堂場舜一 『拒絶の理由 警視庁総合支援課4』 ― 2025/08/30
「警視庁総合支援課」シリーズの四作目。

大井町駅前で会社員同士が呑み会で喧嘩になり、一人が死亡した。
二人とも明律製菓の大井町工場に勤務しており、居酒屋で呑んでいる時に険悪な感じになり殴り合い、被害者は倒れて頭打ち、ほぼ即死状態になる。
加害者はボクシング経験者だった。
翌朝、総合支援課の打ち合わせで所轄の品川南署が被害者家族の様子がおかしいといっていたということが出る。
柿谷晶は支援課新人の高尾ひなたと共に被害者家族の家に行く。
被害者の父親の木元拓夫は妻が倒れたというのに、金がかかるから病院は駄目だと言う。
どうも殺された息子・純の葬式費用の心配をしているようだ。
とにかく生活が苦しいようで、家族の誰も携帯を持っていない。
借金があるのか?
純は中学を卒業後高校に進学せずに働き始め、仕事を転々とし、この四月にやっと明律製菓に正社員として就職したという。
その後の木元一家への対応はスムーズに進んだが、葬儀後、警察に連絡もなく一家はいなくなる。新潟へ行ったらしい。
木元の職場には休職の申し出があり、弟の光はしばらく休ませると学校に連絡があったという。
晶は品川南署の井端と共に新潟へ向かう。
単純な事件のはずが、調べていくと古い失踪事件との関わりが明らかになってくる。
今回の事件は晶の兄の事件と似ていて、晶には人ごとではないようです。
それにしても木元一家は何故、頑なに支援課の援助を断り、警察との関わりを避けようとしたのでしょうね。
逃げると警察は調べるのにね。
びっくりしたのが、晶のキャラ変です。
評判が悪かったので変えたんですかね。
まともになってますww。
でも産休に入った秦香奈江の代わりの新人、高尾ひなたの扱いがひどいです。
ひなたの見た目が「子ども」みたいだからですか、評価できない状態が続いているなんて言って、今までの自分を棚に上げてませんか。
あなたの方がひどかったですよ。何様のつもりかと言いたくなりましたわww。
やっぱり堂場さん、女性を描くのが下手かも。
晶の家族問題が次回も描かれるのでしょうか。
それとも出し惜しみするのかしら。
あくまでも支援課の活躍をもっと読みたいと思いますので、よろしくお願いします。
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