三浦しをん『悶絶スパイラル』&映画「メゾン・ド・ヒミコ」 ― 2012/09/04
この前読んだエッセイがおもしろくなかったので、買うのをどうしようかと思って迷いましたが、表紙がかわいらしいので買いました。
『夢のような幸福』から『乙女なげやり』、そして『桃色トワイライト』と続き、『悶絶スパイラル』で終わりだそうです。
誠に残念です。
『夢のような幸福』から『乙女なげやり』、そして『桃色トワイライト』と続き、『悶絶スパイラル』で終わりだそうです。
誠に残念です。

表紙はどこかで見たことのある絵です。そう、松苗あけみの絵です。
最後ということで、なんと松苗さんの漫画があとがき風に載っています♪
最後だからか、しをんさんのBLラブがいっぱいです。
BLって何かって。Boys Loveの略語です。
「男性の同性愛を題材とした小説や漫画のジャンル」ですよ。
私の好きな漫画の『風と木の詩』とか『トーマの心臓』もこのジャンルに入るんでしょうね。
BL以外で意外なのが、しをんさんって結構、社会的なことにも興味があるようなのです。
これからどんな本を書いてくださるのか、興味がでてきました。
では、本当かと怪しむ人のためにしをん語録を。
「たぶ女は、「女になる」コツさえつかめば、あとは「女でいる」ことは比較的簡単なのだ。しかし男は、「男になる」必要はなく、ただひたすら「男でいることを求められる。男女ではくぐり抜ける関門の場所がちがうので、両性はいつまでも噛み合わない部分で葛藤する羽目になるのだ」
「ひとが一番最初に被る可能性の高い暴力は、もしかしたら家庭や学校における「硬直した教育」なのかもしれない」
「結婚披露宴は、しばしば私の血圧を上げる。なんでなのかと考えるまでもなく、結婚という制度のまえに、思考停止状態になるひとが散見されるからだ」
「いまこの瞬間、特に楽しいことなどないように思える毎日にも、実はいろんなドラマがひそんでいる、ということだろう。そのことに気づかないまま過ぎて行ってしまう日常も、「記録」や「記憶」に残した時点で、「フィクション化(=物語化)」の道筋をたどる。時間という名の魔法、その不思議を思わずにはいられない」
ふざけたような(失礼)エッセイにも、こんな言葉が散らばっています。
私はしをんさんはとっても頭のいい方だと思います。
この本の中で一番気になったのが、映画の「メゾン・ド・ヒミコ」。
最後ということで、なんと松苗さんの漫画があとがき風に載っています♪
最後だからか、しをんさんのBLラブがいっぱいです。
BLって何かって。Boys Loveの略語です。
「男性の同性愛を題材とした小説や漫画のジャンル」ですよ。
私の好きな漫画の『風と木の詩』とか『トーマの心臓』もこのジャンルに入るんでしょうね。
BL以外で意外なのが、しをんさんって結構、社会的なことにも興味があるようなのです。
これからどんな本を書いてくださるのか、興味がでてきました。
では、本当かと怪しむ人のためにしをん語録を。
「たぶ女は、「女になる」コツさえつかめば、あとは「女でいる」ことは比較的簡単なのだ。しかし男は、「男になる」必要はなく、ただひたすら「男でいることを求められる。男女ではくぐり抜ける関門の場所がちがうので、両性はいつまでも噛み合わない部分で葛藤する羽目になるのだ」
「ひとが一番最初に被る可能性の高い暴力は、もしかしたら家庭や学校における「硬直した教育」なのかもしれない」
「結婚披露宴は、しばしば私の血圧を上げる。なんでなのかと考えるまでもなく、結婚という制度のまえに、思考停止状態になるひとが散見されるからだ」
「いまこの瞬間、特に楽しいことなどないように思える毎日にも、実はいろんなドラマがひそんでいる、ということだろう。そのことに気づかないまま過ぎて行ってしまう日常も、「記録」や「記憶」に残した時点で、「フィクション化(=物語化)」の道筋をたどる。時間という名の魔法、その不思議を思わずにはいられない」
ふざけたような(失礼)エッセイにも、こんな言葉が散らばっています。
私はしをんさんはとっても頭のいい方だと思います。
この本の中で一番気になったのが、映画の「メゾン・ド・ヒミコ」。

「シャツがイン!」ってなんだろうと思って見てみると、ホント、「シャツがイン!」。
世の中のお父さんと中学生と高校生諸君。是非とも『メゾン・ド・ヒミコ』をみておくれ。
正しい「シャツがイン!」の姿がある。
映画の内容は大したことがないのですが、オダギリジョーの姿が麗しいのです。
彼ってあんなに綺麗でしたっけ?
結婚するときのインタビューの時はきたない男って感じだったのに、「メゾン・ド・ヒミコ」のオダギリジョーは美しい。
正しい「シャツがイン!」の姿がある。
映画の内容は大したことがないのですが、オダギリジョーの姿が麗しいのです。
彼ってあんなに綺麗でしたっけ?
結婚するときのインタビューの時はきたない男って感じだったのに、「メゾン・ド・ヒミコ」のオダギリジョーは美しい。
知らないで見る人のために一言、言っておきます。
BLラブのしをんさんが勧めるのですから、映画の舞台はゲイたちの老人ホームです。
以上。それ以外は自分でみて確かめておくれ。
私はオダギリジョーを見るだけで、変な映画も許せちゃいました。
以上。それ以外は自分でみて確かめておくれ。
私はオダギリジョーを見るだけで、変な映画も許せちゃいました。
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