秋川滝美 『ひとり旅日和 幸来る!』 ― 2024/01/30
太田愛さんの『未明の砦』が大藪春彦賞を受賞したそうです。
おめでとうございます。
とてもいい作品だと思いますので、興味のある方は是非読んでみてください。
『ひとり旅日和』も五作目になり、梶倉日和(ひより)ちゃんは28歳になりました。
今回は日和ちゃんが行った観光地を載せておきます。
というのも、今まで載せていなかったので、後からどこに行ったのか調べられなかったからです。
本を見直せばいいのでしょうが、図書館で借りているので、思い立ったらすぐにみられないのです。
第一話:能登
本を開いてびっくりしました。
日和ちゃんが最初に行ったのが、能登だったのです。
読んで驚きました。
この本は昨年の11月発売ですから、秋川さんは何気なく書いたのでしょうが。
「新しく造られるものがある一方で、景勝地が天災に見舞われて美しさを失うこともあるだろう」
この言葉そのもののことが起ってしまいましたね…。
一日目。
のと里山空港→のとじま水族館→海づりセンター→輪島
『のとじま水族館』はジンベイザメを飼育している水族館で、日和は日本全国のジンベイザメを飼育している水族館を制覇。
ちなみにジンベイザメがいるのは大阪の『海遊館』と沖縄の『美ら海水族館』、鹿児島の『いおワールドかごしま水族館』だそうです。
水族館前の食堂街でランチの刺身定食を平らげ、『海づりセンター』に行くと、断れなくて拉致され、釣りをする羽目になるが、1回でギブアップ。自分には向いていないと、餌を子どもにあげてしまうのには笑ってしまいました。
輪島の被害状況はニュースなどで伝えられているので、ここには載せません。
二日目。
朝市(ノドグロのひものとえがらまんじゅうを購入)→重蔵神社→輪島キリコ会館→輪島塗会館→白米千枚田→イカの駅つくモール
輪島塗会館は当面の間臨時休館だそうです。輪島塗業界復興のための募金を受け付けています。こちらをご覧下さい。
第二話:妙高
日和、仕事でありえない失敗をする。申し訳なくて休日返上したいが、みんなに気分を切り替えるために行ってこいと言われ、東北新幹線に乗る。
一日目。
春日山駅→上越埋蔵文化財センター(春日山城跡の「御城印」をゲット)→(春日山城跡)→春日山神社→高田駅→高田城三重櫓→雁木通り
知らなかったのですが、刺身盛り合わせの食べ方があるそうです。
左前から右、淡泊な白身から食べるということです。
第三話:村上・新潟
第二話からの続きです。
二日目。
強風のため笹川流れは中止。そのためまっすぐ新潟駅に行く。
高田駅→新潟駅ぽんしゅ館→村上駅→町屋通り→おしゃぎり会館
三日目。
村上駅→笹川流れ遊覧船→新潟駅ぽんしゅ館
ぽんしゅ館では新潟の酒の利き酒ができるようです。酒好きなら外せませんね。
でも、お酒の飲めないわたしには豚に真珠ですわwww。
酒飲みの梶倉家なので、お菓子のお土産が少なくて、残念です。
第四話:山口
日和の思い人、蓮斗が九州に転勤になるという。
たまに連絡を取るのだが、蓮斗は日和に何も言わない。
わたしは蓮斗にとって、それぐらいの人なのね。
このまま連絡が途絶えるのかと落ち込む日和は傷心旅行で山口に行くことにする。
一日目。
秋吉台(秋芳洞)→別府弁天池→松蔭神社→萩
二日目:
『はい!からっと横丁』は名前からは想像できませんが、遊園地だったそうで、昨年の10月で営業終了してしまったそうです。
三日目。
唐戸市場で寿司を食べる→秋吉台(秋芳洞)再チャレンジ
秋吉台の秋芳洞には大学生の時に行きました。
その時はワンゲル部で隠岐の島に行った帰りに、友人と二人でリュックを担ぎ、鳥取砂丘や松江、出雲、萩、津和野、秋吉台、京都などを回って帰って来ました。
若くて体力があったのね。
日和ちゃんは秋芳洞が暗くて怖くなり、途中で引き返してしまいましたが、そんなに暗かったかしら?
わたしたちは雨水が溜まっていた所を知り合いになった大学生たちといっしょに通ろうとしましたが、頭まで水に浸かりそうだったので、途中で引き返したのは覚えています。
今はもっと観光地化して、歩きやすくなっていると思うのですが。
まあ、得手不得手は人それぞれですからね。
でも日和ちゃんにはいいことがあって、羨ましいです。
このシリーズ、これで終わりでもいいぐらいです。
どこに行ったかは書きましたが、書かれていないことがいっぱいありますから、日和ちゃんの行く末を知りたかったら、是非読んでみてください。
最後に、被災地が一日も早く復旧・復興して、再び多くの観光客が能登を訪れることを心より願っています。
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