東野圭吾 『白鳥とコウモリ』 ― 2024/12/01

竹芝桟橋近くの路上で不審な車が止められているので、取り締まって欲しいという通報が入る。
最寄りの警察署所属の交通課が出動したが、車の後部座席から男性の遺体が見つかる。
遺体は財布に入っていた運転免許証から五十五歳になる白石健介という弁護士であることがわかる。
スマートフォンの位置情報から白石健介の殺害されるまでの行動がわかったが、白石の妻と娘は彼が訪れた場所に心当たりがないと言う。
どの関係者からも白石を憎んでいた人間がいるとは思えないという話しか出ない。
警視庁捜査一課捜査員の五代と中町は丹念に被害者の足跡を辿っていくうちに、 1984年に愛知で起きた金融業者殺人事件と繋がりがあることを突きとめる。
捜査線上に浮かんで来た男に話を聞きに行くと、その男は二つの殺人事件の犯人は自分だと自供する。
父の死に疑問を持つ娘と父の自供に納得できない息子は、五代の助けを借りながら二人で事件を調べて行く。
自供した段階で事件は解決したとみなされますが、このお話はそこから謎解きが始まります。
『容疑者Xの献身』に似た人間の性みたいなものが書かれています。
実際にはそんな人は滅多にいないでしょうがね。
例え真実がどうであろうが、知ることによって未来が開けていくと信じたくなります。
何があっても親を信じられる子どもは幸福であると思いますよ。
この本の続きに当たるのが『架空犯』だそうです。
私は知らずに図書館に予約していました。今月読めそうです。
これから読む人はこの本を読んでからにしましょうね。
お勧めです。
<週末のわんこたち>
近所のイチョウの木が見事に黄色くなっています。

少し寒くなったので、わんこたちは洋服を着てお散歩しています。

寒がりな弟は昨年(かな?)買った厚いもの、寒さに強い兄は今年買った薄いものを着ています。

アラ、食いしん坊の兄がママの方を見て、おやつを要求しています。
今日はちゅーるにしましょうか。
コメント
_ ろき ― 2024/12/02 05時55分52秒
_ coco ― 2024/12/02 13時48分46秒
ろきさん、親を最後まで信じられるというのはすごいことです。そんな子どもは今の時代にどれほどいるのでしょうね。
わんこはもうシニア(弟は来年だけど)。ママ同様に身体を冷やさないようにしなければなりません。冬の洋服は必須です。
わんこはもうシニア(弟は来年だけど)。ママ同様に身体を冷やさないようにしなければなりません。冬の洋服は必須です。
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洋服を着てのお散歩、いいですね。2人とも似合ってます。