モリー・フィッツ 『ペット探偵と秘密の子猫』2025/01/06



アンジー・ルッソは7つの準学士号を持っている、フルトン・トンプソン&アソシエイツ法律事務所の法律事務員。
法律事務所の会議室にある古いコーヒーメーカーに感電して臨死体験をしてからオクタヴィウス・マクスウェル・リカルド・エドムンド・フレデリック・フルトン、短縮してオクトくんと話せるようになる。
オクトくんはトラ猫で、飼い主のエセル・フルトンが殺されたとアンジーに訴えたのだ。

オクトくんのことが気になったアンジーは、病院から戻るとすぐに法律事務所に行き、フルトン夫妻に動物心理学を学んだと偽り、オクトくんの世話を申し出、家に彼を連れて帰る。
彼によると、誰かがエセルの夕食とお茶に毒を入れたという。

アンジーはオクトくんといっしょにエセル殺しの犯人を捜すことにする。

オクトくんが飲むのはエビアンで、食べるのはファンシーフィースト社のグルメ缶。人間が近くに立って見ていてくれないとご飯が食べられないんだそう。
iPadが扱え、フェイスタイムを使って電話もかけられるという、こんな猫、本当にいたら、飼いたいわ。
我儘で生意気だけど、可愛い猫ちゃんです。

このシリーズはアメリカでは「Pet Whisperer P.I.」シリーズというらしく、18冊も出版されているようです。
Kindleで読んだのですが、ページの組み方が変で、日本語の間違いが多いです。
二冊目はちゃんと校正してから出して欲しいものです。

猫事件ばかり扱うと思ったら違いました。
二冊目の動物は犬でヨークシャテリアです。
きままなオクトくんはちゃんとアンジーを助けてくれるのかしら?