雲田はるこ 『昭和元禄落語心中』1~62015/03/28

人間国宝の落語家、桂米朝さんがお亡くなりになったというニュースで、彼が第二次世界大戦後の上方落語復興の功労者であると言っていました。
この漫画にも戦後のことが描いてあって、雲田さんは相当落語に関して知っていらっしゃるんだなと思いました。


刑務所から出所したばかりの与太郎は、刑務所の慰問で聞いた有楽亭八雲の落語が忘れられず、弟子になるために八雲のところに行きます。
八雲は偏屈な人で、弟子を取ってはいませんでしたが、どこがよかったのか与太郎を気に入り、弟子にします。
八雲の家には友人で落語家であった助六の娘の小夏が養女になっていました。
助六の落語を知ってから、与太郎はその魅力に取りつかれることになります。

二巻から八雲と助六の因縁話が始まり、五巻で終了、六巻から与太郎の自分の落語を目指す奮闘ぶりが描かれています。

この頃、年を取ったからか、こういう日本文化を描いた漫画が好きです。
できることなら、職人になりたかったです。
学生時代は色々な職業があるということを知らずにいたのです。
私の頃なんか、進路指導なんていい加減だったもんね。
様々な職業を知ることによって迷うかもしれないけれど、知らないよりもいいとは思いますが・・・。

破天荒な与太郎がどういう落語の新境地を開くのか、楽しみですね。



パパはずるいです。
犬と遊ぶ時におやつで釣るんです。


おやつが大好きな犬たちは真剣に見ています。


アレ、兄はまぶしかったのかな?


おやつのためなら、伏せもすぐにできます。