スペンサー・クイン 『誘拐された犬』 ― 2015/08/30
横たわる犬。
死んでいるのか?
いいえ、ただ寝ているだけ。
一応目を細めたりするので、起きているようですが、身体が動かないみたいです。
『助手席のチェット』の後に出版されたのがこの本です。
犬が主人公ですから、犬の言葉で書かれています。
記憶が曖昧で、すぐに他のこと、特に食べ物やボール、フリスビーなんかに気を奪われ、衝動的に行動するところなんか、あるあると思います。
犬がしゃべれたらおもしろそうですが、要求ばかり多くてうるさそうなので今のままでいいですわ。
いつもお金がなくカツカツの私立探偵バーニーは知り合いの警官からドッグショーのチャンピオン犬の警護の仕事を紹介されます。
脅迫状まがいのものが送られてきたというのです。
ところがチェットのせいでしょっぱなから首になってしまいます。
家に帰ると記者をしているスージーが来て、彼女からチャンピオン犬と彼女の飼い主の伯爵夫人が誘拐されたことを知らされます。
良心の呵責を感じたバーニーは伯爵に雇われチャンピオン犬と伯爵夫人を探すことにします。
ところがチェットと事件を取材していたスージーも行方不明になってしまいます。
チェットはバーニーと再会でき、スージーも無事に帰ってこられるでしょうか。
吉祥寺のくぐつ草でカレーを食べてきました。
くぐつ草カレーとオムカレー(手前)。
オムカレーはレンズマメの入ったマイルドなカレーです。
お店は穴倉のような感じで、昔流行った喫茶店です。
珈琲は濃いです。
ソフトと言っても私には濃かったです。
のんびりと珈琲でも飲みながらボーとしたいお店です。
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