクテオン」 ヴィエングセイ・ヴァルデス
オシール・グネーオ
「シンデレラ」 ヤーナ・サレンコ
ウラジーミル・マラーホフ
「シナトラ組曲」より”ワン・フォー・マイ・ベイビー
イーゴリ・ゼレンスキー
「ペール・ギュント」 アンナ・ウラデール
エドウィン・レヴァツォフ
「ライモンダ」より幻想のアダージオ
ウリヤーナ・ロパートキナ
ダニーラ・コルスンツェフ
今回の世界フェスティバルはベテランと若手の両極端になっているのでしょうか?
私の知らないダンサーが半分ぐらいいます。
その中でも一番最初に踊ったヴァルデスとグネーオの二人はAプロで海賊を踊って喝采をもらったそうで、バネのありそうな体でした。
ヴォルデスはバランスがよく、グネーオはジャンプがすごく高かった。
マラーホフはまだでているんですね。東京バレエ団のアドバイザーだからでしょうかね。そろそろ若手に譲ってもいいような。
ここでロパートキナかと思いましたが、後で「瀕死の白鳥」も踊るので仕方ないでしょう。
■第二部■
「眠れる森の美女」 リュドミラ・コノヴァロワ
マチアス・エイマン
「ノー・マンズ・ランド」 アリーナ・コジュカル
ヨハン・コボー
「海賊」 サラ・ラム
ワディム・ムンタギロフ
「ギリシャの踊り」 オスカー・シャコン
「マノン」より第一幕のパ・ド・ドゥ オレリー・デュポン
エルヴェ・モロー
「眠れる森の美女」は音楽を聞いていると幸せになれるから好きです。
でも、それ以上に好きなのはドラマのあるバレエです。
「マノン」の後に来る不幸があるからこそ輝く、一時の情熱の美しさを描いたようなパ・ド・ドゥ。いいですね。
■第三部■
「ロミオとジュリエット」より第一幕のパ・ド・ドゥ
ヤーナ・サレンコ
スティーヴン・マックレー
「伝説」 アリシア・アマトリアン
フリーデマン・フォーゲル
「椿姫」より第三幕のパ・ド・ドゥ タマラ・ロホ
アルバン・レンドルフ
「レ・ブルジョワ」 ダニール・シムキン
「オールド・マン・アンド・ミー」 ディアナ・ヴィシニョーワ
ウラジーミル・マラーホフ
「ロミオとジュリエット」も好きなバレエです。
第一幕のパ・ド・ドゥは幼い二人の恋の躍動感が表現されていて、見るといつも胸が熱くなります。
「椿姫」は一度見たいと思っているのですが、機会がなくて見ていません。
ロホが熱演していました。
シムキンはいつになったら今の路線を止めるのでしょうか。
前も「レ・ブルジョワ」を見ましたが、子供が煙草を吸っている感じで・・・。
彼のような童顔で小柄なダンサーは演目が限られてしまうのでしょうかね。
ちょっと心配。
■第四部■
「瀕死の白鳥」 ウリヤーナ・ロパートキナ
「シルヴィア」 シルヴィア・アッツォーニ
アレクサンドル・リアブコ
「椿姫」より第一幕のパ・ド・ドゥ マリア・アイシュヴァルト
マライン・ラドメーカー
「こうもり」 イザベル・ゲラン
マニュエル・ルグリ
「ドン・キホーテ」 マリーヤ・アレクサンドロワ
ウラディスラフ・ラントラートフ
とても美しい「瀕死の白鳥」でした。肩から指先まで美しい。
「シルヴィア」はノイマイヤーの振り付けだったので、現代風な衣装でとまどい、集中できず・・・。
「椿姫」の第一幕はマルグリットに惚れて彼女に熱烈に求愛するアルマンと彼を軽く扱おうとしつつも、彼の純粋さに惹かれていくマルグリットの様子が描かれています。
ラドメーカーがおバカなアルマンに見えてしまいました(失礼)。
「椿姫」を全幕で見たいです。
ルグリも日本で人気があるダンサーですが、マラーホフ同様にそろそろ後輩に・・・なんて言ったら怒られそうですが。
彼の足さばきは流石でした。
最後を決めるのは「ドン・キホーテ」。ボリショイバレエの二人が踊りましたが、そういえばザハロワは不参加ですね。
久しぶりのバレエはとっても楽しかったです。
残念なのは、この人は・・・と思える新しいダンサーができなかったことです。
見たい演目があったら、徐々にバレエ鑑賞を再開したいと思います。
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