レニングラード国立バレエ 「ミハイロフスキー劇場ガラ」を観る ― 2009/01/23
1月21日(水)オーチャードホールで開かれたものです。
バレエ漫画の先駆けである『アラベスク』が好きだと、前に書いたことがありますが、その中に「せむしの子馬」が出てきました。
今回のガラにこの名を見つけ、どうしても見てみたくて、二日間連続ですが、バレエ鑑賞に行ってきました。
<第一部>
「眠りの森の美女」よりローズ・アダージョ・・・イリーナ・コシェレワ
「ばらの精」の代わりがこのローズ・アダージョでした。「ばらの精」見たかった・・・。
オーロラ姫の誕生日に四人の王子のプロポーズを受けて踊る「バラのアダージョ」。
クライマックス、ポアントで、アティチュードの姿勢を保ちながら、四人の王子と踊る部分ですが、今まで見たものは一度王子の手を離して、その手を上に上げ、次の王子の手をとるのですが、今回は何故か手は上がらず。
調子が悪かったのでしょうか?それとも苦手なのかしら?
「人形の精」より・・・サビーナ・ヤパーロワ
ヴャチェスラフ・チュチューキン
マクシム・ボドショーノフ
真夜中に踊りだす人形たち。人形の精とピエロ2人。とってもかわいらしい踊りです。
「ロミオとジュリエット」よりバルコニーの場面
イリーナ・ペレン
アンドレイ・マスロボエフ
私はこういう感情の高まりを表した踊りが好きです。
10代のロミオとジュリエットが互いの気持ちを確かめ合う場面です。
イリーナとアンドレイは10代の初々しい少年少女には見えませんでしたが、それでも二人の歓喜の様子が、情緒豊かに踊られていました。
「せむしの仔馬」より”海と真珠の踊り”
アンナ・クリギナ
ウリア・チーカ
アンドレイ・ヤフニューク
一番見たかったはずなのに、時間が経ってしまうと、記憶が・・・。
いえいえ三人のからむ場面がきれいでした(たぶん)。
「ドン・キホーテ」よりグラン・パ・ド・ドゥ
オクサーナ・シェスタコワ
ミハイル・シヴァコフ
シェスタコワは軽々とむずかしい技をきめています。
でも、地味に見えてしまいます。
彼女は古典バレエが得意なのでしょうか?
どうしてもボリショイと比べてしまいます。
レニングラードは上品なドンキですね。
やっぱりダイナミックなドンキの方が私にはいいです。
<第2部>
「ムーア人のパヴァーヌ」・・・ファルフ・ルジマトフ
イリーナ・ペレン
アンナ・ノボショーロワ
アンドレイ・カシャネンコ
芸術監督をしているファルフ・ルジマトフが出演しています。
彼は現役のダンサーでもあるんですね。
彼が出てくると、客席の拍手がすごい!
もはや王子をやる年齢ではないのですが、こういう演目をすると、やはり目立ちます。
シェークスピアの「オテロ」がモチーフ。
2組のカップルが登場し、夫が妻を疑い、殺すまでの悲劇を描いています。
こういう劇的なダンスは、私は大好きです。
<第3部>
「エスメラルダ」・・・エカテリーナ・ボルチェンコ
ニコライ・コリパエフ
初めて見たので、話がわからず、何故タンバリンを持った女性が目を伏せているのかと思っていたら、好きな人に婚約者がいることがわかり、失意の中で踊っていたのね。
「スパルタクス」よりアダージョ・・・イリーナ・ペレン
マラト・シェミウノフ
「スパルタクス」も初めてです。
スパルタクスとワレーリアの再会のアダージョは、アクロバティックな極めて難易度の高いリフトと、それを感じさせない叙情あふれる踊り。
シェミウノフは190cmぐらいも身長があるので、難なくリフトしていました。
ペレンは叙情的な演目が得意そうです。これからも彼女に注目していこうと思います。
「スパルタクス」は、なんとしても全幕観たいです。
「アダージェット」・・・ファルフ・ルジマトフ
マーラーの曲にあわせ、ルジマトフが踊りました。彼は現在45歳。素敵ですね。彼の若い頃を観たかったと思います。
「海賊」第3幕より花園の場&第2幕より
メドーラ:オクサーナ・シェスタコワ
ダリア・エリマコワ
エカテリーナ・ボルチェンコ
アリ:アントン・プローム
ヴャチェスラフ・チュチューキン
アレクサンドル・オマール
なんでそれぞれ三人の名前が書いてあるのかしらと思っていたら、三人が次々と出てきて踊り、私には誰が誰だかわからなくなってきました。
すると、あれ!ルジマトフが青い衣装を着て踊るではありませんか(写真)。観客大喜び!
ガラはルジマトフのためにあるようなもんですね。(どうもレニングラードの男性ダンサーは華がないようです。頑張れ!)
最後のカーテンコールも、ルジマトフが出ると、拍手が違います。
人気があるんですねぇ。
昨日の「コルプの世界」とは違い、コンテンポラリーが少なかったので、私にはわかりやすいかったです。
オーケストラの演奏はテープより何倍もいいですね。
私は踊り以上に音楽が好きなようです。
これでクラシックコンサートにも行くようになったら・・・。ちょっと恐ろしいです。
バレエ漫画の先駆けである『アラベスク』が好きだと、前に書いたことがありますが、その中に「せむしの子馬」が出てきました。
今回のガラにこの名を見つけ、どうしても見てみたくて、二日間連続ですが、バレエ鑑賞に行ってきました。
<第一部>
「眠りの森の美女」よりローズ・アダージョ・・・イリーナ・コシェレワ
「ばらの精」の代わりがこのローズ・アダージョでした。「ばらの精」見たかった・・・。
オーロラ姫の誕生日に四人の王子のプロポーズを受けて踊る「バラのアダージョ」。
クライマックス、ポアントで、アティチュードの姿勢を保ちながら、四人の王子と踊る部分ですが、今まで見たものは一度王子の手を離して、その手を上に上げ、次の王子の手をとるのですが、今回は何故か手は上がらず。
調子が悪かったのでしょうか?それとも苦手なのかしら?
「人形の精」より・・・サビーナ・ヤパーロワ
ヴャチェスラフ・チュチューキン
マクシム・ボドショーノフ
真夜中に踊りだす人形たち。人形の精とピエロ2人。とってもかわいらしい踊りです。
「ロミオとジュリエット」よりバルコニーの場面
イリーナ・ペレン
アンドレイ・マスロボエフ
私はこういう感情の高まりを表した踊りが好きです。
10代のロミオとジュリエットが互いの気持ちを確かめ合う場面です。
イリーナとアンドレイは10代の初々しい少年少女には見えませんでしたが、それでも二人の歓喜の様子が、情緒豊かに踊られていました。
「せむしの仔馬」より”海と真珠の踊り”
アンナ・クリギナ
ウリア・チーカ
アンドレイ・ヤフニューク
一番見たかったはずなのに、時間が経ってしまうと、記憶が・・・。
いえいえ三人のからむ場面がきれいでした(たぶん)。
「ドン・キホーテ」よりグラン・パ・ド・ドゥ
オクサーナ・シェスタコワ
ミハイル・シヴァコフ
シェスタコワは軽々とむずかしい技をきめています。
でも、地味に見えてしまいます。
彼女は古典バレエが得意なのでしょうか?
どうしてもボリショイと比べてしまいます。
レニングラードは上品なドンキですね。
やっぱりダイナミックなドンキの方が私にはいいです。
<第2部>
「ムーア人のパヴァーヌ」・・・ファルフ・ルジマトフ
イリーナ・ペレン
アンナ・ノボショーロワ
アンドレイ・カシャネンコ
芸術監督をしているファルフ・ルジマトフが出演しています。
彼は現役のダンサーでもあるんですね。
彼が出てくると、客席の拍手がすごい!
もはや王子をやる年齢ではないのですが、こういう演目をすると、やはり目立ちます。
シェークスピアの「オテロ」がモチーフ。
2組のカップルが登場し、夫が妻を疑い、殺すまでの悲劇を描いています。
こういう劇的なダンスは、私は大好きです。
<第3部>
「エスメラルダ」・・・エカテリーナ・ボルチェンコ
ニコライ・コリパエフ
初めて見たので、話がわからず、何故タンバリンを持った女性が目を伏せているのかと思っていたら、好きな人に婚約者がいることがわかり、失意の中で踊っていたのね。
「スパルタクス」よりアダージョ・・・イリーナ・ペレン
マラト・シェミウノフ
「スパルタクス」も初めてです。
スパルタクスとワレーリアの再会のアダージョは、アクロバティックな極めて難易度の高いリフトと、それを感じさせない叙情あふれる踊り。
シェミウノフは190cmぐらいも身長があるので、難なくリフトしていました。
ペレンは叙情的な演目が得意そうです。これからも彼女に注目していこうと思います。
「スパルタクス」は、なんとしても全幕観たいです。
「アダージェット」・・・ファルフ・ルジマトフ
マーラーの曲にあわせ、ルジマトフが踊りました。彼は現在45歳。素敵ですね。彼の若い頃を観たかったと思います。
「海賊」第3幕より花園の場&第2幕より
メドーラ:オクサーナ・シェスタコワ
ダリア・エリマコワ
エカテリーナ・ボルチェンコ
アリ:アントン・プローム
ヴャチェスラフ・チュチューキン
アレクサンドル・オマール
なんでそれぞれ三人の名前が書いてあるのかしらと思っていたら、三人が次々と出てきて踊り、私には誰が誰だかわからなくなってきました。
すると、あれ!ルジマトフが青い衣装を着て踊るではありませんか(写真)。観客大喜び!
ガラはルジマトフのためにあるようなもんですね。(どうもレニングラードの男性ダンサーは華がないようです。頑張れ!)
最後のカーテンコールも、ルジマトフが出ると、拍手が違います。
人気があるんですねぇ。
昨日の「コルプの世界」とは違い、コンテンポラリーが少なかったので、私にはわかりやすいかったです。
オーケストラの演奏はテープより何倍もいいですね。
私は踊り以上に音楽が好きなようです。
これでクラシックコンサートにも行くようになったら・・・。ちょっと恐ろしいです。
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