この頃観たドラマと映画 ― 2023/10/07
「ホーム・カミング シーズン1」
ハイディ・バーグマンは「ホームカミング」というPTSDに悩む帰還兵を支援し、社会復帰させる施設でカウンセラーをしている。
そこにウォルター・クルーズが入所してくる。
ハイディとウォルターは面接を通して親しくなるが、ハイディはウォルターが治療が進むにつれ記憶をなくしていくことに気づく。
施設の本当の目的に気づき、罪悪感を抱いたハイディは思いきった行動を取る。
四年後、町の食堂でウエイトレスをやっているハイディのところに、国防省の審査官トーマス・カラスコが尋ねて来る。
彼はホーム・カミングに関する苦情を調査しているという。
辞めた理由を聞かれるが、ハイディは自分が何故辞めたのかも、そこで何をやっていたのかも、何も覚えていないことに困惑する。
4年前に何があったのか、ハイディは調べてみることにする。
五十歳を超えたジュリア・ローバーツがハイディ役です。ウォルター役が二十代なので、恋愛感情を持つことが少し不自然だったかもしれません。
電話でしゃべりまくる上司のコリンがホント、嫌な奴です。
全10話ですが、1話が約30分なので、それほど長く感じませんでした。
過去と現在が絶妙に交錯し、意外性はありませんでしたが、面白かったです。
「台湾、街かどの人形劇」
台湾の人間国宝で、布袋戲(ぷーたいしー)の人形遣い、陳錫煌を10年に渡り追ったドキュメンタリー映画。
布袋戲とは、台湾の民間芸能で、布袋でできた人形の衣装の中に手を入れて繰ることから布袋戲といわれた。
陳錫煌は「戯夢人生」にも出演していた、布袋戯の大家・李天禄の長男だが、母の姓を継いだことで父と確執があり、家督は弟の李薄燦が継いでいる。
布袋戲は1960年代にテレビで放映され、一時期人気があったが、1980年代後半から廃れてきている。
陳錫煌は80歳を超えた今も布袋戲を継承していくために、海外からも弟子を受け入れるなどして尽力している。
人形劇というと日本では文楽があり、無形文化遺産にもなっていることもあり、後継者がうまく育っているようですが、台湾では後継者を育てるために苦労しているようです。
片手だけで人形が生きた人間のように動くのがすごいです。
陳錫煌さんの手が人生を物語っていますね。
「求婚」
母が亡くなってから12年間、修道院に預けられていたイダは修道院から出るために、生徒の恋文を自分のものと偽る。
家に帰ると、父のピーターは苦い顔。
ここは男の家でお前の居場所はないと宣い、イダより一歳若いノラと結婚するというのだ。
ノラとは一緒に暮らしたくないというと、父はイダに内緒で新聞に「娘の結婚相手募集中」という広告を出す。
イダが文句を言うと、ノラと暮らせないなら結婚しろ、嫁げない娘などいらないとまで言う。
やって来た男の中から画家のバローフが選ばれる。
イダは彼に形式だけの結婚にするという条件を出し、結婚するが…。
オースティンの小説みたいな映画かと思って観始めました。
ところが聞えて来たのは英語ではなく、何語?
出てくる俳優か監督らしき人の名前で検索すると、どうもハンガリー映画っぽいです。
思っていた通りのハッピーエンドでした。
2022年の映画らしいのですが、こんな映画、今でも撮っているのね。
私は女性のドレスに興味があるので、興味深く観ていられました、笑。
「フラワーショー」
アイルランドの田舎で育ったメアリーは自分の夢を叶えるために、有名なガーデンデザイナーのシャーロットのアシスタントになる。
しかし、メアリーのアイデアをシャーロットが盗み、首にされる。
どん底に陥ったメアリーは挫けず、コネも金もないのにロンドンのチェルシーで開催されるフラワーショーに出場しようと決心する。
彼女のデザインした「ケルトの聖域」は出展権を勝ち取るが、庭を作るためには莫大な費用と職人、500種類の野草が必要だ。
あてもなく自然保護団体を訪れたメアリーは、そこで密かに思いを寄せる植物学者のクリスティと再会する。
腕利きの庭職人でもあるクリスティに協力を求めるが、拒否される。
さて、どうする、メアリー。
2002年に史上再年少でチェルシー・フラワーショーの金賞を受賞し、ランドスケープ・デザイナーとして活躍しているメアリー・レイノルズの実話を基に作られた映画です。
雄大な自然と庭が素敵な映画で、それだけ観れればいいわと言える映画です。
<今日のわんこ>
久しぶりのわんこたちです。元気ですので、ご心配なく。
ママに遊んでくれと五月蠅いヨーキー。
おやつで釣らないと写真を写させてくれない兄。
来週トリミングなので、ボッサボサです、笑。
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