パリ・オペラ座バレエ団 『天井桟敷の人々』 ― 2013/06/01
久しぶりのバレエ鑑賞です。
自宅も職場も都心から遠くなったため、なかなか平日には見に行けません。
ニューヨーク・シティ・バレエ団の公演は平日なので、今回はパスします。
なんで全部の公演が平日なのかしら?
自宅も職場も都心から遠くなったため、なかなか平日には見に行けません。
ニューヨーク・シティ・バレエ団の公演は平日なので、今回はパスします。
なんで全部の公演が平日なのかしら?

2013年6月1日 13時 東京文化会館
音楽:マルク=オリヴィエ・デュパン
振付:ジョゼ・マルティネス
衣裳:アニエス・ルテスチュ
≪キャスト≫
ガランス:イザベル・シアラヴォラ
バチスト:マチュー・ガニオ
フレデリック・ルメートル:アレッシオ・カルボネ
ラスネール:バンジャマン・ペッシュ
ナタリー:レティシア・ピュジョル
エルミーヌ夫人:カロリン・バンス
モントレー伯爵:クリストファー・デュケーヌ
入り口から入ったとたんに人だかり。
なんと大道芸人らしき二人組が芸をしています。

ここから楽しいパリの街角という演出ですね。
≪第一幕≫
舞台は1830年代のパリ。
美しい女芸人のガランスは窃盗罪で捕まりそうになりますが、園芸台の上から一部始終を見ていたパントマイム役者のバチストに助けられます。
この出逢いでガランスの虜となるバチストですが、彼は自分に恋をしている座長の娘ナタリーの想いに応えることができませんでした。
バチストは役者志望でフュナンビール座に雇われたばかりのルメートルと共に出掛けた酒場でガランスと再会。
ガランスとバチストは互いに惹かれ合いますが、肝心なところでバチストはおじけずいてしまい、部屋に残されたガランスはルメートルと関係を持ってしまいます。
ガランスを見初めたモントレー伯爵は財力で彼女を口説こうとしますが、あえなく拒否されます。
ところがその直後、宿屋の女主人のエルミーヌ夫人に宿屋で起こった強盗事件の嫌疑をかけられたガランスは、やむなく伯爵の庇護を求めることにします。

休憩時間になるとすぐに、上から「オセロ」のチラシが降ってきました。
ロビー入り口の階段では「オテロ」が演じられたようですが、人が多くて見られませんでした。
舞台では舞台稽古が行われており、いつしか第二幕が始まっていました。
≪第二幕≫
数年後、ガランスは伯爵夫人に、バチストはナタリーと結婚して息子を持つ身となっていました。
ガランスはパリで大ヒット中のバチストの新作パントマイムを見にフュナンビュール座へ行きます。
舞台に出演していたバチストはガランスを客席に見つけ、公演を中断してしまいます。
彼は彼女を失いたくないという思いに襲われ、伯爵の開く舞踏会へ行きます。
ガランスとバチストは舞踏会から逃げ出し、ようやく結ばれますが、そこにナタリーがやってきます。
ナタリーの苦しみを見て取ったガランスは身を引くことにし、部屋を出て行きます。
バチストは彼女を追いますが、通りは謝肉祭でにぎわっており、ガランスはバチストが追ってきていることに気づかず、去って行きます。
パンフレットを買って予習をしたので、なんとか筋を追うことができました。
映画を下敷きにしているということで、映画を見てからの方が分かり易かったでしょうね。
残念なのは、話と関係ない第二幕のバレエの場が長すぎたことです。(私は眠気が襲ってきました。あ、私だけか・・・)
全体的にフランスのエスピリが感じられるバレエでした。
終わりに幕がすぐに降りてきてしまいました。通りにたたずむバチストをもう少し見せてもよかったかもしれませんね。
次は英国ロイヤルバレエ団の「アリス」に行く予定です。
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