芦沢央 『火のないところに煙は』2019/06/08


自分の趣味と違う本を読んでみようと思い、○○大賞とか○○賞いう文字に惹かれて、いくつか読んでいます。
2019年本屋大賞の本はこれで七冊目です。
後三冊は文庫本になってから気が向いたら読みますわ。
七冊中私的に一位は三浦しをんの『愛なき世界』です。
そういえば第6回高校生直木賞受賞作品は森見登美彦の『熱帯』です。
漫画の『One piece』を少し思わせる内容ですものね。


これは普通の本ではありませんでした。
なんとミステリ色のある怪談です。
小説家が「神楽坂を舞台に怪談を書きませんか」という依頼を受け、怪談を書き始めるという趣旨です。
六話あり一つ一つの話は無関係のように見えますが、最後に話はひとつにまとまっていきます。

ごめんなさい。
この本、面白く読めなかったです。
どの話も何を言いたいのかよくわからなかったし、全く怖さを感じなかったのです。
流石に「妄言」の女性は怖かったですが、それは怪談の怖さではなく、人格異常の怖さですものね。
そうか、一番怖いのは霊とかじゃなくて、生身の人間かぁ。
と一人で納得しています(笑)。

お口直しに。


弟はへそ天で寝ているのを見たことがないので、横寝の姿をお見せしましょう。
彼は毛布やクッションにもぐるのが好きなので、どういう姿で寝ているのかわからないのです。
この頃もぐり込むと暑いらしく、こういう風に寝ている姿が見えるようになりました。

などと思っていると、昨夜はトイレの上で寝ていました。
バッチイので抱きたくないわぁ(笑)。