クレオ ・コイル『深煎りローストはやけどのもと』 ― 2011/11/01
コクと深みの名推理シリーズの九作目。

今回は美味しそうな料理が盛り沢山。
消防署が出てくるのですが、消防士たちは美味しそうなものを食べています。
消防署が出てくるのですが、消防士たちは美味しそうなものを食べています。
どこの消防署でもそうというわけではないのでしょうが、結構楽しそうです。
私はスターバックスなどでコーヒーを機械で入れているので、誰が入れても同じだと思っていました。
私はスターバックスなどでコーヒーを機械で入れているので、誰が入れても同じだと思っていました。
しかし、消防士たちにクレアがでエスプレッソマシンの扱い方を教えている場面を読んで、考えを改めました。
私には美味しいエスプレッソを入れるのは無理。
例え機械で入れようが、熟練した技が必要なのですね。
奥が深いコーヒーの世界です。
一つ学んだのが、カフェインが多いのはエスプレッソのように思えますが、実は普通に入れたコーヒーの方が多いんですって。
眠気覚ましにはドリップしたコーヒーを飲みましょうね。
さて、ミステリーは。
例え機械で入れようが、熟練した技が必要なのですね。
奥が深いコーヒーの世界です。
一つ学んだのが、カフェインが多いのはエスプレッソのように思えますが、実は普通に入れたコーヒーの方が多いんですって。
眠気覚ましにはドリップしたコーヒーを飲みましょうね。
さて、ミステリーは。
マダム(クレアの元姑)の友人で<カフェ・ルチア>を経営しているエンツォから地下室で昔<ビレッジプレンド>で使っていたロースターとアルバムを見つけたとの連絡がくる。
マダムは写真に、クレアはロースターに惹かれ、<カフェ・ルチア>に行ってみることにする。
彼らが地下室でくつろいでいる時に、火事が起こる。
その時、クレアはたまたま<ビレッジブレンド>の店員ダンテが写真を撮るのにつきあって店の中にいて、マダムは地下室にエンツォと一緒にいた。
マダムとクレアは無事だったが…。
火が起こる場面を見たクレアは、この火事は放火であると思うが、重体のエンツォが火災の重要な容疑者となってしまう。
そのためクレアはまた事件に首を突っ込むことになる。
今回はクレアの恋人でニューヨーク六分署の警部補マイクが、彼の一家には消防士が多く、彼も消防士になることを期待されていたのに、何故消防士にならなかったのか、そして、従兄弟で消防隊長のマイケル・クィンと何故仲が悪いのか、という謎が明かされます。
クレアとマイクの仲も安定しています。
次はパリに行った娘が何かやらかさないかしら。
マダムとクレアは無事だったが…。
火が起こる場面を見たクレアは、この火事は放火であると思うが、重体のエンツォが火災の重要な容疑者となってしまう。
そのためクレアはまた事件に首を突っ込むことになる。
今回はクレアの恋人でニューヨーク六分署の警部補マイクが、彼の一家には消防士が多く、彼も消防士になることを期待されていたのに、何故消防士にならなかったのか、そして、従兄弟で消防隊長のマイケル・クィンと何故仲が悪いのか、という謎が明かされます。
クレアとマイクの仲も安定しています。
次はパリに行った娘が何かやらかさないかしら。
『ゴヤ 光と影』展@国立西洋美術館 ― 2011/11/02
上野駅に降りた時から何やら人が多い。
改札には高校生とおばさんたちがゴチャゴチャいました。
これは・・・。
予想通りにゴヤ展は混んでいました。
改札には高校生とおばさんたちがゴチャゴチャいました。
これは・・・。
予想通りにゴヤ展は混んでいました。

最初にゴヤの自画像がお迎えしてくれます。
ちょっと小太りの農夫のような外見です。14歳から絵の勉強をして、40歳で宮廷画家に上り詰め、その後聴力を奪われたそうです。有名なマハは聴力を失ってから描かれたものだそうです。
彼の絵では『マドリード、1808年5月3日』や『我が子を食らうサトゥルヌス』、そして『黒い絵』が見たいと思っていました。これらの絵が一枚も来ていないので、実際にスペインに行って見るしかないでしょうね。
いつ行けるかしら?(ついでにサクラダファミリアも見たいです)
ゴヤは宮廷画家になる前にタペストリー用の原画をたくさん描いています。
別に油絵にしなくてもいいんじゃないかとも思ったのですが、タペストリーにするには原寸大の絵が必要だったのでしょうか?
ちょっと小太りの農夫のような外見です。14歳から絵の勉強をして、40歳で宮廷画家に上り詰め、その後聴力を奪われたそうです。有名なマハは聴力を失ってから描かれたものだそうです。
彼の絵では『マドリード、1808年5月3日』や『我が子を食らうサトゥルヌス』、そして『黒い絵』が見たいと思っていました。これらの絵が一枚も来ていないので、実際にスペインに行って見るしかないでしょうね。
いつ行けるかしら?(ついでにサクラダファミリアも見たいです)
ゴヤは宮廷画家になる前にタペストリー用の原画をたくさん描いています。
別に油絵にしなくてもいいんじゃないかとも思ったのですが、タペストリーにするには原寸大の絵が必要だったのでしょうか?

タペストリーの絵は庶民の生活を描いたものが多いようです。上の「日傘」なんかかわいいので、こんなタペストリーなら欲しいですけれど、他の絵はちょっと・・・というものが多いです。風俗画として見るとおもしろいのですが。
実は私、『着衣のマハ』の「マハ」って人の名前だと思っていました。
「マハ」って、「小粋な女(小粋なマドリード娘)」という意味のスペイン語なんですって。「彼女らは、この地方独特の歯切れの良い発音と言い回しで、若い男と戯れ、時には自由奔放な生活を楽しんだ」そうな。
知らなかった・・・。

この絵は最初はビーナスを描いたと言われていたそうです。
大分前の何かの記事に、貴族か金持ちかが愛人の裸の絵を描かせ、普段は裸の絵を飾っていたけれど、人に見られてもいいように後に着衣の方も描かせたと書いてあったので、私は小さな絵だと思っていました。小さくないと架け替えるのが大変ですから。
しかし、大きい絵なんですね。小柄な女性の等身大の絵と言ってもいいぐらいの大きさです。
絵は実物を見なくてはね。
宮廷画家としてのゴヤは肖像画を描いています。
私が好きなのは、ゴヤのパトロンだったアブランテス侯爵夫人の肖像画です。

ちょっと他の肖像画と絵筆のタッチが違います。
油絵よりも数が多かったのが版画や素描です。そのどれもが風刺がきいていて、気味悪くもあり、小気味でもあり・・・。
一番好きなのは、人間の愚かさをロバで描いたものです。

このロバ君、ショップではキタムラがキーホルダーにしてました。欲しかったのですが、ちょっとお高く、買うのを止めました。
版画や素描を見ていると、ゴヤはキリスト教の司祭たちに対してものすごい嫌悪感を持っていたのがわかりました。
それでもゴヤの描いた宗教画は結構いいです。
実はゴヤとは関係ないのですが、『もやしもん』の石川雅之が描いている『純潔のマリア』を読みました。
版画や素描を見ていると、ゴヤはキリスト教の司祭たちに対してものすごい嫌悪感を持っていたのがわかりました。
それでもゴヤの描いた宗教画は結構いいです。
実はゴヤとは関係ないのですが、『もやしもん』の石川雅之が描いている『純潔のマリア』を読みました。

この漫画は百年戦争を描いているので、時代が違います。
魔女マリアは戦争を嫌い、人間たちに戦争を止めさせるために奮闘しています。聖職者たちの腐敗や戦争をする愚かしさなどが描かれていて、ゴヤの描く<戦争の惨禍>と通じるものを感じてしまいました。
ひょっとすると今の日本は戦争時と似通っているのかなぁ、などとも思ったりして。
ゴヤの頭の中がどうなっていたのか、興味を持ちました。
堀田善衛の『ゴヤ』でも読んでみようかしら。
私の気に入った今日の一枚。
『空を飛ぶ犬』です。

美術展の後はランチです。
今回は上野駅にあるブラッスリーレカンに行きました。
奮発してシェフお勧めランチ3900円を食べてみました。

写真はメイン料理の「トロトロに煮込んだもち豚のグリエ」です。
デザートが4か5種類から選べます。
ジョン・J・ラム 『天使のテディベア事件』 ― 2011/11/03
『嘆きのテディベア事件』に引き続き第二弾が出ました。
今回は天使のテディベアです。
そういえば、前作は「おしどり探偵シリーズ」となっていたのに、いつのまにか「テディベア探偵シリーズ」に変更になっていました。まあ、テディベアの方が受けがいいでしょうからね。
今回は天使のテディベアです。
そういえば、前作は「おしどり探偵シリーズ」となっていたのに、いつのまにか「テディベア探偵シリーズ」に変更になっていました。まあ、テディベアの方が受けがいいでしょうからね。

元刑事で今はテディベア作家になろうとしている夫のブラッドリーとテディベア作家の奥様アシュリー夫婦がテディベア・ショーで起こる殺人に首を突っ込み、警察の捜査をかく乱しつつ(?)も事件を解決していくという内容です。
今回は東海岸でもっとも由緒あるテディベア・ショーのひとつ、”ボルチモア・ハーベア・エキスポ”でのお話です。
こういうショーでは出品されたテディベアの中から順位をつけて入賞者を表彰していくんですね。何回か一位になると、一人前のテディベア作家になり箔がつき、一体いくらになるんでしょうか?
アシュリーが出品するのは、テディベアをあまーいデザートに見立てた≪スウィーツ・コレクション≫。
アップルパイやパイナップルのさかさまケーキ(?)、チョコレート、キャロットケーキそっくりのテディベア・・・。
一方、ブラッドリーが考えたテディベアは、やっぱり元刑事ですから、映画『ダーティハリー』にちなんで、”ダーティベアリー”だそうです。
どちらも私のテーストには合いませんわ。
あ、刑事コロンボ(古い?)の格好のテディベアなら欲しいかも。
会場では<にっこり天使のテディベア>が話題になっていました。
そのテディベアを扱っているのがジェニファー・スウィフトと夫のトニー。
彼らは<にっこり天使のテディベア>でおもちゃ会社とライセンス契約をし、天使のテディベアはアニメシリーズにもなるようです。
何故か彼らにはドナ・ジョダンという女性に恨まれている様子。
そうこうするうちに、朝食会でドナとジェニファー夫婦が会ってしまい、ジェニファーがきつい言葉を投げかけます。
その時、ドナーの言葉に興奮したからか、もともと喘息の持病があったジェニファーが発作を起こし、呼吸困難に。
ブラッドリーとアシュリーが助けようとしますが・・・。
ボルチモア市警の態度に激怒したブラッドリーは、彼らに事件は解決できないと、またまた事件解決に乗り出します。
ちょっと気になったのが、ブラッドリーのお下品な言葉とジョーク。
テディベアと全くそぐいません。
もし、テディベア、かわいいわ。テディベア探偵なんて素敵。
なんて思って本を手に取ったら、びっくりするでしょうね。
第三弾には日本のヤクザが出てくるんですって!
くれぐれもテディベアに騙されないでください。
意外とハチャメチャなコージーミステリーです。
<今日のにゃんこ>
さっき家の窓の前を猫が歩いていきました。
塀があるので隣にはいけません。ひょいと塀の上に飛び上がり、ひと休みしています。
こういうショーでは出品されたテディベアの中から順位をつけて入賞者を表彰していくんですね。何回か一位になると、一人前のテディベア作家になり箔がつき、一体いくらになるんでしょうか?
アシュリーが出品するのは、テディベアをあまーいデザートに見立てた≪スウィーツ・コレクション≫。
アップルパイやパイナップルのさかさまケーキ(?)、チョコレート、キャロットケーキそっくりのテディベア・・・。
一方、ブラッドリーが考えたテディベアは、やっぱり元刑事ですから、映画『ダーティハリー』にちなんで、”ダーティベアリー”だそうです。
どちらも私のテーストには合いませんわ。
あ、刑事コロンボ(古い?)の格好のテディベアなら欲しいかも。
会場では<にっこり天使のテディベア>が話題になっていました。
そのテディベアを扱っているのがジェニファー・スウィフトと夫のトニー。
彼らは<にっこり天使のテディベア>でおもちゃ会社とライセンス契約をし、天使のテディベアはアニメシリーズにもなるようです。
何故か彼らにはドナ・ジョダンという女性に恨まれている様子。
そうこうするうちに、朝食会でドナとジェニファー夫婦が会ってしまい、ジェニファーがきつい言葉を投げかけます。
その時、ドナーの言葉に興奮したからか、もともと喘息の持病があったジェニファーが発作を起こし、呼吸困難に。
ブラッドリーとアシュリーが助けようとしますが・・・。
ボルチモア市警の態度に激怒したブラッドリーは、彼らに事件は解決できないと、またまた事件解決に乗り出します。
ちょっと気になったのが、ブラッドリーのお下品な言葉とジョーク。
テディベアと全くそぐいません。
もし、テディベア、かわいいわ。テディベア探偵なんて素敵。
なんて思って本を手に取ったら、びっくりするでしょうね。
第三弾には日本のヤクザが出てくるんですって!
くれぐれもテディベアに騙されないでください。
意外とハチャメチャなコージーミステリーです。
<今日のにゃんこ>
さっき家の窓の前を猫が歩いていきました。
塀があるので隣にはいけません。ひょいと塀の上に飛び上がり、ひと休みしています。

窓を開けると逃げそうだったので、ガラス越しに写したのですが、ちゃんと気づいていました。
首に首輪をしているので、誰か飼っているようです。
ここでは動物を飼ってはいけないのですが・・・?
かわいいから許しましょう。
また来てね!
首に首輪をしているので、誰か飼っているようです。
ここでは動物を飼ってはいけないのですが・・・?
かわいいから許しましょう。
また来てね!
お茶の水から湯島へ ― 2011/11/04
小川糸の『喋々喃々』に出ていた湯島の喫茶店「TIES」とオザワ洋菓子店に行ってきました。
もともとは御茶ノ水に用事があり、この際だから思い切って行ってみようと思ったのです。
思ったよりも御茶ノ水から湯島は近かったです。
普段から歩くのが苦にならないので、歩いたと思わないほどの近さでした。
これならもっと早くに行けばよかったと思いました。
お散歩コースとしては、お茶の水駅→湯島聖堂→神田明神→オザワ洋菓子店→湯島天神→TIES→本郷三丁目駅もしくは水道橋駅という感じです。
オザワ洋菓子店はちっちゃなケーキ屋さんです。私の前にいたおばあさんは近所の人ではなくて、どこか遠くから来ているようでした。ご近所の人が年を取って買いに来られないから来たというようなことを言っていました。
もともとは御茶ノ水に用事があり、この際だから思い切って行ってみようと思ったのです。
思ったよりも御茶ノ水から湯島は近かったです。
普段から歩くのが苦にならないので、歩いたと思わないほどの近さでした。
これならもっと早くに行けばよかったと思いました。
お散歩コースとしては、お茶の水駅→湯島聖堂→神田明神→オザワ洋菓子店→湯島天神→TIES→本郷三丁目駅もしくは水道橋駅という感じです。
オザワ洋菓子店はちっちゃなケーキ屋さんです。私の前にいたおばあさんは近所の人ではなくて、どこか遠くから来ているようでした。ご近所の人が年を取って買いに来られないから来たというようなことを言っていました。

オザワ洋菓子店のある通りはサッカー通りと言います。
元は金花商店会といったのだそうです。サッカー協会や日本サッカーミュージアムがこの通りにあるので、名称を変えたそうです。

時間がなかったので、湯島天神はパス。
通りを渡り、左へ少し行くと「TIES」です。
「TIES」は小さな喫茶店で、ケーキだけでも買って帰れるようです。
『喋々喃々』にはミルクティーが出ていたのに忘れていて、コーヒーを頼んでしまいました。コーヒーはネルドリップでいれていました。
ちょっと粉っぽかったです。
ここはコーヒーはコーヒーだけで味わいなさいという主義なのでしょうか。
砂糖もミルクもついてきません。欲しい時は頼むのかしら?
小さな狭い喫茶店なので、奥の席に大人数の人たちがいたので、結構しゃべり声が聞こえてきて五月蠅かったです。
カウンターに座ったのですが、ここも色々と音が聞こえてきます。食器を洗う音、豆を挽く音、隣のおばさんたちの話し声・・・。
もっと人が少なかったら、いい雰囲気なのに・・・。
落ち着いてなごむという感じではありませんでした。
コーヒーと一緒に食べたモンブランは普通の味でした。(私の普通は普通に美味しいという事です。まずい時は何もコメントしませんので、よろしく)
そうそう、オザワ洋菓子店のいちごシャンデ、おいしゅうございました。
私は特大を買いましたが、いちごは一個でした。小でよかったかも。特大だからいちごが多く入っているのかと思ってしまったのです。たぶん生クリームとチョコレートが多いんでしょうね。いちごの大きさも違うのかしら?

左奥にあるのが特大のいちごシャンデ。一緒にシュークリームとエクレアを買ってきました。
見かけはあまりよくないのですが(失礼)、甘すぎず、くどくなく、ペロッと食べてしまいました。
これならいちごシャンデ(小)を一遍に3個ぐらいはいけそう(笑)。
鍼のセンセイの話によると、御茶ノ水の神田明神近くにある「小川軒」のハンバーグステーキも美味しいとのことなので、次回は挑戦してみます。
ここのレーズンウィッチは前に食べたことがありますが、ハンバーグステーキも美味しんですね。
東京文化会館50周年記念フェスティバル『記念ガラ』 ― 2011/11/05
11月だと思われないほど暖かい日が続いていますね。
久しぶりの上野です。
今日のガラコンサートに吉田都さんが出るというのでチケットを買ってみました。
今日のガラコンサートに吉田都さんが出るというのでチケットを買ってみました。

2011年11月5日(土)14時開演
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
美術:日比野克彦
[第一部]指揮:外山雄三
モーツァルト 『フィガロの結婚』より序曲
サン=サーンス 『序奏とロンド・カプリッチョーソ op.28』 前橋汀子
チャイコフスキー 『ロココ風の主題による変奏曲 イ長調 op.33』 堤 剛
リスト 『ピアノ協奏曲第一番 変ホ長調』 中村紘子
[第二部]指揮:沼尻竜典
ポンキェッリ 『ラ・ジョコンダ』よりバレエ音楽”時の踊り” 吉田都
谷桃子バレエ団
ヴェルディ 『ドン・カルロ』より”共に生き、共に死ぬ” フェルナンド・ボルターリ
堀内康雄
ベッリーニ 『ノルマ』より”清らかな女神よ” マリエッラ・デヴィーア
ジョルダーノ 『アンドレア・シェニエ』より”祖国の敵か?” 堀内康雄
プッチーニ 『ラ・ボエーム』より”おお、そよ風の娘よ”
マリエッラ・デヴィーア
フェルナンド・ボルターリ
マスカーニ 『かヴァレリア・ルスティカーナ』より間奏曲
ドニゼッティ 『ランメルモールのルチア』より”ルチア、側へ”
マリエッラ・デヴィーア
堀内康雄
プッチーニ 『トゥーランドット』より”誰も寝てはならない”
フェルナンド・ボルターリ
ヴェルディ 『ラ・トラヴィアータ』より
”ああ、そはかの人か~花から花へ” マリエッラ・デヴィーア
東京フィルハーモニー交響楽団は新国立劇場でバレエを見る時にいつも演奏しているオーケストラです。他のオーケストラよりも上手い演奏の確立が高いオーケストラです。コンサートマスターの人が若いです。今回もそつのない演奏でした。
朱色に近い赤を着てバイオリンを弾いたのが前橋さんです。おいくつになるのか、お綺麗です。
演奏はよくあんなに高い音をはずさずに弾くなという、まったくの素人の感想ですみません。
中村さんは私にとっては作家の庄司薫さんの奥様。そういえば庄司さんの新作ってとんとお目にかかっていませんが、どうしたのでしょうか?
流石の貫録という感じの中村さんで、力強い演奏です。
リストのピアノ協奏曲は初めて聞きました。なかなか変わった曲です。リストというとロマンチックな聞かせる曲かと思ったのですが、違いました。
実際の演奏だからいいのですが、私ならCDでは最後まで聞けない曲のように思います。
素敵な叔父様の堤さん。
この頃チェロの音が私のお気に入りなので、楽しみにしていました。
とってもかわいらしい曲で、堤さんも嬉しそうに楽しんで弾いているように見えました。
チェロの音っていいですね。
吉田都さんは、とってもキュートでした。なんか前よりも若くなった感じです。
音楽もかわいらしいものでした。
第二部はオペラから。
私はオペラを全然知らないので、前半6曲は何を歌っているのか内容がチンプンカンプンでした。
ソプラノとテノールの人の声量があまりないですね。最後までとっていたのですかね。ちょっと声の響きが足りないように思いました。
堀内さんは最初から声が響いていました。イタリアで通用する人でしょうと思ったら、そうなんですね。流石。
マリエッラさんは60代という年齢なので、声量や歌声も衰えているとはいえ、椿姫は聞きごたえありました。
最後の二曲しか知らないと言う無知の私ですが、やっぱり生の声はいいです。
でも、第一部に比べると、オペラを知らない私には猫に小判でした。
そうそう、美術に日比野さんの名前があったのですが、そんなに活躍する場面がなかったような。第二部の舞台の両脇に白いブラインドのようなものをたらし、映像を写していましたが、なくてもよかったような・・・。
やっぱり生のオーケストラはいいですねぇ。
もっと聞きたいです。でもバレエとオーケストラの両方は財政的にちょっと無理なので、適当に選んで行くしかないわねぇ。
明日は新国立バレエ団の『パゴタの王子』を見に行きます♪
サン=サーンス 『序奏とロンド・カプリッチョーソ op.28』 前橋汀子
チャイコフスキー 『ロココ風の主題による変奏曲 イ長調 op.33』 堤 剛
リスト 『ピアノ協奏曲第一番 変ホ長調』 中村紘子
[第二部]指揮:沼尻竜典
ポンキェッリ 『ラ・ジョコンダ』よりバレエ音楽”時の踊り” 吉田都
谷桃子バレエ団
ヴェルディ 『ドン・カルロ』より”共に生き、共に死ぬ” フェルナンド・ボルターリ
堀内康雄
ベッリーニ 『ノルマ』より”清らかな女神よ” マリエッラ・デヴィーア
ジョルダーノ 『アンドレア・シェニエ』より”祖国の敵か?” 堀内康雄
プッチーニ 『ラ・ボエーム』より”おお、そよ風の娘よ”
マリエッラ・デヴィーア
フェルナンド・ボルターリ
マスカーニ 『かヴァレリア・ルスティカーナ』より間奏曲
ドニゼッティ 『ランメルモールのルチア』より”ルチア、側へ”
マリエッラ・デヴィーア
堀内康雄
プッチーニ 『トゥーランドット』より”誰も寝てはならない”
フェルナンド・ボルターリ
ヴェルディ 『ラ・トラヴィアータ』より
”ああ、そはかの人か~花から花へ” マリエッラ・デヴィーア
東京フィルハーモニー交響楽団は新国立劇場でバレエを見る時にいつも演奏しているオーケストラです。他のオーケストラよりも上手い演奏の確立が高いオーケストラです。コンサートマスターの人が若いです。今回もそつのない演奏でした。
朱色に近い赤を着てバイオリンを弾いたのが前橋さんです。おいくつになるのか、お綺麗です。
演奏はよくあんなに高い音をはずさずに弾くなという、まったくの素人の感想ですみません。
中村さんは私にとっては作家の庄司薫さんの奥様。そういえば庄司さんの新作ってとんとお目にかかっていませんが、どうしたのでしょうか?
流石の貫録という感じの中村さんで、力強い演奏です。
リストのピアノ協奏曲は初めて聞きました。なかなか変わった曲です。リストというとロマンチックな聞かせる曲かと思ったのですが、違いました。
実際の演奏だからいいのですが、私ならCDでは最後まで聞けない曲のように思います。
素敵な叔父様の堤さん。
この頃チェロの音が私のお気に入りなので、楽しみにしていました。
とってもかわいらしい曲で、堤さんも嬉しそうに楽しんで弾いているように見えました。
チェロの音っていいですね。
吉田都さんは、とってもキュートでした。なんか前よりも若くなった感じです。
音楽もかわいらしいものでした。
第二部はオペラから。
私はオペラを全然知らないので、前半6曲は何を歌っているのか内容がチンプンカンプンでした。
ソプラノとテノールの人の声量があまりないですね。最後までとっていたのですかね。ちょっと声の響きが足りないように思いました。
堀内さんは最初から声が響いていました。イタリアで通用する人でしょうと思ったら、そうなんですね。流石。
マリエッラさんは60代という年齢なので、声量や歌声も衰えているとはいえ、椿姫は聞きごたえありました。
最後の二曲しか知らないと言う無知の私ですが、やっぱり生の声はいいです。
でも、第一部に比べると、オペラを知らない私には猫に小判でした。
そうそう、美術に日比野さんの名前があったのですが、そんなに活躍する場面がなかったような。第二部の舞台の両脇に白いブラインドのようなものをたらし、映像を写していましたが、なくてもよかったような・・・。
やっぱり生のオーケストラはいいですねぇ。
もっと聞きたいです。でもバレエとオーケストラの両方は財政的にちょっと無理なので、適当に選んで行くしかないわねぇ。
明日は新国立バレエ団の『パゴタの王子』を見に行きます♪
『パゴダの王子』@新国立劇場≪オペラパレス≫ ― 2011/11/06
昨日聞いたチェロの曲、「ロココ風の主題による変奏曲」をもう一度聞きたいと思ってアマゾンで調べていたら、ずっと前に買ったとのこと。
CDを調べてみると・・・ありました。
ロストロボービッチのチェロと小澤征爾が指揮するボストン交響楽団版でした。
アマゾンはすごいです。何年も前に買ったCDを覚えているんですね。でも同じ本を何回か重複して頼んでしまったことがあり、その時は教えてくれなかったわぁ。
昨日は前の方に座っていたので、あまりオーケストラを聞くにはいい席ではありませんでした。
ボストン交響楽団と音を比較するのもなんですよね。
ロストロボービッチのチェロのチェロは澄んだ深い音です。亡くなった後でも演奏を聞けるということは嬉しいことですね。
CDを調べてみると・・・ありました。
ロストロボービッチのチェロと小澤征爾が指揮するボストン交響楽団版でした。
アマゾンはすごいです。何年も前に買ったCDを覚えているんですね。でも同じ本を何回か重複して頼んでしまったことがあり、その時は教えてくれなかったわぁ。
昨日は前の方に座っていたので、あまりオーケストラを聞くにはいい席ではありませんでした。
ボストン交響楽団と音を比較するのもなんですよね。
ロストロボービッチのチェロのチェロは澄んだ深い音です。亡くなった後でも演奏を聞けるということは嬉しいことですね。

『パゴダの王子』は歌川国芳の絵からビントレーがインスピレーションを受けたそうです。
例えば・・・

とか

ちょっとちっちゃかったですか。
でも、お化けがいっぱいですから、小さい方がいいでしょう。気持ち悪いですから。
『パゴダの王子』の記事を見ていると、クラッシック音楽ファンの人必見(必聞か)とか書いてあります。イギリスの作曲家のベンジャミン・ブリテンの唯一のバレエ音楽だとか。
そういえばイギリスの作曲家って誰がいましたっけ。
ポール・マッカートニー・・・?
11月6日14時開演
<キャスト>
さくら姫:小野絢子 王子:福岡雄大
皇后エピーヌ:湯川麻美子 皇帝:堀 登
北の王:八幡顕光 東の王:古川和則
西の王:マイレン・トレウバエフ 南の王:菅野英男
道化:吉本泰久
さて、『パゴタの王子』のお話を簡単に紹介しましょうか。
<第一幕>
菊の国には王子とお姫様がいたのですが、王子は幼い時にい亡くなりました。
実は王子は継母のエピーヌに魔法をかけられサラマンダーに変えられたのです。
数年が経ち、お姫様のさくら姫もお年頃。
継母はなんとかしてさくら姫をかたずけ、菊の国を乗っ取ろうと画策していました。
そこで四人の王を国賓として招き、もっとも条件のいい王のところにさくら姫を嫁がせようとします。
しかし、さくら姫はうんとはいいません。
そこに五人目の求婚者がやってきます。この王子はサラマンダーでした。
さくら姫は継母や四人の王に従うようよりもサラマンダーに身をゆだねることにしました。
<第二幕>
さくら姫はサラマンダーの国へと向かいます。
魔物や怪物が出てきて、さくら姫を襲います。
やっと着いたとかげの王国で姫は目隠しをされます。
現れたサラマンダーは彼女に自分が魔法をかけられたことを話します。
兄の思いを受け止め、さくら姫は父の元へと戻ります。
<第三幕>
さくら姫が宮廷に戻ってみると、王である父は幽閉されており、継母が権力を握っていました。
父を見たさくら姫は継母を責めます。継母は娘を捕えようとします。
その時、サラマンダーが現れ、自分の身の上に起こったことを暴露します。
継母は宮廷から追放され、サラマンダーは人間の姿に戻り、菊の国に平和が訪れます。

1989年にケネス・マクミランが振付をし再演した時は、姉妹の争いの話でした。
ビントレーは継母と子供の争いの話にしています。
お話の舞台が日本ですが、ファンタジーですので、色々な文化がチャンプルしてます。
日本のお化けや魚(タコの衣装には笑っちゃいました)が出たと思ったら、何故かバリ風に変わり、ガムランの音が聞こえてきます。このガムラン、西洋の打楽器で表しています。
衣装も着物風。本当の着物では踊れませんから。
舞台なども今までよりも凝っていました。
おもちゃ箱を覗くような楽しい簡単な筋のバレエですが、純粋なバレエを見るという感じではないです。
日本のバレエ団だからいいようなものの、これ外国のバレエ団がやるかしら?
そういえば英国ロイヤルバレエ団がDVD出してますね。ビントレーと比べてみるのもいいかも。
歌川国芳展が12月17日から六本木の森アーツセンターギャラリーで行われるようです。おもしろそうなので行こうかと思っています。
三浦しをん 『舟を編む』 ― 2011/11/08

三浦しをんさんの新刊です。
一見地味な装幀ですが、カバーをとると、漫画が・・・。
一見地味な装幀ですが、カバーをとると、漫画が・・・。

時代の流れですか、こういう漫画を使った表紙というのは。
読みながら登場人物をイメージする楽しさってあると思うのですが、こういう風に漫画で描かれちゃうと想像できなくてつまりませんわ。
でも、本を開けると、専門用語ではなんていうんでしょうか、題名が書いてあるページがあり、これがいいんです。

今までの本で題名をカラーで描いてあるのって見たことないような気がします。
変った題名なので、一体何の本なのかと思うでしょう。
「辞書は、言葉の海を渡る舟だ」ということで、「海を渡るにふさわしい舟を編む」、玄武書房という出版社の辞書編集部のお話です。
この頃、漢字が危うい時には電子辞書ばかり引いています。紙の辞書は英和辞書以外は引いてません。電子辞書では流し読みをすることができないので、英語の例文を探す時に面倒で困りますから、紙の辞書になるのです。随時三冊ぐらい英和辞書を身近に置いています。
出てくる例文もそれぞれ違い、おもしろいなと思うこともありました。
でも、それ以上は考えたことがありませんでした。
辞書編集に人生をかけている荒木は、最後の大仕事―『大渡海』の編纂―を為し遂げるべく、自分の定年後の後継者探しをします。
白羽の矢が立ったのは、第一営業部の入社三年目の馬締光也。
彼は今時珍しい人です。彼の趣味が「エスカレーターに乗るひとを見ること」。
彼は大学入学から十年間、早雲荘という古い木造二階建ての下宿に住んでいます。住人は大家さんのタケおばあさんと猫のトラさんだけ。本が多いので、下宿人が自分だけだというのをいいことに、一階にある部屋をすべて書庫がわりにしています。そのためタケばあさんは二階に追いやられてしまいました。
彼の彼の食糧はもっぱら「ヌッポロ一番 しょうゆ味」。
これだけ読むと、なんとも不思議な時代錯誤の男だということがわかるでしょう。
この馬締君が辞書編集部に異動してから、辞書編纂にかかげる情熱はすごいものです。
一冊の辞書ができるまで、どれほどの労力がかかっているのか、この本を読むまで考えたことがありませんでした。
聞き覚えのない言葉をさっちすると、すかさず用例採集カードに書き取り、書かれた言葉が既存の辞書に載っているのかどうかチェックし、印を入れていき、後で自分たちの辞書に載せるかどうか判断します。
載せる言葉を吟味した後は、その道の権威に用語の意味を書いてもらい、送られてきた原稿をチェックし、文字数がオーバーしていた場合は修正します。
そして・・・。
まあ、この後も色々とあるんですが、大変な作業なので割愛させていただきます。
詳しくは本を読んでね、ということで。
そうそう、実際の編集者の人のブログで今は用例採集カードなんて使ってないということです。一昔前の辞書編纂のお話なのだそうです。
言葉って何語あるのか、確実に知る方法ってないですよね。
どんどん新しい言葉ができ、使われていない言葉も増えていくし・・・。
辞書編纂は終わりのない仕事です。辞書が完成した時から改訂作業の始まりだなんて。考えるだけでクラクラしちゃいます。
もちろん三浦さんの本ですから、真面目くさったもんじゃありません。
そこはかとないユーモアがきいていますから、読みやすいですよ。
そうそう、【愛】についての語釈、なるほどと思いました。【愛】は異性愛のみではありませんものね。
言葉をもっと大事にしなくちゃと思いました。
最後に、気に入った言葉を載せておきます。
「記憶とは言葉なのだそうです。香りや味や音をきっかけに、古い記憶が呼び起されることがありますが、それはすなわち、曖昧に眠っていたものを言語化するということです」
奥田英朗 『我が家の問題』 ― 2011/11/10

ごく普通のどんな家庭にも起こりうる(かな?)問題をユーモラスに書いたのが、この本です。
どの話にも突っ込みを入れたくなりました。
「甘い生活?」
新婚なのに帰宅拒否症に陥った夫の話。
完璧な家庭を作ろうとする妻に辟易する夫の姿が笑いを誘います。
家に帰ると心づくしの完璧な料理が食卓にのっているのに、それが嫌ということってあるのかしら?
好きで一緒に暮らし始めたのに、一人の時間が欲しいと思ったりもするのかしら?
だったら結婚するなよと言いたくもなりますが、一人が長いと自分のペースが決まっていて、そのペースを変えたくないのよね。
相手がきちっとしていたらなおさら嫌になるんでしょうね。
そういえば、夫の同僚の家では、旦那さんが帰宅するまで奥さんが夕食も食べずに待っているんですって。それが嫌だと言ってたそうです。
私は、もちろん、先に食べてます。帰宅がもっと遅くなるときは、サッサと先に寝ています。
同僚の奥さんは家庭の主婦で、私は働いています。私が主婦でも、先に食べて、寝てるでしょう。
性格の違いでしょうか?
「バズバンド」
バッティングセンターに通い始めた夫は、どうやら仕事ができないらしい。
そういう夫を気遣う妻のお話。
普通夫が仕事ができるかどうかなんて心配する?
彼女は夫においしいお弁当を持たせることにします。
まず彼女が考えたのは、お弁当のコンセプト。(お弁当のコンセプトなんか考える?)
「頑張っている感」を出さない。かといって手抜きにも見せない。「主婦が忙しい朝の時間をやりくりして効率よく作った、栄養価があって愛情のこもった弁当」
あの~、普通の主婦ってこんなこと考えて、弁当作っているんですかぁ?
家は弁当なんて面倒で作りません。前に自分のためにおにぎりを握っていたら、夫も欲しがって困りました。2個作るのが5個になったら面倒じゃないですか。今は職場の食堂で食べてくれるので楽になりました。
私って冷たい?
「里帰り」
夫の故郷は北海道。一方妻の故郷は名古屋。
結婚して初めての里帰りに、両方の家に行かなくてはならなくなり、北海道から名古屋へ移動する二人。
湧いてきた疑問。どこの家もこんなことやっているのかしら?
家は夫は東京出身だから、たまに実家にお邪魔するだけでいいので助かっています。
北海道にも2~3年に一回しか行きません。
少ないかしら?
「妻とマラソン」
夫が作家で、本が売れたため一躍有名人になってしまいます。
この頃、妻は一人でランニングをしています。距離もだんだんと伸びていくようです。何故、妻はランニングをするのかと気にする夫。
「女は生活レベルが同じ人同志じゃないと付き合わない」らしい。
前に仲のよかった人たちとは今は付き合っていないようです。
妻がランニングを始めたのは、そのせい?
夫の稼ぎがよく仕事をしていない妻って、私には羨ましく思うのですが、そうでもないのかしら?
やっぱり「隣の芝生は青くみえる」なのかな。
毎日毎日忙しくしていても、何もいいことないような気がしています。
一度でいいから主婦やりたいと思う私です。
そういえば、60歳を過ぎた年上の友達がいるのですが、彼女とこの前会った時に言っていました。
中学校の同窓会があり、そこで夏休みに夫と二人でフランスに行って来たという話をしたら、「ずいぶん仲がいいのね」と驚かれたそうです。同級生は夫婦で旅行なんかしないそうです。
妻が家にいる時は、夫は外に出かけ、妻が出かけると、夫は家でゆっくりするようにしているそうです。
20人ぐらいいた人たちがほぼ全員そう言ったそうです。
国立大学かなんかの付属中学校の同窓会なので、みなさん一流企業で働いていたり、そういう企業で働いている夫を持っている方々だとか。
私の知り合いは夫婦で旅行に行っている人が多いんですが、世代の差なんでしょうかね。
団塊の世代って男女同権とか言ってなかったでしたっけ?
家は弁当なんて面倒で作りません。前に自分のためにおにぎりを握っていたら、夫も欲しがって困りました。2個作るのが5個になったら面倒じゃないですか。今は職場の食堂で食べてくれるので楽になりました。
私って冷たい?
「里帰り」
夫の故郷は北海道。一方妻の故郷は名古屋。
結婚して初めての里帰りに、両方の家に行かなくてはならなくなり、北海道から名古屋へ移動する二人。
湧いてきた疑問。どこの家もこんなことやっているのかしら?
家は夫は東京出身だから、たまに実家にお邪魔するだけでいいので助かっています。
北海道にも2~3年に一回しか行きません。
少ないかしら?
「妻とマラソン」
夫が作家で、本が売れたため一躍有名人になってしまいます。
この頃、妻は一人でランニングをしています。距離もだんだんと伸びていくようです。何故、妻はランニングをするのかと気にする夫。
「女は生活レベルが同じ人同志じゃないと付き合わない」らしい。
前に仲のよかった人たちとは今は付き合っていないようです。
妻がランニングを始めたのは、そのせい?
夫の稼ぎがよく仕事をしていない妻って、私には羨ましく思うのですが、そうでもないのかしら?
やっぱり「隣の芝生は青くみえる」なのかな。
毎日毎日忙しくしていても、何もいいことないような気がしています。
一度でいいから主婦やりたいと思う私です。
そういえば、60歳を過ぎた年上の友達がいるのですが、彼女とこの前会った時に言っていました。
中学校の同窓会があり、そこで夏休みに夫と二人でフランスに行って来たという話をしたら、「ずいぶん仲がいいのね」と驚かれたそうです。同級生は夫婦で旅行なんかしないそうです。
妻が家にいる時は、夫は外に出かけ、妻が出かけると、夫は家でゆっくりするようにしているそうです。
20人ぐらいいた人たちがほぼ全員そう言ったそうです。
国立大学かなんかの付属中学校の同窓会なので、みなさん一流企業で働いていたり、そういう企業で働いている夫を持っている方々だとか。
私の知り合いは夫婦で旅行に行っている人が多いんですが、世代の差なんでしょうかね。
団塊の世代って男女同権とか言ってなかったでしたっけ?
宮部みゆき 『おそろし――三島屋変調百物語事始』 ― 2011/11/11

『あんじゅう』を先に読んでしまったので、何故おちかがふしぎ話を聞くようになったのかがわかっていませんでした。『おそろし』を読んで、やっとわかりました。
彼女が三島屋にお世話になるようになった理由も詳しく書かれています。
『おそろし』を読んでから『あんじゅう』を読むことをお勧めします。
表紙に曼珠沙華(彼岸花)が描かれています。
百物語の一番最初になる話は曼珠沙華にまつわる兄弟の話です。
曼珠沙華は不思議な花で、葉っぱは花が咲いている時にはなく、花が枯れると出てくるそうです。考えてみると、葉を見たことがないようです。きっと見ているのでしょうが、それが曼珠沙華の葉だと理解していないのでしょうね。
有毒植物なのだからでしょうか、墓地によく咲いているからでしょうか、不吉な花とされていますね。
私には花の赤色が血のように毒々しく見えます。何かバイアスがかかっているのかもしれませんね。
花ことばは「悲しい思い出・想うはあなた一人・また会う日を楽しみに」と別に変な意味はありません。
江戸物を読んでいると長屋の互助組合的な生活がうらやましくなりました。
今の日本人が失ってしまったものです。
子供の面倒を見てやったり、病気になって寝ていると看病してやり、孤児になった子供を引き取って本当の子供のように育てたり・・・。
庶民の中にあった知恵のようなものだったのでしょうね。
彼女が三島屋にお世話になるようになった理由も詳しく書かれています。
『おそろし』を読んでから『あんじゅう』を読むことをお勧めします。
表紙に曼珠沙華(彼岸花)が描かれています。
百物語の一番最初になる話は曼珠沙華にまつわる兄弟の話です。
曼珠沙華は不思議な花で、葉っぱは花が咲いている時にはなく、花が枯れると出てくるそうです。考えてみると、葉を見たことがないようです。きっと見ているのでしょうが、それが曼珠沙華の葉だと理解していないのでしょうね。
有毒植物なのだからでしょうか、墓地によく咲いているからでしょうか、不吉な花とされていますね。
私には花の赤色が血のように毒々しく見えます。何かバイアスがかかっているのかもしれませんね。
花ことばは「悲しい思い出・想うはあなた一人・また会う日を楽しみに」と別に変な意味はありません。
江戸物を読んでいると長屋の互助組合的な生活がうらやましくなりました。
今の日本人が失ってしまったものです。
子供の面倒を見てやったり、病気になって寝ていると看病してやり、孤児になった子供を引き取って本当の子供のように育てたり・・・。
庶民の中にあった知恵のようなものだったのでしょうね。
三上延 『ビブリア古書堂の事件手帖2~栞子さんと謎めく日常~』 ― 2011/11/13
ランチを前に行った荻窪のカレー屋「トマト」で食べようと出かけたのですが、開店の11時半を5分ほど過ぎて到着したのに、なんともう並んでいました。それも10人ぐらいも。
30分以上待ちそうなので止めて他のお店でパスタを食べたのですが、油っぽくて失敗でした。
ついでに大田黒公園に行ってみると、今まで以上に人が来ていました。みんな紅葉を見に来たのでしょうか。
30分以上待ちそうなので止めて他のお店でパスタを食べたのですが、油っぽくて失敗でした。
ついでに大田黒公園に行ってみると、今まで以上に人が来ていました。みんな紅葉を見に来たのでしょうか。

アラ、まだ緑色です。
おばあさんが二人、楽しそうにお弁当を食べていました。

ここの池にいる錦鯉は新潟の小千谷市のものだそうです。
入り口の休憩所の前に鯉の稚魚がいました。あんなに小さな稚魚がこんなに成長して大きくなるとは。

空には秋のうろこ雲が出ていました。暖かくても、季節は秋なんですね。

『ビブリア古書堂の事件手帖』の第二巻が発売されました。
表紙は相変わらず漫画です。
今回は店主の栞子さんの家族にまつわる謎が描かれています。
彼女って中学生の時から読書家で、アントニイ・バージェスの『時計じかけのオレンジ』の読書感想文なんか書いてます。
知らなかったのですが、『時計じかけのオレンジ』には2種類あるそうです。完全版とそうでない版が。
違いは最後の第21章があるかないかです。
私は完全版を読んだので、主人公のアレックスが悔悛して終わるので、なんだぁ~と思ったものです。
映画にもなっていて、スタンリー・キューブリックが監督し、音楽と映像がとっても印象的なものでした。
表紙は相変わらず漫画です。
今回は店主の栞子さんの家族にまつわる謎が描かれています。
彼女って中学生の時から読書家で、アントニイ・バージェスの『時計じかけのオレンジ』の読書感想文なんか書いてます。
知らなかったのですが、『時計じかけのオレンジ』には2種類あるそうです。完全版とそうでない版が。
違いは最後の第21章があるかないかです。
私は完全版を読んだので、主人公のアレックスが悔悛して終わるので、なんだぁ~と思ったものです。
映画にもなっていて、スタンリー・キューブリックが監督し、音楽と映像がとっても印象的なものでした。

過激な内容なので、暴力場面に影響されそうないい子は大人になってから見ましょうね。
今回でてくる本は、坂口三千代『クラクラ日記』と福田定一『名言随筆 サラリーマン』、足塚不二雄『UTOPIA 最後の世界大戦』と『時計じかけのオレンジ』の四冊です。
私は『時計じかけのオレンジ』しか読んだことがありません。読んでいなくても、あまり筋には影響しませんので、気にしないで読んでみてください。
次回で栞子さんの謎がはっきりしそうです。
今回でてくる本は、坂口三千代『クラクラ日記』と福田定一『名言随筆 サラリーマン』、足塚不二雄『UTOPIA 最後の世界大戦』と『時計じかけのオレンジ』の四冊です。
私は『時計じかけのオレンジ』しか読んだことがありません。読んでいなくても、あまり筋には影響しませんので、気にしないで読んでみてください。
次回で栞子さんの謎がはっきりしそうです。
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