ジェフリー・ディーヴァー 『真夜中の密室』2022/11/04

久しぶりのリンカーン・ライム・シリーズの新刊です。


ニューヨークで妙ちくりんな事件が続く。
真夜中に、鍵のかけられた玄関の錠前を破って侵入し、何も危害を与えず、侵入したという跡を残して部屋から出て行き、また鍵をかけていくというものだ。
一番目の時は住人は留守で、ものが移動しており、スナックを食べた跡があった。
二番目は被害者が就寝中で、犯人はサンドイッチを食べ、汚れた皿をベッドサイドテーブルに置いていった。
三番目の時は脅迫と受け取れるメッセージを書いた新聞を残し、刃物や下着をいじくっていた。
狙われたのはすべて女性で、犯人は自らを<ロックスミス>と名乗っていた。

リンカーン・ライムはニューヨーク市警からの依頼で、ロックスミス事件を捜査することになる。しかし、ヴィクトール・ヴリヤック裁判で証拠分析に問題ありとされたため、市警の信頼が損なわれることがあってはならないと、コンサルタント契約を解除されてしまう。
それで引き下がるリンカーン・ライムではない。
逮捕されるのをものともせず、サックスやクーパー、セリットーなどの協力のもとに、犯人に迫っていく。

他にすることがあったので、なかなか読書ができないなか、この本だけは読もうと思って読んだのですが、読むのに集中できませんでした。
ロックスミスという犯人に今ひとつ興味が持てなかったし、どんでん返しが思ったほどではなかったからです。
残念ながらリンカーン・ライム・シリーズの中で面白くない部門に入りました。
もっと凄い犯人を求むwww。
とにかくSNSの投稿がいかに危険であるかがわかりました。
特に写真とか動画は注意しないと、下手をすると居場所を知られてしまうようです。
みなさん、お気を付けてくださいね。