クレオ・コイル『エスプレッソと不機嫌な花嫁』 ― 2009/12/23
ニューヨークの珈琲店「ビレッジブレンド」が舞台のコージー・ミステリーです。

クレアの元夫マテオが結婚することになった。
相手は《トレンド》誌の編集長のブリアン・ソマーという自分のファッションセンスや美しさを鼻にかけている嫌みな女。
彼らの結婚式はニューヨークメトロポリタン美術館で行われる。
マテオからのたっての願いをきき、クレアは結婚式に協力することになる。もちろんおいしいコーヒーで。
コーヒーは世界最高品質のエスメラルダとワイプナ農園の百パーセントのコナ・ピーベリー、コピ・ルアク、ビレッジブレンドの折り紙つきのエスプレッソなど。
彼らの結婚式はニューヨークメトロポリタン美術館で行われる。
マテオからのたっての願いをきき、クレアは結婚式に協力することになる。もちろんおいしいコーヒーで。
コーヒーは世界最高品質のエスメラルダとワイプナ農園の百パーセントのコナ・ピーベリー、コピ・ルアク、ビレッジブレンドの折り紙つきのエスプレッソなど。
ところがなんと、新婦のブリアンが命を狙われているようだ。
そう訴えるクレアに六分署の警部補マイク・クィンはちゃんとした証拠がなければ警察は動けない。しばらくクレアがブリアンと一緒に行動してみればと言うのだった。
マテオからも頼まれて、しぶしぶクレアはブリアンと行動を共にするのだが…。
今回はコーヒーの薀蓄を取り上げてみましょう。
「コピ・ルアク」って聞いたことがありますか?
今回はコーヒーの薀蓄を取り上げてみましょう。
「コピ・ルアク」って聞いたことがありますか?
このコーヒー、普通の豆じゃあないんです。
「コピ」はインドネシア語で「コーヒー」、「ルアク」はネコに似た小型の動物、マレージャコウネコのことだそうです(↓)。

ちょっとイタチっぽいですね。日本では「イタチ・コーヒー」とも言っていたそうですが、全く別物だそうです。
コーヒーの果実を「ルアク」が餌として食べます。果肉はネコの栄養源になりますが、種子のコーヒー豆は消化されず、消化管で豆の科学成分が変化し、そのまま排泄されます。
現地の農民はその糞を探して、中からコーヒー豆を取り出し、きれいに洗浄し、よく乾燥させた後、高温で焙煎。それが「コピ・ルアク」です。
コーヒー豆に含まれるたんぱく質は苦さをもたらすのですが、「ルアク」の消化のプロセスはそのたんぱく質の一部を壊すので、口当たりがよくなるらしいです。
日本でも売っていますが、値段をみてみるとだいたい100gで4000円前後のようです。
下は糞として出た時のコーヒー豆の写真です。見たい人はクリックしてみてください。(シールたん機能がついたので、使ってみました)飲みたくなくなるかも。
日本でも売っていますが、値段をみてみるとだいたい100gで4000円前後のようです。
下は糞として出た時のコーヒー豆の写真です。見たい人はクリックしてみてください。(シールたん機能がついたので、使ってみました)飲みたくなくなるかも。

最近のコメント