「ラヴ・ソング」を観る2008/11/25

このDVDは職場のアジアタレント好きのおばさんが貸してくれました。
もう一本あるんですが、ちょっと見る暇がないので、来週まで借りておくことにします。
1996年香港で作られたピーター・チャン監督作品です。

1986年、天津から香港にシウクワン(レオン・ライ)がやってきます。
彼は香港で金を貯めて、恋人のシャオティン(クリスティ・ヤン)を呼び寄せて結婚することを夢見ていました。
しかし、現実は厳しく、とりあえずおばさんの所に身をよせますが、いい仕事がありません。
広東語と英語が話せないので、仕事がないのです。

それからなんとか働き先を見つけ、香港にも慣れてきたシウクワンですが、初めて入ったマクドナルドで広州から来たレイキウ(マギー・チャン)と知り合います。
彼女は母親に家を建ててあげるため、いろいろな仕事をやっていました。
レイキウから香港で生きるためのすべをシウクワンは学びました。
そしていつしか二人は愛し合うことになります。

次の年、株の暴落のため、レイキウは貯金のほとんどを失い、実入りのいいマッサージ嬢の仕事を始めます。
この仕事に後ろめたさを感じているレイキウですが、シウクワンにはそれがわかりません。
彼は故郷の恋人に買ったブレスレットと同じものをレイキウに贈るのです。
彼の無神経さに耐えきれず、レイキウは去っていきます。

それからシウクワンは副料理長になり、シャオティンと香港で結婚式を挙げます。
披露宴にはマッサージ店のお客だったヤクザのボスの愛人になったレイキウがやってきます。
彼女は望み通りにお金持ちになっており、仕事をしたいというシャオティンに仕事を紹介し、なにかとシウクワン達の世話をしてくれるのでした。

ある日、二人で車に乗っていると、テレサ・テンの姿を見かけます。
シウクワンはジャケットにサインしてもらいます。
その姿を見ていたレイキウは心を抑えきれなくなり、二人は再び愛し合うのでした。
お互いに妻に、愛人に打ち明けることにしますが、ちょうどレイキウの愛人のパウは事件に巻き込まれ、しばらく姿を消すことになりました。
パウに真実を言えないレイキウは、彼と一緒に香港を去ることにします。

香港から去ったレイキウはいろいろな所を彷徨い、ニューヨークに辿り着きます。
シウクワンもシャオティンと別れた後、なんとニューヨークに来ていたのです。
さて、二人の運命は・・・。

10年という年月をかけて、互いに求め合う男女を描いた作品です。
なんと言ってもレイキウのたくましさには感心します。
やっぱり女は強い。
再び出会った後はどうなるんでしょうね。
愛するのは簡単でも、愛を継続させるのは難しいですものね。
こんなこと考えちゃあ、映画に夢中になれませんね、笑。