ローラ チャイルズ 『ブラッドオレンジ・ティーと秘密の小部屋』2008/12/17

コージー・ミステリ好きの私としては、いつも楽しみなシリーズです。
ちなみに、コージー・ミステリとは、文庫の中に入っていたチラシに書いてあったので紹介しますね。

「コージー(cozy)とは英語で「居心地がいい」という意味。ほとんどは女性向けに描かれたライト・ミステリで、謎解きに挑むのが素人探偵であること、田舎町などのごく狭いコミュニティのなかで事件が起こることなどが特徴。謎解きはもちろん、事件の合間に登場するお茶やお菓子、レシピも読みどころのひとつです」

その通り!
私なんか殺人事件よりでてくるお茶とお菓子に興味がありますから。
このシリーズはインディゴ・ティーショップのオーナー、セオドシア・ブラウニングの出てくるものです。
ティーショップを経営しているんですから、もちろん美味しそうなお茶とお菓子がでてきます。
今回のお茶会はある大物政治家のためのお茶会です。メニューは…。

一品目:クラブ・カロライナ(小さめのシューにカニ肉とグリュイエールチーズをたっぷり詰めたもの)
二品目:リンゴとレーズンのスープ。
三品目:ワイルドライスを詰めた鶏の胸肉。マスのアーモンド風味。どちらにも白ワインを使った本格的なヴルーテソースをかけ、ショウガ風味のインゲン・ソテーを添える。
アーモンド・スコーンとフルーツ・コンポートの盛り合わせ。クロテッド・クリームとレモンカードとジャムを添える。
四種類のデザート。タキシード・ブラウニー、チャールストン風クリームチーズ・クッキー、ホワイトフォッジ、チョコレート・リーフ

お茶会にこんなに食べて良いの?といいたくなるぐらいです。
あ、そうそう、殺人は寄付された元病院だったヴィクトリア朝様式の屋敷でコンサートが行われている時に起こります。
もちろんセオドシア達がケータリングをしていました。
そして、またまたセオドシアが事件を調べ始め…。
今回は彼女の愛犬アール・グレイが活躍します。

飲んでみたいお茶は、凍頂烏龍茶。桃のような風味があるそうです。
エンジェル・オークもよさそうです。
中国緑茶と茉莉花をブレンドし、バニラを効かせたお茶だそうです。
お茶でも買いに行こうかしら。