長岡弘樹 『教場Ω 刑事・風間公親』 ― 2026/03/22
風間公親が新人刑事だったころのお話。

T県警富葉署の生活安全課の石貫尊利は、JR富葉駅で中学三年生の女子が電車から降りるときに何者かに右手の甲を刺された事件で呼び出される。
監視カメラには黒い帽子を被り、茶色い薄手のコートを着ている男が写っていたが、特定できなかった。
女子の友人、三人に会って話を聞くが、トラブルはないようだった。
犯人は成人男性と思われたので、生安課は捜査から外れ、刑事課が担当することになる。
二週間後に被害者が被害届を取り下げたが、捜査は継続。
しかし、犯人は見つかっていない。
五年後、刑事課に異動していた石貫はT大学前公園で若い女性が殺害された現場に臨場する。
その時に、五年前にT県警察学校で初任科短期課程の学生を対象に行われた講座で出会った風間公親と再会する。
その講座で石貫は中学三年生の女子が右手を刺された事件のことを話していた。
風間は警察学校を首席で卒業し、異例のスピード出世をし、本部捜一の刑事となっていた。
石貫は切れすぎる風間に苦手意識を持つが、殺人事件が五年前の事件と関わりがあることに気づき、風間と組み捜査をすることになる。
風間が若い頃から優秀だったことがわかるお話です。
組んだ石貫がかわいそうですね。石貫は並の刑事でしょうにw。
犯人はサイコパスっぽく、対する風間も似ていると思いました。
だから因縁のライバルになるのでしょうね。
とても読みやすく、数時間で読み終えてしまいました。
犯人はすぐにわかってしまいますが、風間とある男の最初の出会いが書かれているので、「教場」好きには見逃せないでしょう。
堂場舜一 『暗黒の彼方』 ― 2026/03/21
『沈黙の終わり』の続編。

東日新聞の遊軍記者、古山孝弘はかつて一緒に仕事をしたが、四年ほど会っていないOBの松島慶太に呼び出され、彼の柏市にある家まで行った。
松島は胃がんを患い、定年退職後、自宅で療養しているが、余命宣告を受けているそうだ。
現役時代の取材でやり残したことがあり、それを古山に託すというのだ。
松島に渡されたのは、暗号のようなものを使って書かれたメモ。
それは三十年前の1995年の夏、松島が警視庁担当に異動になった時のものだ。
松島と同じ大学、同じ学部の先輩で警視庁の若手官僚だった藤村康孝が長野警察の捜査二課長として異動する前に松島に託したものだ。
藤村は長野に行った数カ月後、心不全で亡くなったという。
古山は遊軍キャップの石野に相談し、まず藤村のことを調べてみることにする。
長野県警の隠蔽かというところから始まり、取材をしていくうちに三十年前の日米政府間のことにまで話は広がっていきます。
相手側の脅迫にも負けずに取材を続けていく古山に昔の記者の矜持を感じました。
最後の政治記者と社会部記者のいがみあい(?)が次への伏線でしょうかw。
『沈黙の終わり』を読んでいなくても問題ないので、興味を持ったら読んでみて下さい。
ローラ・チャイルズ 『ピーチ・ティーと仮面舞踏会』 ― 2026/03/20
せっかくの三連休ですが、天気がよくないですね。
私は咳がいつ出るかわからないので、外出を控えています。
でも、桜の開花宣言も終わったことですし、外なら咳をしてもそれほど嫌がられないと思うので、桜を見に行こうと思っています。
そうそう、先週、神明宮に行って、桜の刺繍の御朱印を頂いてきました。

世田谷区に桜神宮があると聞いたので、先々週に行ってみましたが、休日だったのでものすごい列で、諦めて帰ってきました。
御朱印集めはこの頃の流行りなのでしょうか。
さて、お茶と探偵シリーズの28作目です。

インディゴ・ティーショップはチャールストン・オペラ協会による秋の資金調達イベント、「マッドハッターの仮面舞踏会」でケータリングを担当した。
ティーショップのオーナー、セオドシア・ブラウニングはティー・ブレンダーのドレイトン・コナリーといっしょに会場を散策している時に、道を間違えて閉鎖された古い製粉所に行ってしまい、そこで、機械の歯車にはさまっている男性を見つけてしまう。
その男性はエリシラン銀行のCEO、ハーラン・サドラーで、オペラ協会の理事、クリケットの夫だった。
セオドシアは、社交界の華であり、交際相手を次々と替え、地元のゴシップに通じている、ブティック<コットン・ダック>のオーナー、デレインにクリケットの力になるように頼まれる。
ティーショップが忙しい中、セオドシアはハーラン・サドラー殺人事件を調査することになる。
すごいですよ。セオドシアは「リージェンシーのお茶会」、「チョコレートめぐり」、「愛書家のお茶会」、「シルクロードのお茶会」と四つのお茶会を一週間中に開催するのに殺人事件にも関わるんですから。
だんだんとセオドシアの行動も大胆になってきていますし、そのせいで危ない目にも遭っています。
それでも懲りずに探偵まがいのことをやってしまうというのは、大胆不敵な女性ですね。
刑事である恋人も悟りの境地に入ったのか、事件に関わるのを止めるように言うのは止め、何か見つけたら教えてくれと言うようになっていますww。
これなら警察はいらないですね。
さて、恒例のお茶会の様子をお伝えしましょう。
迷ったのですが、シルクロードのお茶会を紹介します。
セオドシアたちスタッフは着物をはおってお客様をお迎えします。
テーブルセッティングは白地に青の柄の食器がメインでナイフとフォークに箸を添え、持ち手のない焼き物の小さなティーカップ。ハイビスカスを一輪。
ランチの前にシルクロードのお話を語ります。
一品め:ジンジャーのスコーンと味噌汁
二品め:シュリンプトースト、サーモンの照り焼き、小さなヌードルサラダ
デザート:緑茶のチーズケーキ、ライチのアイスクリーム、アーモンドのクッキー
お茶:煎茶、エンパイア・キーマン、雲南紅茶
ジンジャースコーンと味噌汁が合うのかしら?
味噌汁の具が書いてなかったので、どんなものかちょっと心配です。
それ以外は美味しそうですね。
そうそう、愛書家のお茶会では面白いお茶が紹介されています。
<シンプソン&ヴェイルズ(Simpson&Vail)>の文学のお茶シリーズ(Literary
Tea Series)の「不思議の国のアリス」や「嵐が丘」、「シャーロットホームズ」、「若草物語」などの名作をモチーフにしたブレンドや、エドガー・アラン・ポーやジェーン・オースティン、マーク・トウェインなどの作家をイメージしたブレンド、<ビングリーズ・ティー(Bingley's Teas)>のJane Austen Inspired Collectionから「Darcy’s Pride」、<プラム・デラックス(Plum Deluxe)>の読書スペースのためのブレンド(Reading Nook Tea Blend)など、どういう紅茶か試したくなりますね。
Tea Series)の「不思議の国のアリス」や「嵐が丘」、「シャーロットホームズ」、「若草物語」などの名作をモチーフにしたブレンドや、エドガー・アラン・ポーやジェーン・オースティン、マーク・トウェインなどの作家をイメージしたブレンド、<ビングリーズ・ティー(Bingley's Teas)>のJane Austen Inspired Collectionから「Darcy’s Pride」、<プラム・デラックス(Plum Deluxe)>の読書スペースのためのブレンド(Reading Nook Tea Blend)など、どういう紅茶か試したくなりますね。
三社ともにアメリカにあるようですが、日本で売っているのかしら?
オンラインなら買えるかもしれませんね。
ネットで見てみると、<シンプソン&ヴェイルズ>のEmily Dickinson's Jasmine Tea とかWalt Whit-man's Organic Green Tea Blendを飲んでみたくなりました。
カラスの絵のラベルのEdgar Allan Poe's Black Tea Blendは飲む勇気がないですわww。
紅茶と言えばイギリスというイメージですが、アメリカにも紅茶の会社があるんですね。
「スカーペッタ シーズン1」を観る ― 2026/03/19
パトリシア・コーンウェルの「検屍官」シリーズはアメリカでは1990年、日本では1992年から出版されています。
アメリカでは昨年に29巻目『Sharp Force』が、日本では今年の2月に27巻目『怪物』が出ました。
私は24巻目の『烙印』まで読み、25巻目『禍根』は買ったのですが、途中で読むのを止めちゃったみたいです。
ドラマになってもいいのに、なかなかならないと思っていたら、やっと今年、「スカーペッタ」というタイトルで制作され、amazonのPrime Videoで配信されています。
主役のケイ・スカーペッタはニコール・キッドマンです。

ケイ・スカーペッタは故郷に戻り、再びバージニア州の検屍局長の職に就く。
FBIのプロファイラー、ベントン・ウェズリーと結婚していて、彼の家に住んでいる。
姉のドロシーは児童作家だが、優秀な妹に嫉妬し、対抗意識を持っているようだ。
恋愛依存症気味で、育児放棄をしたので、ケイが代わりに姪のルーシーを育てた。
現在は元殺人課刑事のピート・マリーノと結婚しているが、新居ができるまでケイたちの家に居候している。
ドロシーの娘、ルーシーは幼い頃から頭脳明晰で、天才プログラマー。マリーノと探偵事務所を開こうとしている。
彼女は同性愛者で一年前に夫のジャネットを亡くし、毎日、AIジャネットと会話をしている。
この頃のケイとドロシーの喧嘩の原因は、ルーシーが部屋にこもりAIジャネットと話してばかりいることだ。
検屍局でケイは居心地の悪さを感じている。
というのも、昔からいる秘書のマギーを雇い続けるように強いられ、代理局長だったレディが何かと出しゃばってくる。
そんな時に事件が起こる。
全裸で両手が切断された女性の遺体が見つかったのだ。
ケイは現場近くの線路に、潰れた1セントが置かれているのに気づく。
被害者はグウェン・ヘイニーという女性で、何故か自宅にマット・ピーターセンの指紋が見つかる。
マット・ピーターセンはケイが28年前に検屍局長になったばかりの頃に扱った事件の被害者女性の夫で、容疑者の一人だった。
あれは冤罪で、犯人は別にいるのか…。
ケイは当時、事件を捜査していたマリーノを法医学運用員に任命し、彼といっしょに事件を調査していく。
現在と過去が繋がって描かれています。
演じている役者が違うので、見間違えることはありませんので、安心してください。
若いケイ(ロージー・マキューアン)ははつらつとしていていいですね。
ニコール・キッドマンとの違和感はありません。
ニコールは何歳なんでしょうね。ベントン役のサイモン・ベイカーやドロシー役のジェイミー・リー・カーティスのお顔のしわがとても目立っているのに、彼女はツルツルのお肌ですw。
ベントン役はイケメン俳優(サイモン・ベイカーとハンター・パリッシュ)です。ベントンの母親が心理学者でしたっけ?
それに彼の嗜好が…。
一人ホテルで蚊取りラケットを振り回している姿が情けなくて、涙が出てきました(嘘よんww)。
マリーノが私が考えているマリーノとは全く違いました。
小説の中では、不摂生で太ってお腹がでた下品なイタリア野郎(失礼)という感じだったのに、ドラマではみんなのために料理までしてるし、ドロシーの毒舌に太刀打ちできないでおどおどしちゃう姿がかわいいし、色々とまずいことを言っちゃうこともあるけれど、マリーノはいい奴ではないですか。
(なんと、若いマリーノと中年マリーノは実の親子が演じてるそうです)
ケイの姉のドロシーは原作では妹でしたよね。
ジェイミー・リー・カーティスさんを出したいので、姉にしたのかしら。
ケイとドロシーの喧嘩はこのドラマの見どころかな?
そばにいる人たちは嫌になるでしょうね。顔を突き合せれば、いつも喧嘩になるんですから。
この確執の根はどこにあるのでしょうか。
父親のこと?
ケイの姪のルーシーは、私が覚えているのとは見かけが違うような…。
夫を亡くして、未だに哀しみに沈んでいるのですから、AIジャネットと話していても仕方ないかもしれませんが、ちょっと違和感があります。
ドロシーとAIの会話は面白かったけど、出す必要性があるかなぁ?
原作とは違ったところがありますが、ドラマ化するとなると仕方ないのでしょうね。
過去と現在が交差するよりも、過去から順番にドラマにしてくれた方が嬉しかったかも。
とにかく姉妹喧嘩が五月蠅くて、嫌になりますが、それ以外は問題はありませんので、あ、ちょっと話が分かりずらい所もあったかな。
でも、犯人がすぐにわかってしまいました。
面白いので、残酷な場面と、何度も書いちゃいますが、姦しい場面が平気でしたら、見てみてください。
「Scarpetta」Official Trailer
堂場舜一 『南の罠 ラストライン8』 ― 2026/03/18

空に飛行機雲が出ていました。
悲しいことに、まだ咳がおさまりません。
薬のせいで胃の調子が悪くなったのに、胃薬を処方してもらわずに無理して薬を飲んでいたためか、吐いた後に咳が続き、胃の不快感が増しました。
仕方ないので、また医者に行くと、咳の治療の他に逆流性食道炎の処方をしてくれました。
逆流性食道炎で咳が出ることもあるそうです。
胃が弱いことをちゃんと言っておけばよかったわぁ。
栄養士さんに何を食べ、何を食べてはいけないか教えてもらいました。
結局、治療は伸びて、吸入は一カ月続けることになりました。
喘息になるよりはいいので、きちんと続けますわ。
具合が悪かった2月は私の中で記憶にない月になりましたw。

五月下旬、本庁捜査一課の岩倉剛は外事四課から昔かかわった武器密輸組織、METOの再捜査に協力して欲しいと頼まれる。
首謀者の牟田涼が日本に拠点を戻すためにシンガポールから帰国するという情報を得たというのだ。
しかし、羽田空港に降り立った牟田は岩倉たちが尾行中に、迎えの車ごと爆殺されてしまう。
捜査一課、高速隊、交通捜査課が出動し、捜査を進めることになる。
これはMETOの内紛なのか?それともMETOと対立組織が存在しているのか?
日本を舞台に国際的な武器密輸組織がぶつかり合っているのか?
岩倉は相棒の伊東紗香とともにシンガポールに飛ぶ。
『ラストライン5』から続く因縁のMETO。
話がだんだん大きくなっていき、国外にも広がり、どうなるのかとワクワクして読んでいきましたが、最後はそれほど期待通りではなかったです。
SCUからサイバー犯罪対策課に異動した最上功太(『ボーダーズ』参照)が出てきて、しばらく会っていなかったので懐かしかったです。
他のシリーズで登場する人たちも出てきます。
くだらないことですが、岩倉が恋人の存在を明かしてしまい、しつこく綾香が誰か突き止めようとしています。
いつまで岩倉がもつのか。たぶん次の回ではあっさり突き止められているでしょうねww。
女性が日常の謎に挑むミステリ ― 2026/03/16

碧野圭 『菜の花食堂のささやかな事件簿 かぶと終活』
菜の花食堂を経営する靖子先生が見事に日常に潜む謎を解くシリーズ。
「蕎麦と思いやり」
菜の花食堂の常連から頼まれ、武蔵野うどんと蕎麦の食べ比べに場所を提供することになるが、両方ともに奥さんが乗る気ではないという。何故?
「トマトは嘘を吐く」
料理教室で薬膳料理をやって欲しいという意見があるが、薬膳をきちんと教えることは難しいので、旬の野菜の効能を説明することにする。
教室の後、乳児の母である橋口さんが、ある友人からあなたは瘀血だと言われ、食事のアドバイスをされたのでその通りにしているという。靖子先生は角が立たないようにそれとなく、橋口さんに違うアドバイスを与えた。友人のことが気になった靖子先生は橋口さんにあることを提案する。
「栗は告発する」
商工会議所のイベントで栗を使ったオリジナルレシピコンテストが開かれる。靖子先生は審査員だったが、不幸があり、優希が急遽靖子先生の代わりを務めることになる。
イベント当日、用意された栗のドリンクの中身がなくなる。スタッフによると応募者たち以外に怪しい人間は見なかったというのに、何故?
「かぶと終活」
料理教室の試食タイムで、変な話が出る。七五三の撤饌(おさがり)が公園の中に散らばっていたというのだ。気になった靖子先生と三人で見に行くと、六十ぐらいの大塚と名乗る女性がうちのもので、盗まれたという。
そのふた月ほど経ったある日、こんどはお札と破魔矢が落ちていた。
靖子先生は心当たりがあるようだ。
「ウエディングドレスは華やかに」
菜の花食堂で働く、結婚身近だった香奈が、結婚はするけど式は挙げない、披露パーティもやらない、新婚旅行にも行かないと言い出す。何か事情があるのだろうが、気になる優希。靖子先生は人には知られたくないことがあるから、そっとしておきましょうというが…。
日常生活に潜む悪意がもたらす謎を扱ったお話が多いのがこのシリーズですが、今回は悪意が少なくてよかったです。
互いに思いやることによるすれ違いは誰にでもありますからねぇ。
そろそろ優希にも幸せが来て欲しいですが、次回に期待しましょう。
岡崎琢磨 『珈琲店タレーランの事件簿9 ビーベリーは美しく輝く』
美星との仲も常連さんのあいだで公然となったこの頃、アオヤマはオーナーから美星との結婚を条件に店を譲りたいと言われ、悩んでいた。
そんな頃、食べマップに喫茶店タレーランに対する悪質レビューが三件書かれているのに気づく。一体誰が書いたのか、美星と一緒にアオヤマが検証していくと、ある常連がいつもその場にいたことがわかる…。
今回はオーナーがファンだった往年のスターの本が出てきて、話と関係がなさそうなのになんでだろうと思っていたら、最後にこのためにだったのかと納得できました。
それにしてもなんだかなぁ。ちょっと嫌なお話でした。
住本優 『名探偵の箸本さん 推理のヒントは夫のお弁当』
箸本結は亡くなった祖父の『最後の依頼』を解決するために、後を継いで探偵になった。しかし、五年経つが最後の依頼人はまだ来ない。
仕事中の結の楽しみは夫の奏汰の作ったお弁当。彼とは高校生の時からの付き合いで、彼はその時から結のためにお弁当を作ってくれている。
今回、箸本探偵事務所に依頼された件は四つ。
①亡夫から贈られたかんざしに込められた最期のメッセージとは。
②高校時代の同級生の家に出る幽霊の謎。
③商店街の店舗に貼られたシールの謎。
④家の中で迷子になった飼猫の捜索。
第四話に結と奏汰の出会いと結婚までの様子が書かれています。
奏汰は北海道出身でなまりが抜けないという設定です。
長らく東京に暮らしているので、断定はできませんが、私は北海道出身の人で奏汰のように話す人に会ったことがありません。
私が内陸部出身だからかしら?
「なまら」なんて、一度も使ったことがないですよ。
イントネーションは指摘されることがあるので、違っているのはわかります。
北海道は広いので、どこに住んでいるのかによって違うのかもしれませんね。
それに父親が岐阜出身だから、私は混ざっているのかもww。
夫、奏汰の自分を卑下する姿がちょっと嫌ですけど、最後はハッピーエンドで、よかったです。
三冊ともに軽めのミステリなので、お暇な時にどうぞ。
今月のトリミング ― 2026/03/14

いい天気になりましたね。梅も終わりに近づき、次はいよいよ桜の出番です。

桜の前に、木蓮が満開になっています。
さて、わんこたちは月に一度のトリミングに行きました。
兄はいつものようにクーンクーンと鳴いて、トリマーさんに媚びをうっていました。
一方、弟は楽しく歩いていたのに、トリミングだということに気づいたのか、とても嫌がっていましたw。
いつもと変わらないトリミング後の写真ですww。

食いしん坊の兄はおやつが欲しいので、おやつを見せるとお座りします。

必死になっておやつを見つめています。

兄がすごいので、いつもは兄よりも前に出ようとする弟が珍しく大人しくしています。

弟はわざとつまらない顔をしています。

兄の脚の毛がいつものようにきれいにカットされています。

横はこんな感じです。

兄は落ち着きなく顔を動かしています。

弟はなかなかいい表情をしてくれませんが、なんとか撮りました。
兄、3.3㎏、弟、3.1㎏で、変わりがなかったです。
今のままの体重がいいようなので、餌の量はこのままでいきます。
桜の開花が19日頃なので、来週末が再来週末にお花見に行きましょうね。
直島翔 『恋する検事はわきまえない』 ― 2026/03/13
『転がる検事に苔むさず』の続編で、六つの短編集。

「シャベルとスコップ」
倉沢ひとみは三月一日付で区検浅草分室から鹿児島地検へ異動となる。
浅草分室の最後の日、指導官だった久我周平から猫のおばあさんの刑事責任能力に疑問が出てきたため、不起訴にすることになりそうだと言われる。
そのきっかけが「シャベル」と「スコップ」だった。
「ジャンブルズ」
任官三年目で鹿児島地検に異動した倉沢ひとみはベテラン事務官の中迫から県内水面漁業対策会議の案内状を渡されたので、会議に出席した。いつもは代理が出席するらしい。倉沢はシラスウナギの密漁問題の責任者だといわれ、ついついハッタリをかませて、密漁の摘発に全力を尽くすことを約束すると言ってしまう。
どうする倉沢。
「恋する検事はわきまえない」
三十年近く前、東京地検特捜部初の女性検事となった常盤春子は着任早々、下水道事業の五社談合事件を任された。
東亜テック産業を代表する「幹事」だという平社員の民谷康一を尋問していると、押しかけてきたのが民谷の幼馴染の魚屋のけんちゃん。
彼に言われた「あんた、間違っているよ」が春子の耳に残った。
「海と殺意」
おととし久我は福岡地検小倉支部に赴任した。
中央署の暴力団情報専任の捜査官、池崎と飲み仲間になり、地検の仲間に疎んじられながらも、暴力団関係者の事件に首を突っ込むことになる。
「健ちゃんに法はいらない」
墨田署向島交番に勤める有村誠司は防犯教室のために墨田区の保育園に行き、魚屋の長谷川健介と出会い、彼に色々と振り回される。
児童虐待疑惑、蕎麦屋への嫌がらせの摘発、グルメサイト本社への乗り込み、被疑者の防御権の行使、そして恋路の邪魔w。
一体、健ちゃんって誰なのか?
「春風」
久我は東京地検本庁、特捜部長席からの電話を受ける。
前回は検察内の陰湿な権力争いに巻き込まれる合図となったが、今回は…?
「シャベル」と「スコップ」が東日本と西日本では違うものを指すことを知っていましたか?
私は知りませんでした。
同じ日本でも東と西では違うことが多いですね。
俳句を詠む私立医大法医の川口教授とか双極性障害の池崎刑事、意外と隠された乙女チックなところがありそうな常盤春子とか、面白いメンバーが登場しましたが、何といっても法律にやたら詳しい魚屋の健ちゃんが、あっさりと主役をかっさらっていきましたww。
久我さん、暗いものねぇ。奥さんと娘に負けてますわ。
鹿児島へ行った倉沢は、有村とは切れていないみたいで、結婚はあるのか?
三作目は臨時に特捜検事となった久我が活躍するようですね。
今年は是非久我検察官シリーズを書いて欲しいです。
<今週のおやつ>

カフェタナカのクランチ・キャラメルショコラ。
キャラメルだからか、齧ると柔らかくて、私は固いと思っていたので、騙された気分です。
咳のために薬を飲んでいるからか味覚が変で、食べるのが楽しめません。
先月から2キロほど痩せています。
ダイエットにはいいけれど、そろそろ咳も止まって欲しいです。
直島翔 『転がる検事に苔むさず』 ― 2026/03/12
『テミスの不確かな法廷』を書いた直島翔のデビュー作で、第三回警察小説大賞受賞作。

久我周平は東京区検察庁浅草分室の刑事部に所属する検事で、主に簡裁へ罰金刑を求めるという軽めの事件を扱っている。
区検の検察官室には久我と久我が指導官を務めている新人検事、倉沢ひとみがいて、事務官はまだ空席だ。
ある夜、久我が倉沢が届けるのを忘れた書類を墨田署に持っていくと、交通巡査の有村に検視官と間違えられて事件現場に連れていかれる。
若い男が東成電鉄の高架から転落して猛スピードの車に衝突し、死亡したという。
間違いついでに、検視官が遅れて来るというので、友人の刑事課長、追出に頼まれ、久我は遺体を調べた
翌日、久我は追出から刑事志望の有村の面倒をみてくれないかと頼まれる。
高架下の事件が自他殺のどちらにしろ、きちっと事実を固めてくれれば、推薦理由になるといいうのだ。
久我は倉沢と有村に協力する形で事件を調べていく。
久我は検事としての能力が高いのにも関わらず、知らない間に検察の派閥争いに巻き込まれ、期待していた異動が叶わず、今は出世コースから外されています。
嫌がらせもあり、ちょっとかわいそうです。
忸怩たる思いはありますが、ふてることなく、それなりに仕事を続けているのは偉いですね。
家庭に恵まれています。特に奥さん、理解があります。
娘は高校生で年頃なので、父親に素直になれませんが、ひょっとしたら跡継ぎになるかも。
倉沢は猪突猛進で、指導教官に対しても遠慮なんていう言葉はないですw。
もう少し思慮深くなるといいのですが。
彼女のような性格の方が検事や刑事などの仕事には向いていそうです。
有村は実直な警官と言う感じで、人としてはいい奴なんですが、刑事としてはどうなんでしょう。
なんで検事が警察官と一緒に捜査をするのかという疑問がありますし、ミステリとしてはそれほどではないですが、魅力的な登場人物が多いので、それだけで最後まで読んでいけました。
『テミス…』が好きなら読んでもいいかも。
「À Table!~ノスタルジックな休日~ 第七話から第十三話」を観る ― 2026/03/09

台湾の子と卒業式について話しました。
日本では校歌と式歌を歌いますが、式歌は卒業生の選んだ歌になることが多いですよね。
「卒業ソング」と調べると、今年はRADWIMPSの「正解」が一位です。
台湾の卒業式では何を歌ったのかと聞くと、よく覚えていないそうです。
台湾に卒業ソングはあるのかと聞くと、紹介してくれたのが「風箏」という歌です。
2012年に高校を卒業する学生の一人が全国の卒業する学生たちに呼びかけて作った歌だそうです。
十五校、五十三人の学生たちが集まったそうです。
「風箏」とは「Kite(カイト)」のことです。
台湾では全国の卒業生たちが創作卒業ミュージックビデオを作っていて、2012年から全国コンテストが開かれているそうです。
日本では卒業ソングはプロが作っていますが、台湾では自分たちが作って歌っているのです。
日本の若者たちも自分たちで卒業ソングを作って、台湾の子たちと交流するといいかもしれませんね。
(「風箏」の日本語の訳つきはこちら)
さて、「À Table」の続きです。

<第七話>
ジュンは実家から野点セットを持ち帰っていたので、井の頭自然文化園にある茶室を借りて野点をしに行く。
井の頭自然文化園にいたゾウの花子の前でジュンとヨシヲは出会った。
時間を経たコンクリートの建物を愛でる二人。
帰ってから、吊り棚から見つけた蒸し器を使い、料理を作る。
<訪れた場所>
・井の頭自然文化園
<レシピ>
・とうふのオイル焼き
・カリフラワーと豚の木の芽あえ
・わかめの茶わんむし
<第八話>
浩子おばさんがフラッとやって来る。
ジュンが昔使っていた筆箱を持って来てくれたのだ。
おばさんと家に帰ると、ヨシヲは急に長野に戻ることになったという。
<訪れた場所>
浩子が見つけた善福寺公園の芝生の公園
<レシピ>
・スペインふうカレーごはん
・鳥の白ぶどう酒煮
二人が料理を作るのを眺めながら酒を飲む浩子。
「悲観は感情から来るけど楽観は意志から来る」by 浩子
<第九話>
浩子といっしょに直売所に行き、野菜を買う。
ジュンは浩子にヨシヲのイギリスにいるおばたちが日本に帰ってくると引っ越さなければならなくなると愚痴る。
浩子は「自分に起こる現象ってさ、結局いいことばかりだからさ」。「幸せって自分の気持ちが満ち足りていると思うこと。あんまりあれが足りない、これはダメって思わないで、もっと楽観的に考えればいいんだよ。なるようにしかならないんだからさ」と語る。
<訪れた場所>
・善福寺公園
<レシピ>
・しいたけごはん
・高野どうふのおらんだ煮
・ひき肉のあられだんご
ジュンは「人は会社の素質や風土に簡単に染まっていくけど、ヨシヲは染まらない」と浩子に言うと、浩子は「二人とも人となりが似ている。興味深いことが好きってことと思慮深いこと」と答える。
<第十話>
朝、長野から戻ったヨシヲは疲れているようだ。
古い百科事典を見ながら寝てしまった。
いつものように散歩をしていると、ジュンが通り過ぎる人たちに挨拶をするのを見て、驚くヨシヲ。
来週、イギリスからおばが帰って来るが、ヨシヲが長野から帰れない可能性が出て来た。松本で行われる販促イベントに出なければならなくなりそうなのだ。
ジュンはおばから引越の話が出るのではないかと恐れているが、ヨシヲはそうなったら考えようと答える。
<訪れた場所>
・善福寺公園
<レシピ>
・いりこごはん
・ちくわの柳川なべ
・高野どうふとかまぼこ、しいたけのたき合わせ
<第十一話>
翻訳家のおば、圭子が高校の同窓会に出席するためにイギリスから日本に一時帰国をした。ジュンはいっしょに日本民藝館に行く。
<訪れた場所>
・日本民藝館
<レシピ>
・ごぼうめし
・いわしのしそ煮
・こんぶとふきのつくだ煮ふう
圭子からヨシヲの昔の話とヨシヲたちに家を貸すことにした理由を聞いたジュンは長い家の歴史を思う。
<十二話>
圭子からまだしばらくはイギリスにいるつもりだ。ヨシヲたちにこの家をあずけてよかった。無価値と無意味は別のもの。この家は古くて価値がないかもしれないけど、私にとって意味のある場所だと言われる。
昔ヨシヲが食べたことのある料理を三人で作る。
<訪れた場所>
・武蔵関公園
<レシピ>
・うにごはん
・白身の魚のポーランドふう
<十三話>
相対性理論の本を読むジュン。そこにヨシヲが浩子が持って来てくれた筆箱を持って来る。ジュンは昔、友人に急に無視されたことを思いだす。
ヨシヲはジュンに旅行の思い出を話す。
「失敗したり、腹立ったことの方が覚えているけど、時間が経つと何故か楽しいよね。もやもやっていつのまにかどっかに行っちゃうんだよね」
<訪れた場所>
・武蔵野の森の「展望の丘」
<レシピ>
・ちりめんじゃこのおすし
・あじとじゃがいものかき揚げ
リボンを指に巻き付けて、ジュンとヨシヲは時間について思いを巡らす。
次の日、編んでいたポットカバーが出来上がる。ぴったりだ。
シーズン1に劣らず、いい雰囲気のシーズン2です。
相変わらずジュンとヨシヲの夫婦がいいですねぇ。
今回、ヨシヲさん、大分仕事でへこんでいましたが、頑張ってください。
それよりも長野と東京の二拠点生活が大変そうなんですが、お互いの仕事の都合がありますから仕方ないのでしょうね。
つくづく思ったのが、このドラマのようにお散歩できる公園の近くに住みたいということです。
しばらくは夫の仕事の都合で引っ越せないみたいですが、望みは持ち続けます。
いつになるかわかりませんが、次の引越まで体力を温存しておきますわw。
ドラマに出ていましたが、北海道の茶わん蒸しには本当に栗の甘露煮が入っています。赤飯に甘納豆みたいに、北海道の人は甘いものが好きなんでしょうかね。
当たり前に思っていたことが、別の場所に行くと違うということが面白いです。
「自分のものさし」や「自分の基準」が誰にでも、どこにでも当てはまるものではないという言葉に同意したシーズン2でした。
シーズン3、あるかな?
ジュンとヨシヲ夫婦を見たいので、是非作ってください。
そういえば、二人でお料理を作るのを見るだけで、自分で作ってみようとは思わないのは何故でしょうねww。
ドラマの雰囲気を味わってください。
「À Table」メインテーマ
「À Table~ノスタルジックな休日」のエンディングテーマソング
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