みお 『極彩色の食卓 ホーム・スイート・ホーム』 ― 2025/07/12
昨日から涼しくなり、久しぶりに昼間に(午前中)にお散歩ができました。
いつもは朝が苦手なママはパパにお散歩を任せています。(薬のせいか、暑くなると覿面に体がだるくなります)
今日は家族いっしょです。

いつものように弟があっちこっちに行ったり、立ち止まったりと落ち着きません。

気温が23℃ぐらいでも湿気があり、わんこたちは舌を出していますが、水を飲むほどではないようで、パパが水を飲まそうとしても無視してますww。
また明日から暑くなるようです。
「極彩色の食卓」シリーズの三巻目にして最終巻です。

女流画家・律子に救われ、彼女と暮らしはじめてから三年が経った。
大島燕は就職先も決まり、後は美大卒業を待つばかりとなる。
夏休みのある日、来年から勤めることになっている修復工房の所長から電話が来て、二週間、瀬戸内海の花之島にある修復工房へ研修に行ってくれないかと言われる。
律子と二週間、離れて暮らすことに不安があり、普通なら断っていたが、あることのために燕は花之島に行くことにする。
研修先の『皆本修復工房』には八十を超えるという老修復師と彼の一番弟子を名乗る加納誠という少年がいた。
誠の夢は数年に一度、瀬戸内の島全域で行われる美術祭が来年開催されるので、その時に皆本修復美術館を作ることだという。
なんとも生意気なガキだ。
島で様々な人々と出会うことで、燕は自分の過去と向き合い、修復師としての歩みを始める。
一方、律子も・・・。
落ち着くところに落ち着いて、お話は最終回となりました。
それぞれの家庭にはそれぞれの問題があり、一筋縄ではいきません。
でも人は、家族がどうであれ、自分の足で歩いていくしかないのです。
燕君も父親の呪縛から逃れられたのだから、律子さんから独立して、一人前の修復師となれるように頑張ってもらいたいですね。
シリーズの順番
①『極彩色の食卓』
③『極彩色の食卓 ホーム・スイート・ホーム』(本書)
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