「山逢いのホテルで」を観る2024/12/15



クロディーヌはアルプスの山間の村に障害のある息子と洋服の仕立てをして暮らしている。
毎週火曜日に息子を隣人の女性に預け、白い服を着て、グランド・ディクサンス・ダムにあるホテルに行く。
そこに宿泊している男性の中から一人を選び、後腐れのない情事を楽しむのだ。
その帰りに、その男から聞いた男の住んでいる町の様子を手紙に書き、ポストに投函する。

ある日、クロディーヌはドイツ人の水力発電の技師で写真家のミヒャエルと関係を持つ。
一度きりのはずが、翌週もミヒャエルはホテルにいたので、また…。
やがてミヒャエルとの情事に夢中になり、クロディーヌは息子を迎えに行くのを忘れてしまう。
その後、息子を施設に預けるようにする。

アルゼンチンに出張で行くことになったミヒャエルはクロディーヌをいっしょに行こうと誘う。
クロディーヌは迷うが…。

主人公のクロディーヌを演じたジャンヌ・バリバールさんは「ボレロ」にも出ていた女優で、56歳だそうですが、もっと年上に見えてしまいました。
日本の女優さんたちがシワもなく、若く見えるだけですかね。
息子は20歳以上になっているようですが、特に何をしているわけではないようです。息子を施設に入れずにずっと手元に置いてきたようです。
1997年頃のスイスでは大人になった障害のある子どもが親と暮らすというのは、よくあることなのでしょうか。
大人になった息子と二人で暮らすことには限界が来ていたのかもしれません。
そんな時に男と出会ってしまい、男を取るか、息子を取るかで、クロディーヌは迷います。
私ならどうするかと考えてみると、息子を施設に入れて、男のところに行くかもしれませんね。
こう思えるのは、他人事だからなのでしょうかね。

赤い口紅をつけ、煙草をプカーと吸い、あなたの部屋に行こうと誘うジャンヌさん、妖艶過ぎます。
ミヒャエルは独身だったので、いいのですが、他の男はよく簡単についていくものだと感心しました、笑。
何歳になっても男と女という社会と、日本のように男も女も年を取ると枯れるのが当たり前という社会との違いを感じさせられました。

音楽や美術関係の映画だと眠くならないのですが、この映画でも二人がダムの内部を歩いている場面ぐらいから私は夢見心地になってしまいました。
いけませんね。映画を選んで観ましょうねww。
ダムの風景が美しかったので、一度行ってみたいです。

<週末のわんこたち>
お年なので、暖かい日中にしか散歩をしません。今日はポカポカしててよかったですが、日陰は寒かったです。


MはミッキーのM。お調子者のヨーキーにぴったりです。


気むずかし屋の兄はイチョウといっしょに撮りました。(前を向いてくれないのよ)
まだイチョウの葉が残っています。

<今週のおやつ>
今週はケーキを食べることが多かったです。


「FOUNDRY」のモンブラン。上にのっている栗が大きいです。
クリスマスまでケーキは食べないようにしないと。
太ってしまった気がします。怖くて体重計にはのれないわぁ…。