麻見和史 『罪過の代償 警視庁文書捜査官』2026/04/30



クレマチスの小さい種類かと思ったら違っていて、「ニオイバンマツリ」というのだそうです。甘い香りと紫から白へ変わる花が特徴だそうですが、香りがあったかどうかは不明です。私の鼻が悪いのかしら?


花の前で写真を撮るのは諦め、こそっと後姿を写しましたw。

「警視庁文書捜査官」シリーズの十二巻目。


派遣会社に登録されているプログラマーの小谷野清文が中野区本町の自宅で遺体で見つかる。
被害者は凄惨な拷問の後に殺害されていた。
現場からSDカードが持ち去られ、『room made up』と書かれたカードが残されていた。

警視庁文書解読班に出動要請が出され、鳴海里沙と矢代、夏目の三人が中野署の捜査本部に向かう。
文書解読班は古賀係長から事件現場から持ち去られた記憶媒体およびその中に保存されたデータをを探すようにと命じられる。
事件に何やらきな臭いものが…。

派遣された会社、東京アイテックによると、小谷野は特殊制御システムの開発に従事していたという。
別の派遣会社の友坂によると、小谷野は会社に不満を持っていて、辞めた後に一矢報いてやるつもりだと言っていたらしい。

宅急便の送り状に現場で見つかったメモに書かれていた人物、辰井の名前が書かれていた。
矢代たちがその辰井を訪ねていくと、辰井も拷問の末に首を絞められて殺害されていた。
小谷野が送ってきた段ボールにはソースコードを印刷した紙が入っているだけで、SDカードは見つからなかった。
品名蘭には「書類」、「3個口」と書かれている。
辰井宅にある箱はひとつのみ。
残る二つはどこに?

捜査に行き詰まった鳴海と矢代の前に、約二年半前の事件で出会った男が現れ、二人にアドバイスを与えていく。
鳴海は命令違反ではあるが、賭けに出ることにする。

文書解読班ではありながら、今回は全く文書に関係ない捜査をしています。
いつもは聞き込みなんかしない鳴海が矢代といっしょに聞き込みをするんです。
『room made up』というカードだけじゃ調べようがないですものね。
いつもと違うなと思っていたら、最後になるほどと思いました。
「第一部完結!」と大々的に書いてあるので、ここに書いちゃいますが、「文書解読班」は名前が変わり、「情報分析係」になるのです。
続きがあるとしたら、今度は「警視庁情報分析官」になるのかしら?
ある男が現れたので、次回からその男との因縁の対決が中心になるのかな。
どういう形になるのか、楽しみに待ちましょう。

デ・ラ・モッツ&ニルソン 『死んでもいいくらいの掘り出し物』2026/04/29

死が内覧にやって来る』に続くスウェーデン・ミステリの二作目です。


休暇中のストックホルムの国家殺人班犯罪捜査官ピエテル・ヴィンストンはデーゲベリヤの骨董市にやって来た。
元妻と彼女の今の夫のポッペと待ち合わせをして、興味はないが彼らと骨董品を見て回り、そのついでに娘のアマンダがアイスクリームの売店でアルバイトをしているのを冷やかしに行こうと思ったのだ。

ところがヴィンストンは遺品買取業者の男の殺人事件と遭遇してしまい、たまたま近くにいたので、現場を保持し、初動捜査を指揮してしまう。
地元の捜査官エスピングは今度こそ自分の出番と思っていたのに、またヴィンストンと捜査することになってしまう。

被害者のナッレ・ぺーションはあこぎな商売をしているようで、様々な人から恨みを買っていたようだ。
その上、浮気をしていて、浮気相手に妻と別れると言っていたという。

ナッレが手に入れたという中国の砂糖壺が行方不明になっている。
一体どこにあるのか。
容疑者は複数いるのに、その中の誰が一番有力かわからない。
エスピングはヴィンストンより先んじようとするが…。

ヴィンストンは捜査に慣れているので余裕があり、エスピングとうまく捜査をしていこうと考えていますが、いかんせん、エスピングは殺人事件なんて滅多にない地方の捜査官ですから、自分が解決するんだと意気込んでいます。
そんな考えでうまく行くはずはないですよね。
でも、意外といいコンビです。

ヴィンストンは一人は寂しいのでしょうね。
素敵な女性と親しくなれたか…と思ったのに、うまく行かなくて可愛そうでした。
娘のアマンダは頭のいい子みたいですね。
母親と彼女が同じようなタイプだと見抜いてますから。
子どもは侮れません。

砂糖壺のありかはすぐにわかります。
なんでそのことをエスピングが無視したのか、私には疑問でした。
わかってしまうと話が続かないからなのかしら?
記憶が確かではないのですが、もう一つ、疑問に思ったことがあったような…。

ミステリとしてはそれほどではないのですが、なんと、このシリーズ、二作目で終わってしまうみたいです。
というのも、ヴィンストンが休暇を終え、ストックホルムに帰ってしまうからです。
なんとも中途半端なこと。
スウェーデン・ミステリとして期待したのに、期待外れで終わってしまうなんて。
それにスウェーデンらしさも感じられなかったので、わざわざ読まなくてもいいかもしれないシリーズですww。

鳴神響一 『湘南機動鑑識隊 朝比奈小雪 湯けむりの影』2026/04/28

「湘南機動鑑識隊 朝比奈小雪」シリーズの四作目。
三作目、買ってあったのに、読んでいませんでしたww。


水曜日の朝、地域部通信指令室からの入電を表すブザーが鳴った。
足柄下郡箱根町の温泉旅館≪はこね湯殿≫で宿泊客が不自然死しているとの通報があったという。
小雪の所属する江の島分駐所の機動鑑識隊が臨場する。

刺殺体で発見されたマル害は五十三歳の橋本慶子。
昨夜、彼女が主催する『湯殿夜会』という催しが開かれており、宿泊客は彼女を覗いて五人。全員が小田原市や周辺地域の中小企業経営者たちで、その会のメンバーだった。
慶子は五人のメンバーと、それぞれトラブルを抱えていたという。

鑑識作業をしていた小雪はタオルとバスタオルに違和感を抱く。
タオルから硫黄の匂いがしないのだ。
だが、成分を分析すれば硫黄成分が検出されるだろう…。

小田原署の鑑識に引き継ぎ、小雪たちは現場を後にした。

しかし、それでは終わらなかった。
小雪は週休日に捜査一課特命係の向井勝太郎警部補に呼び出され、≪はこね湯殿≫で起こった事件に協力させられる。

今回は小雪が美術大学を出たことが全く行かされていません。
まあ、美術を絡めてトリックを考えるのも大変でしょうから仕方ないでしょう。
彼女は犬のように臭覚が優れているのでしょうかね。
いつも小雪を呼び出して刑事の仕事をさせる向井は何を考えているのでしょうか。
小雪以外に使えそうな刑事はいないわけではないと思うのですが、彼の考えていることはこれから明らかになるのでしょうかね。
ミステリとしてはちょっとという感じなので、そろそろ私は手を引くかもw。

それよりもこの頃、温泉に行っていないので、行きたいですわ。
夏休みに暑いけど行きたいものです。
昨年は修善寺に行って兄犬の具合が悪くなったので、今年は近場でのんびりしたいものです。

読んだ時代小説シリーズ(文庫本)2026/04/27

パパが土曜日もお仕事だったので、日曜日に家族でお散歩をします。


クレマチスの花が満開です。


兄はおやつをもらえるのを期待して、ママの顔を見ています。


綺麗なピンクの芍薬。


兄はママの方を見ているのに、何故かお外に行くとヨーキーは変なところを見ていますww。


薔薇のカクテルも満開です。


最後にやっとこっちを見てくれました。

読んだ本がまた溜まってきたので、四冊まとめて紹介します。


横山起也 『針ざむらい(二)』
針さむらい』の続編。
親友・黒部新右衛門の仇である「七人のみさき」のひとりが、賭場を仕切っている「鎌組」の頭領ではないかという噂を耳にした糸原佐武郎は、声聞師の青と共に賭場に潜入する。しかし、賭けなどしたことがない二人。大負けしてしまい、千五百両もの借金を背負ってしまう。もちろん二人はカモにされたのだ。言葉巧みな青が賭場の顔役と交渉し、なんとかひと月の猶予が与えられるが、勝つ見込みは全くない。困った二人がひょんなことから知り合ったのが、曲という大道芸人。佐武郎たちは曲に賭博指南をしてもらうが…。

佐武郎も青もめっぽう賭け事に弱いというのが笑っちゃいます。
でも、意外なお方が強運の持ち主でした。
その人がこれから佐武郎の幸運の女神として存在感を増していくのでしょうか。
意外と面白い展開になっていっています。
さむらいシリーズの中で一番面白くなるかも。

馳月基矢 『姉上、ご成敗ねがいます②』
小夜が嫁入りした酒井家は血の繋がりはないが、各々優れた才を持つ、隠密の任を担う一家だ。彼らに申し付けられたのが、南洋の花鳥を狙った付け火と盗みの探索。しかし、闇場居党を壊滅させた恨みを持つ者がいるのか、何やら怪しい動きが。小夜が何者かに襲われたのだ。襲撃者はわかったが、大身旗本がバックにいるので、手が出せない。さて、どうする。

小夜に懐かなかった梅千代もだんだん変わってきています。
初恋と友、この二つが彼にいい影響を与えたようです。
疑似家族のそれぞれに何やら隠された過去があるような。
それがどのように任務と関わってくるのかが楽しみです。
実は表紙の絵、私、あまり好きじゃないです。
これからもこんな感じなんですかね。

知野みさき 『幕末神妙記1 両国の笛吹きと占い師』
十五歳の時に起きた悲劇のため二年分の記憶を失った翠は、十六歳の時に母のゆかりと共に母の親友の早苗をたより、上田から江戸に出て来た。
早苗は柳橋で屋形船・安曇屋を切り盛りしており、翠はゆかりと一緒に給仕や囃子方として働いていた。
一昨年、客の仁之助に見初められ、求婚されたが、翠は断った。しかし、ゆかりが卒中で倒れ、仁之助に勧められて彼の表店に引越した。それから一年ほどでゆかりは亡くなる。仁之助への恩返しを考える翠だが。
ある日、仁之助と広小路の出店を覗いて回っていたときに、翠は元鳥越町の万屋・白鳥屋の占い師、環と彼女の従兄弟に出会う。
環は評判のいい占い師で、翠の母が手放した笛が見つかる日を予言し、怪異好きの仁之助が持ち込む事件も占いで解決していく。環は一体何者なのか?

環だけではなく翠も何やら不思議な力を持っている感じです。
シリーズが進むにつれて、明らかになっていくのでしょうね。

中島久枝 『おでかけ料理人 涙のあとには甘いものを』
神田に住む十七歳の佐菜はおでかけ料理人。人に頼まれて、料理をしに行く。
今回の料理は、噺家に頼まれた味噌汁と川遊びの弁当、姑の得意料理だったというふき味噌、能の囃子方大鼓、石山流宗家の孫の専太郎と彼の友たちのために作る地獄飯、絵師の猫のご飯、富田屋に頼まれた天ぷらの揚げ方指南など。

どのお話もほろりとした人情味のあるお話です。
神田明神裏の料理屋・江戸芳の板前、新吉が佐菜に気がある様子。
二人のこれからも気になります。

新しいシリーズはまだ様子見ですが、『針ざむらい』はこれから益々面白くなりそうです。
『おでかけ料理人』は方向も定まり安定してきました。

岩井圭也 『檻を出ろ! 横浜ネイバーズSP』2026/04/25

横浜ネイバーズ・シリーズの『中華街の子どもたち』に続く七作目です。


弁護士になることを決心したロンこと小柳龍一は、清田の横浜中華街法律事務所で事務手伝いをしながら、通信制大学の法学部に入り、勉強漬けの毎日を送っている。

ある日、ロンのもとに突然メールが届く。
高校の同級生だった鈴木翔真の彼女だと名乗る女性が助けを求めてきたのだ。
翔真は今年の四月に急にバイトを辞め、五月から行方がわからなくなっているという。
断るつもりだったが、彼女が妊娠していると聞き、ロンは生まれてくる子どものために、もう一度だけ<山下町の名探偵>をすることにする。
ロンはヒナやマツ、凪、蒼太に声をかける。

ロンの幼馴染で加賀町警察署の刑事・欽ちゃんこと岩清水欽太はデジタルに強い優秀な刑事だと言われている県警捜査一課の浅香と組み、山下町の高層マンションで殺された男の捜査をしている。
殺された男は萩原研太といい、三十三歳の暴露系インフルエンサーの<ペリカンジミー>だという。

調べていくと、翔真は存在しない仕事の誘いに乗って、彼女に黙って海外に行ったようだ。
彼は<ペリカンジミー>と何度も連絡を取っていた。
<ペリカンジミー>は闇バイトに関わりがあるのか?
欽太に相談すると、五月中旬に翔真がQ共和国に出国した記録があることを教えられ、この事件は警察に任せ、手を引けと言われる。
しかし、彼女に話すと、自分がQ共和国に行くと言い張られ、妊婦に行けせることはできないと思ったロンは…。

一方、<ペリカンジミー>の容疑者と目される男がファイスブックに載っていた空港で写した写真の中に見つかる。
そこはQ共和国の空港だった。

二つの事件は何らかの関りがあるのか…?

一年ぶりのネイバーズたちですが、そういえば第一シーズンが終了しましたから、今回はスペシャル版なのですね。
でも特にスペシャル感はなく、「7」でもよさそうですが。
<アルファ>との対決はしばしマテ、ですか。
とにかくロンは危ない橋を渡ることを止められないようです。
ヒナさん、付き合いを止めるなら、今ですww。

「ジョン・クランコ バレエの革命児」を観る2026/04/24

ジョン・クランコ(1927-1973)は一介の地方のバレエ団であった「シュツットガルト・バレエ団」をわずか数年で世界最高峰のカンパニーにした人です。
この映画では彼の半生が描かれています。


原題:「John Cranko」
監督&脚本:ヨアヒム・A・ラング
キャスト:ジョン・クランコ   サム・ライリー
     支配人シェーファー  ハンス・ジシュラー
     マルシア・ハイデ   エリサ・バデネス
     ハインツ・クラウス  フリーデマン・フォーゲル
     ビルギット・カイル  ロシオ・アレマン
     レイ・バラ      ジェイソン・ライリー
     エゴン・マドセン   ヘンリック・エリクソン

ジョン・クランコは南アフリカで生まれた。
両親は離婚し、彼は父親に引き取られ、よく人形劇を上演して遊んでいた。
幼い頃、黒人女性が鞭で打たれているのを見て、それがトラウマになっている。
ケープタウンで初期のバレエ訓練を受け、その後、ロンドンに移り、サドラーズ・ウェルズ・バレエ・スクール(後のロイヤルバレエ)で学び、1947年に同バレエ団で最初の役を踊った。
1950年代からクランコのキャリアはダンサーから専任振付家へと移行していく。

映画はクランコがシュツットガルト空港に降り立つ場面から始まる。

1960年、イギリスで同性愛行為で起訴されたクランコはイギリスを離れ、シュツットガルトに移る。
1961年、シュツットガルト・バレエ団の芸術監督に任命される。

クランコは才能のあるダンサーたちを集め、技術的な完璧さよりも演技や感情表現を重んじ、ダンサー一人一人の個性を引き出してゆく。

1962年、反対されながらも「ロミオとジュリエット」を再演し、成功を収める。
1965年、アレクサンドル・プーシキンの小説『エフゲニー・オネーギン』をチャイコフスキー作曲(主にピアノ曲であまり知られていないオペラ曲も含む)の曲を使いバレエ化した。
「オネーギン」はドイツ国内では酷評されるが、1969年のニューヨーク・メトロポリタン歌劇場公演で高く評価され、これによりドイツの一地方都市のバレエ団が世界トップレベルのバレエ団となる。

1973年、三度目のアメリカ公演の帰路で、医師から処方されていた睡眠薬を服用し、アレルギー反応を起こし、45歳の若さで死去する。

ゲッベルス ヒトラーをプロデュースした男」の監督ヨアヒム・A・ラングがシュツットガルト・バレエ団や州立劇場、州立管弦楽団の全面的協力のもとに撮影した映画です。
キャストを見ておわかりのように、現役のトップ・ダンサーたちがフランコの時代に活躍していたダンサー役となり出演しています。
クランコの申し子と呼ばれていた元ダンサーでシュツットガルト・バレエ団の芸術監督を長年務めるリード・アンダーソンが振付の指導を行ったそうです。
ダンサーたちは踊りの他に台詞もしゃべり、役者たちと遜色ありませんw。

クランコが見ていたであろう世界を想像し、それが幻想的に描かれている場面が美しいです。


外で撮っているのですが、足やつま先が痛くないのか心配です。

「ロミオとジュリエット」は私が好きな演目のひとつですが、音楽が聞こえると彼らの高揚する気持ちが伝わってきて、ワクワクします。
映画で描かれているのは決闘の場面やバルコニーの場面、最後の場面などです。
「オネーギン」では未練を残しながらもオネーギンを拒否するタチアナの別れの場面が素晴らしかったです。
どういう風にこれらの舞台ができあがっていったのかがわかりました。
この二つの演目以外も、もちろん出てきます。
大ブーイングを受けたナチスの強制収容所をテーマにした「痕跡(トレース)」なんかも見られます。
残念だったのは、「イニシャルR.B.M.E.」を私が見たことがないことです。
この演目はクランコのミューズであった四人(リチャード・クラガン、ビルギット・カイル、マルシア・ハイデ、エゴン・マドセン)のオマージュとして作られ、タイトルの「R.B.M.E.」は彼らのイニシャルです。
ブラームスの曲にのせて、どんな風に踊るのか、いつか見てみたいです。

バレエは素晴らしかったのですが、いかんせん、クランコは幼い頃に両親が離婚し、母親が男の子がバレエをすることに否定的だったことがトラウマになっているのか、ずっと家族(愛)を求めている姿が痛々しかったです。
ダンサーたちには厳しく、たまにプリンシパルたちに辛辣な嫌みを言ったりするのはなんでですかね。すぐに謝るなら言うなと思いましたw。
自分はアルコールにおぼれ、情緒が不安定で、自殺未遂まで起こしちゃうんですからねぇ。
様々なタイプの男性が好みのようで、裏切られ、捨てられを繰り返し、やっと愛する人を見つけたと思ったら…。
カンパニーの人たちやダンサーたちが彼を敬愛し見守ってくれていますが、それとこれとは違うんですねぇ。
そうそう、彼が何度も何度もレコードの同じフレーズをかけ、イメージが浮かんでくるまで続けるという場面では、いっしょに暮らしている人たちの苦労が忍ばれましたわww。

エンドロールは絶対に見てください。
クランコのお墓に映画の出演者とモデルになった人たちがいっしょに薔薇を捧げます。
ジョン・クランコの精神が脈々と、今とそしてこれからのシュツットガルト・バレエ団に引き継がれていっているということがはっきりとわかります。

私はクランコの男関係には興味がないのでサラっと流して、純粋にバレエ関係だけを描いてくれた方がよかったかもと思いました。
バレエシーンだけでも見ごたえのある映画でした。


リース・ボウエン 『貧乏お嬢さま、子守りを探す』2026/04/23



クレマチスのジョセフィーヌ。
お手入れがいいのか、毎年、花が咲くようです。
今年も見られてよかったです。

「英国王妃の事件ファイル」シリーズの19作目です。


アイルランド貴族の息子、ダーシー・オマーラと結婚し、ジョージアナ・オマーラとなったジョージー。
息子が生まれ、幸せいっぱいなはずですが…。

なんと、ジョージーの義姉のフィグが余計なことをしてくれました。
頼んでもいないのに、勝手に子守りを雇ったのです。
その子守りは厳しく、ジョージーは好きな時に息子に会えなくなります。
その上、子守りの様子を見るということで、フィグはスコットランドからわざわざやって来て、ジョージーの屋敷に居座るというずうずうしさ。
フィグにも子守りにも耐えきれないので、ジョージーはロンドンに行って友人のザマンスカ王女のゾゾやベリンダ、おじいちゃんに助けを求めますが、それぞれに予定があり、屋敷に来てもらえません。

そんな頃に、ジョージーは嫌な噂を聞きます。
最近、ゾゾの友人の息子が車の事故で、別の友人の息子はボートの事故で、ベリンダの親戚が登山中の事故で、亡くなったというのです。
他にも良家の息子で同じ年頃の若者が喘息の発作で亡くなっていたのです。
続けて四人も同時期に。
ジョージーは嫌な予感がしました。

関わるつもりはなかったのですが、ゾゾから頼まれ、ジョージーは調査に乗り出します。

ジョージーの生きていた時代、1930年代は一般庶民には関係ないのですが、貴族には貴族のやり方があって、母親や父親は育児に関わりません。子守り(乳母)に任せるのです。
ジョージーは自分で育てたいとは思うのですが、そうもいきません。
フィグと彼女の雇った子守りにお引き取りいただきたいので、子守りを探そうとしますが、なかなか難しいようです。
でも、今回、ジョージーは頑張りました。
あの鉄面皮のフィグと対決して勝ったのです。
フィグが帰った後のことは書いてありませんが、次回にどうなったのかわかるでしょう。
フィグはどんな仕返しをしてくるのか、ちょっと怖いですわww。

若者たちの死を調べるためにジョージーはゾゾやベリンダといっしょに遺族に話を聞きにいくのですが、ちょっとやりすぎのような気がします。
それじゃなければ身近で誰かが死ぬしかないものねぇ。
次がどうなるのか心配ですが、ひょっとしたらまたベリンダといっしょにコーンウォールに行って、そこで殺人事件が起こるとか。
または、イギリス王室で何か不測の事態が起こり、ジョージーが調べるように頼まれるのかしら?

今年の11月に20巻目『To Crown It All』が出版されるようです。
今回、エドワード8世が退位したと書いてありますから、題名からするとその後のイギリス王室に関わることかもしれませんね。
翻訳が出るのを楽しみに待ちますわ。

今月のトリミング♪2026/04/21



藤の花が盛りになりましたね。


バラも咲いてきました。
いい季節です。

わんこたちはトリミングに行ってきました。
途中からお散歩ではなくてトリミングだと気づいた兄は最後まで元気に歩きました。いつもは半分ぐらいになると、遅くなるんです。
兄はトリマーさんが好きなんで、会うのが楽しみなんです。

いつも同じような写真なので、今回はわんこたちの舌出し変顔を載せておきます。
弟の方が多いのは、真面目な写真を撮ろうとすると、彼がいつもそうするからです。他意はございませんw。兄は無表情が多いです。


おやつが欲しくて前に出てくる兄。


伏せをさせると、アラアラ。


今度は弟が前に乗り出してきました。


唯一の兄の舌出し。


くっつけると、弟が後ろに下がります。


珍しく兄が左に行きました。


最後は真面目な顔で終わりましょうww。


兄は3.4㎏あり、0.1㎏増えました。ちょっと食べすぎかも。
この頃、歩いてくる若い女性にも吠えるようになりました。
今まではたまに黒い服を着た男性と寄って来る老婦人に吠えていたのですが。
年を取って人を怖がるようになったのかしら?


ヨーキー弟は安定の3.1㎏。
お年のわりに元気で、ジャンプしてソファに上がれなくなりましたが、まだグイグイ歩きます。

フィラリアの検査と血液検査をしてもらいました。
兄は昨年、あまりよい値ではなかったので、医師のアドバイスを聞いて餌を変えましたが、どうでしょう。

桜神宮に行く2026/04/20

三月の休日に行き、人が鳥居を出てずっと並んでいたので諦めて帰ってきた、桜神宮に行ってきました。
桜が終わっているし、平日だからそんなに人はいないだろうと思ったのです。


参拝するのに二、三人並んでいるかいないかですが、途切れなく人が来ます。


木にピンクのリボンが結んであります。
これは2月中旬から3月中旬の河津桜が咲くころに、願い事をピンクの「えんむすびの花帯」に書いて結ぶ、縁結びの祈願なんですって。
若い女性に人気がありそうですね。


神社のHPによると、社殿は明治16年に神田に創建され、大正8年に「西の方角へ直ちに移転せよ」との神託により現在地の世田谷に移転し、そのため関東大震災や第二次世界大戦の戦災から免れたそうです。


懸魚の下に龍や馬、学者と弟子(かな?)などが彫られた立派な彫刻があります。
お参りするときは気をつけてください。
古式神道というからか、通常のお参りや祈願は、二拝四拍一拝で、春季大祭や秋季中祭などの正式な場合は、四拝八拍手一拝だそうです。
書いてあるので、大丈夫だとは思いますが。


ここを左に行くと社務所があります。


5、6人が並んでいます。
御朱印と授与品の両方を一人の方が伺っているので、少し時間がかかります。
みなさん、ご自分の御朱印帖をお持ちになって、直書きの御朱印をご所望です。
ナンバーカードをいただき、奥のベンチのあるところで待ちます。
ベンチの前におみくじがあり、鈴が入っている可愛らしいものがあるそうですが、次に来た時にひいてみましょうか。
今回は御朱印帖と書き置きの御朱印を頂きました。
直書きにはメジロがいないんです。


驚いたことに、海外からの観光客らしき人たち二、三組が御朱印を待っていました。
これから御朱印もインバウンドの方々に人気になりそうですね。

月ごとの花が描かれた御朱印もあるそうなので、また訪れるかもしれません。
神社やお寺には結構行っていますが、今まで御朱印を書いていただいたことはありませんでした。
御朱印帖を手に入れたので、少しずつ増やしていきましょう。

そうそう、御朱印帖の使い方を知っていますか。
右開きで、一ページ目は神様のために空けておき、神社とお寺の御朱印は分けた方がマナーとしていいそうです。
知りませんでした。
お寺用にもう一冊、必要ですね。
どこか由緒あるお寺で手に入れましょうかね。
御朱印集めも始めると楽しみになります。

つつじとワンコ2026/04/19

夕方のお散歩で、頑張ってつつじと写真を撮ってみることにしました。


おやつをあげて、お座りと言ったのですが…。
こんなもんです。
前を向いてくれるだけでOK。


兄はおやつが欲しくて、前に乗り出してきますww。


一枚だけ、ちゃんとお座りした写真が撮れました。
奇跡の一枚ですw。でも舌が余計ですねぇ。
弟は家で遊んでいるときはちゃんとした写真が撮れるのですが、おやつではダメです。


兄は前に乗り出し、弟は飽きてきたみたい。


ホラ。兄はママの方を見ているのに、弟はどこを見ているのか?
お散歩の途中で出会った老婦人がわんこたちを見て、「前にも会ったわね。嬉しいわ」と言ってくれました。
私の記憶があっていれば、兄が彼女に向かって吠えたような…。


鯉のぼりが揚げてありました。
子どもの日が近づいています。


ハナミズキも咲いています。
このまま暑くならないで欲しいですが、今年はどうでしょう。


おやつの威力がすごいです。
食いしん坊の兄がおやつをもらおうと、必死になってアピールしています。
帰ったらすいかを食べようね。