quiet colors

（ネタバレあり）

１８７０年代のパリ。
ファントムは醜い容貌のため親に捨てられ、見せ物小屋で見せ物になっていました。
ある日、自分をいじめていた見せ物小屋の男を殺し、たまたま来ていたオペラ座の寄宿生の手招きで、オペラ座に逃げ込みます。
オペラ座でいろいろな音楽を聞くつちに、彼は音楽を極めていきます。

親が死んだため、クリスティーヌが寄宿舎にはいります。
彼女の声を聞き、ファントムは声に惚れ、密かに彼女に音楽を教えます。
クリスティーヌは、ファントムが亡き父親が言っていた”音楽の天使”だと思って慕っていました。

クリスティーヌがバレエダンサーとして出演することになっていたオペラのリハーサルで、プリマドンナが事故に遭います。
クリスティーヌは急遽代役として舞台に立ち、成功をおさめます。
その舞台を見ていた幼なじみのラウルと再開し、二人はいい感じになります。
しかし、ファントムは自分が音楽を教えたクリスティーヌがラウルに盗られてしまうと思い、激しく嫉妬しました。
嫉妬に狂ったファントムほど怖いものはいません。（顔は醜いとは言われていますが、それほどではないですよね）
親のお墓に行ったクリスティーヌの後を追い、目の前に現れたりします。
気づいたラウルが追ってきて、決闘となります。
結局ラウルが勝つのですが、優しい彼はファントムを殺すことができませんでした。
そのため、なお一層、ファントムの怒りは煽られたのです。

ラウル達はファントムを捕まえるために、オペラ、”ドン・ジョバンニ”を上演することにします。
思惑どおりにファントムは現れますが、クリスティーヌが連れ去られてしまいます。
ラウルはクリスティーヌを捜し、オペラ座の地下深く行きますが、ファントムに捕らわれてしまいます。
ファントムはクリスティーヌに自分と一緒になれば、ラウルを助けてやる、もしラウルを選んだら、彼を殺すと言われます。
”音楽の天使”だと思い慕っていたのに、このような選択を迫るファントムに対し、なんとクリスティーヌは哀れを感じ、彼に口づけをします。
この口づけがファントムの心を動かし、彼は二人を解放するのでした。

煌びやかなオペラ座とそこに集う人々の衣装のきれいなこと。
地下にあるファントムの住居では、ろうそくがうまく使われています。
これらを見るだけでも、この映画を見る価値があります。