サラーリ・ジェンティル 『ボストン図書館の推理作家』 ― 2024/09/02

オーストラリ在住の推理作家のハンナはアメリカのボストン在住の作家志望のレオとメールのやり取りをしている。
彼に彼女が書いているミステリ小説の原稿を読んでもらい、ボストンに関する情報や本に対する意見をもらっているのだ。(beta readersというらしい)
小説はボストン公共図書館の閲覧室で偶然隣り合わせに座った四人の男女が突然館内に響き渡る女性の悲鳴を聞いたことから始まる。
主人公はオーストラリアの新人作家、ウィニフレッド・キンケイド(フレディ)。
奨学金をもらい、ボストンに滞在し、ミステリ小説を書いている。
彼女が悲鳴をきっかけに知り合い、友人になるのは、ベストセラー作家のケイン・マクラウドと心理学専攻の学生のマリゴールド・アナスタス、法学専攻の学生のウィット・メターズの三人。
部屋に帰ったフレディはテレビで、ボストン図書館で若い女性の死体が発見されたことを知る。
殺された女性は地元のタブロイド紙で働いているキャロライン・パルフリー。
四人は悲鳴を聞いただけだったはずなのに、次第に事件に巻き込まれていく。
レオのメールとハンナの小説が交互に現れ、小説が進んで行くにしたがい、レオのメールが不穏な感じになっていくのが不気味です。
小説の中にもレオという登場人物がいるので、馬鹿な私はメールを書いてるレオと登場人物のレオと混同してしまいました。
それが作者の狙いかしら?
メールと小説の作中作という作りになっているのですが、小説の方があまり好きじゃありません。
今の二十代ぐらいの若者のことをよくは知りませんが、そんなに簡単に友だちになりますか?私にしたら、四人の間も不気味でした。
彼らはサイコパスか、ストーカーかww。
変わった作品でもあるので、興味を持った方は読んでみてください。
面白くなくても、私のせいにしないでね、笑。
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