米澤穂信 『本と鍵の季節』 ― 2019/03/14
米澤さんの得意な(?)高校生のお話。
堀川次郎は高校二年生で図書委員をしています。
この頃の高校図書室と言えば、利用者が少ないというのがお決まりのパターン。
彼の高校の図書室も同様です。
次郎と同じ図書委員の松倉詩門は背が高くイケメン。
次郎と詩門は気が合うのか、一緒に当番をすることが多いです。
図書室に持ち込まれる謎に二人で仲良く挑みますが、いつしか次郎は詩門の家の謎に足を踏み入れてしまいます。
高校生の男の子とは思えない二人の会話には驚きです。
こんな高尚なことを話している高校生っているのかしらね。
気になったのが彼らのしている図書委員の仕事。
貸出・返却処理は図書委員がすることがありますが、それ以外は司書の仕事ではないですか?
まあ、この2人のような生徒にならさせても間違いがないとは思いますが、でも普通生徒にはやらせないでしょう。
ちょっとビターな青春ミステリです。
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