ジル・チャーチル 『愛は売るもの』2007/12/11

ジル・チャーチルのシリーズ物ですが、私は彼女の書く主婦探偵ジェーン・シリーズの方が好きです。
このシリーズは、リリーとロバートという兄妹が主人公です。
この2人、元は金持ちだったのですが、父親が死んでから貧困生活を味わい、その経験がなかったらまるっきりのお馬鹿兄妹ですわww。
特にロバートなんか、金持ちのお馬鹿息子だったでしょうね。

時はアメリカの大恐慌時代。
ちょうど大統領選挙の年です。
リリーとロバートは伯父から相続する予定の屋敷、グレイス&フェイヴァーの部屋を貸して収入を得ていました。

ある日、彼らの住むグレイス&フェイヴァーに怪しい人物がやってきます。
彼は部屋を求めており、一目をはばかる様子。
怪しいと思いながらも、背に腹は代えられない。
彼に部屋を貸すことにします。
ところがなんと、貸した部屋で殺人が起こり、殺されたのは悪名高きラジオ伝道師でした。

ちょうどその頃、町の小学校教師が休暇を取っており、兄妹は彼女が帰るまで代理教師を頼まれます。
一体教師はどこに行ったのでしょうか?

アメリカの大恐慌時代の様子が書かれていて、その頃の様子がよくわかります。
そのこと以外には残念ながら、あまりミステリーとしてはお勧めではありません。

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