大沼紀子 『真夜中のパン屋さん』 1&22012/03/20

寒い日が続き、なかなかダウンを離せません。でも、春は側まで来ています。桜の蕾も出てきていますし、二日前には蕾だった近所の梅が咲きました。


紅梅かと思っていたのですが、白梅でした。

我が家の鉢植えも花が咲きました。思い出のシクラメンは今頃花が咲いています。


このシクラメンは三年目です。花屋のと比べると、花も小さいし、形も悪いのですが、思い入れが違います。


鉢植えのシロバナジンチョウゲの花も咲き始めました。

さて、本の話ですが、本屋で題名を見てチェックしていた本です。なにしろパン屋の話らしく、美味しいもの好きの私としては、どんなパンが出てくるのだろうと興味があったのです。
2作目も出たので、売れているのだと思い買って読んでみました。


「都会の片隅に真夜中だけ開く不思議なパン屋」がありました。
このパン屋のオーナーは元国連職員の暮林で、不器用なので上手くパンが作れません。彼の片腕のパン職人として元ヤンキーで元ヤリマンの弘基がいます。そして、他の登場人物として、ひょんなことからパン屋に居候をすることになった女子高校生の希実とパン屋に来る変ったお客さんたち。

これらの人たちを巡るアレコレが書かれた物語です。

メインになるのが、希実の家庭のおかあさんのことと暮林のパン屋を開くきっかけ話、元ヤリマン弘基の元カノたちとの騒動です。
それぞれに深い事情というものがあり、心の傷を持った同志が肩を寄せ合い生きています。

私としては弘基の作ったクロワッサン、食べた~い。

このパン屋のコンセプトは「誰かの傘になれるような、店」だそうです。
この「誰かの傘に」というのが色々なことに広がっていきますね。

現代社会は家庭の崩壊が始まっていて、無理に崩壊した家庭を維持しようとする必要はなくて、こういう風に血が繋がっていなくても気の合う同志が家庭を作っていってもいいのかなと思いました。

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