水生大海 『メゾン美甘食堂』2026/01/27

軽いミステリー。
本の紹介にコージーミステリーと書いてありますが、日本でコージーミステリーというジャンルが確立しているのかどうかわかりませんので、一応ミステリの中に入れときますww。


伯母の有美子が骨折して入院したので、雨森涼真は彼女の代理としてマンション・メゾン美甘の住人専用食堂をしばらく引き継ぐことになる。
メゾン・美甘は駅から徒歩17分、築40年強だが外観と一階がレトロな凝ったデザインだ。
彼は伯母のレシピを参考にしながら、薬膳の知識を用いてメニューをアレンジして出す。
マンションの住人は彼の料理に満足するばかりではなく、彼らが日々遭遇する謎を彼に話し、解明してもらうようになる。

雨森に相談した人は四人。
部下から毒をもられたのではないかと疑心暗鬼になった女性。
別れた彼女からストーカー疑いをされた男性。
上司から財布を盗んだと疑われた女性。
身に覚えのないクレームに悩まされている女性。

犯罪というには微妙で、人の悪意から起こることなので、後味があまりよくないです。
会社や友人から同じような目に遭った方がいるかもしれないので、読む人を選ぶかもしれませんので、注意してください。

雨森が作る料理はとても美味しそうでいいですよ。
マンションの中の食堂というのは、この頃、滅多にないですが、昔の賄付きの下宿みたいなものですね。
朝食におにぎりと具だくさんの味噌汁、ゆで卵は使えそうです。
前日にご飯を炊いて、味噌汁を作っておけばいいんですから。
面倒なら、コンビニで買っておけばいいです。
昼食と夕食はできるだけ定食系にしましょう。
食べることは大事です。
といいながら、いい加減な食事をしている私ですwww。

巻末に出て来た料理のレシピが載っていました。
簡単に作れるものですので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

最後に雨森の謎が出てきましたね。
食品衛生責任者講習を受けていて、調理師受験資格まであと一歩という実務経験があり、飲食業との関りがあり、会社が倒産している…。
果たして彼の仕事は何か。
シリーズ化しそうな気がしますので、次回に明かされるかもです。