有吉京子 『SWAN ― 白鳥 3~14』2008/06/18

『SWAN』、おもしろかったです。
なんで発売当時に読まなかったのでしょう?読み終わるまで夢中になりました。

バレエでパートナーを組んでいる人達がすべて恋人だったり、夫婦だったりということはありえないのでしょうが。
バレリーナとして、一人の少女が成長していく様がよく描かれています。
なんと言っても、バレエの絵が美しいです。
この前、東京バレエ団の公演を観て、モダンがわからないと書いたのですが、この漫画の10巻目で疑問が解けました。

「古典バレエのムダな装飾をいっさい取りはらった 人間本来の「肉体」の線と美に モダンバレエのテーマがある」

「モダンバレエほどダンサーの個性や生の感情表現を必要とするものはない」

「自己の”本質”を表現するモダンバレエ」

古典とモダン、この両方を踊ることが如何に難しいことなのかが、よくわかりました。
新しい目でモダンを観てみることにします。
あ、でも買ってあるチケットは古典だわ・・・。